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株式会社ウチヤマホールディングス (6059)

株式会社ウチヤマホールディングスは、介護、カラオケ、飲食、不動産、その他(外国人材支援等)の多角的な事業を展開する持株会社である。主力は介護事業で、福岡県北九州市を中心に全国118ヶ所197事業所を展開する。介護保険制度に基づくサービスを提供し、入居一時金を受領しない料金形態で差別化を図り、稼働率向上を推進する。介護施設の新規開設は公募が主で、賃借方式を優先し設備投資リスクを軽減する。高齢者人口増加を成長ドライバーとし、年間200床開設を目標とする。カラオケ事業は「コロッケ倶楽部」を67店舗展開し、幅広い顧客層を取り込む。人材育成とM&Aも成長戦略に含む。 [本社]福岡県北九州市小倉北区 [創業]1971年 [上場]2012年

株式会社ウチヤマホールディングスは、持株会社として介護、カラオケ、飲食、不動産、その他(職業訓練、特定技能外国人材支援、有料職業紹介)の5つの事業を展開する。

1. 事業概要と競争優位性

主力は介護事業であり、連結子会社である株式会社さわやか倶楽部が福岡県北九州市を中心に全国118ヶ所197事業所を展開する。有料老人ホーム、グループホーム、デイサービス、訪問看護等、多角的な介護サービスを提供する。これらのサービスは主に介護保険法に基づき提供され、入居一時金を受領しない料金形態を採用することで、他社との差別化と施設稼働率の向上を図る。介護施設の新規開設は地方自治体の公募に応募する形態が主であり、多額の設備投資を要するため、家主が建設する施設を賃借する方式を優先する。自社開発施設は一定の稼働率を確保した段階で特別目的会社(SPC)へ売却し、賃借方式に切り替えることで設備投資リスクを軽減する。専門性を持つ従業員育成のため、「排泄ケア専門士」「認知症ケアリーダー」「ケアクリエイター」の社内認定資格制度を導入し、サービス品質の向上と職員の負担軽減を図る。

カラオケ事業は「コロッケ倶楽部」の屋号で67店舗を福岡県中心に全国展開し、年中無休、24時間営業、ランチとカラオケのセット提供、飲食比率向上等により幅広い顧客層を取り込む。飲食事業は九州各県を中心に10店舗を展開し、複数の店舗形態で顧客層を拡大する。不動産事業は賃貸マンションの賃貸・管理、不動産売買・仲介を行う。その他事業では、インドネシアでの職業訓練校運営や特定技能外国人材支援、有料職業紹介事業を展開する。

競争優位性としては、介護事業における入居一時金を受領しない料金形態による差別化と稼働率向上、多角的な介護サービス提供と専門人材育成によるサービス品質の高さが挙げられる。介護施設の賃借方式やセールアンドリースバックによる設備投資負担の軽減は、財務リスクを抑制する。介護、カラオケ、飲食、不動産、外国人材支援といった多角的な事業ポートフォリオは、リスク分散と顧客回流促進によるシナジー創出に寄与する。

2. 沿革ハイライト

当社グループは1971年に不動産事業で創業した。1991年にカラオケ事業、1995年に飲食事業、2003年に介護事業に参入し、事業の多角化を進める。2006年10月、持株会社である株式会社ウチヤマホールディングスを設立した。介護事業は2007年秋田県で初の介護付ホームを開所以降、全国展開を推進。カラオケ事業も全国に店舗を展開した。2012年4月にJASDAQ市場に上場し、2014年9月には東京証券取引所市場第一部に指定された。2018年にはインドネシアで職業訓練校を設立し、海外展開も開始する。2025年1月には、株式会社さわやか倶楽部が株式会社ボナーを吸収合併した。

3. 収益・成長

主要な成長ドライバーは、日本における高齢者人口の増加である。65歳以上の高齢者数は2025年には約3,657万人、2042年には約3,878万人となることが予測され、介護事業の市場拡大が期待される。中期経営戦略では、介護事業において年間200床の開設を目標とし、全国展開を推進する。介護事業を中心にM&A等の情報収集に努め、積極的に取り組む方針を示す。IT化による介護負担の軽減や、介護ロボット等のテクノロジーを活用した業務改善・効率化も成長に寄与する。カラオケ事業では、アプリ会員や65歳以上のゴールドメンバーを積極的に募集し、リピート率の向上に努める。全国展開を進捗させることで企業の認知度向上を図る。飲食事業では既存店の店舗力強化に注力し、サービスや商品の強化、顧客の回流促進により収益向上を目指す。その他事業では、特定技能外国人材支援や有料職業紹介事業、インドネシアでの職業訓練事業といった新市場への参入も成長機会となる。

直近の売上高は29,105,853千円(2025年3月期)、営業利益は208,513千円(同)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,051,278千円(同)を計上した。営業キャッシュフローは254,625千円(同)、投資キャッシュフローは1,738,941千円(同)であった。

4. 財務健全性

当社グループは、介護施設の新規開設に多額の設備投資が必要となるため、家主が建設する施設を賃借する方式を優先し、自社開発施設は一定の稼働率を確保した段階でSPCへ売却し賃借方式に切り替えることで、設備投資負担を軽減する財務戦略を採用する。

直近の総資産は31,060,604千円(2025年3月期)、純資産は14,242,203千円(同)であった。有利子負債は12,618,288千円(同)であり、現金及び現金同等物は10,984,263千円(同)を保有する。

5. 株主還元

当社グループは、安定的な株主還元を重視する。直近の年間配当金は1株当たり10.0円(2025年3月期)を実施した。自己株式は2,161,100株(2025年3月期)を保有する。

6. 注目ポイント

当社グループの最大の注目ポイントは、日本社会の高齢化を背景とした介護事業の持続的な成長性である。年間200床の開設目標とM&A戦略により、市場拡大を積極的に取り込む方針を示す。入居一時金を受領しない料金形態や専門人材育成によるサービス品質の差別化は、競争激化が予想される介護市場において優位性を確立する要素となる。介護施設の賃借方式やセールアンドリースバックによる設備投資負担の抑制は、成長投資と財務健全性の両立を図る上で重要である。カラオケ、飲食、不動産、外国人材支援といった多角的な事業ポートフォリオは、介護事業のリスクを分散し、グループ全体の安定性を高める。

一方で、介護事業における総量規制や公募による新規開設の不確実性、有資格者・人員確保の課題、カラオケ・飲食事業における競争激化とコスト上昇は、今後の事業運営におけるリスク要因として認識する必要がある。介護保険制度の改定動向や、地域関係機関との連携、風評リスクへの対応も継続的な課題となる。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W2FD | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
8.2B 3.6倍 0.5倍 0.0% 377.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 29.1B 28.8B 26.9B
営業利益 209M 589M -799M
純利益 2.1B 214M -401M
EPS 105.8 11.1 -20.7
BPS 734.6 638.5 634.3

大株主

株主名持株比率
内山 文治0.44%
内山 孝子0.04%
ウチヤマホールディングス取引先持株会0.03%
ウチヤマホールディングス従業員持株会0.03%
株式会社第一興商0.03%
株式会社エクシング0.02%
サントリー株式会社0.01%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.01%
西中国信用金庫0.01%
福岡ひびき信用金庫0.00%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-02-19内山 文治 44.07%+0.16%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-09TDNetその他ウチヤマHDサイバーセキュリティインシデントに関するお知らせ388-0.26%
2026-03-02TDNetその他ウチヤマHD2026年3月期対前年比較月次速報402-2.99%
2026-03-02TDNet資本政策ウチヤマHD第三者割当による第2回及び第3回新株予約権(行使価額修正型新株予約権への転換権付)の月間行使状況に関402-2.99%
2026-02-10TDNet人事ウチヤマHD代表取締役会長の逝去及び異動に関するお知らせ400+1.75%
2026-02-10TDNetその他ウチヤマHD主要株主および主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ400+1.75%
2026-02-03TDNetその他ウチヤマHD2026年3月期対前年比較月次速報398+0.25%
2026-02-03TDNet資本政策ウチヤマHD第三者割当による第2回及び第3回新株予約権(行使価額修正型新株予約権への転換権付)の月間行使状況に関398+0.25%
2026-01-06TDNet資本政策ウチヤマHD第三者割当による第2回及び第3回新株予約権(行使価額修正型新株予約権への転換権付)の月間行使状況に関381+0.26%
2026-01-06TDNetその他ウチヤマHD2026年3月期対前年比較月次速報381+0.26%
2025-12-01TDNetその他ウチヤマHD2026年3月期対前年比較月次速報382-2.62%
2025-12-01TDNet資本政策ウチヤマHD第三者割当による第2回及び第3回新株予約権(行使価額修正型新株予約権への転換権付)の月間行使状況に関382-2.62%
2025-11-05TDNetその他ウチヤマHD2026年3月期対前年比較月次速報348+2.59%
2025-11-05TDNet資本政策ウチヤマHD第三者割当による第2回及び第3回新株予約権(行使価額修正型新株予約権への転換権付)の月間行使状況に関348+2.59%
2025-10-02TDNetその他ウチヤマHD2026年3月期対前年比較月次速報334+0.60%
2025-10-02TDNet資本政策ウチヤマHD第三者割当による第2回及び第3回新株予約権(行使価額修正型新株予約権への転換権付)の月間行使状況に関334+0.60%
2025-09-01TDNetその他ウチヤマHD2026年3月期対前年比較月次速報327-0.31%
2025-09-01TDNet資本政策ウチヤマHD第三者割当による第2回及び第3回新株予約権(行使価額修正型新株予約権への転換権付)の月間行使状況に関327-0.31%
2025-08-04TDNetその他ウチヤマHD2026年3月期対前年比較月次速報307+0.98%
2025-08-04TDNet資本政策ウチヤマHD第三者割当による第2回及び第3回新株予約権(行使価額修正型新株予約権への転換権付)の月間行使状況に関307+0.98%
2025-07-03TDNetその他ウチヤマHD2026年3月期対前年比較月次速報311-0.32%