オークマは、NC旋盤、マシニングセンタ、複合加工機、NC研削盤等の工作機械の製造・販売を主力とし、アフターサービスまで一体で提供する。日本では本体が製造・販売・アフターサービスを担い、部品加工、組立、据付、機械設計、板金部品製造をグループ会社が補完する。海外では米州、欧州、アジア・パシフィックに販売・サービス拠点を配置し、中国、台湾を含むアジアでは製造機能も持つ。事業の中核概念は「総合ものづくりサービス」にあり、単体の工作機械販売にとどまらず、自社開発NC装置を搭載したスマートマシン、加工技術、自社工場で培ったスマートファクトリー構築ノウハウ、さらに工場全体の自動化や運営支援を含む「ものづくりDXソリューション」まで、顧客のものづくりライフサイクル全体を支援する。
最大の競争優位は、工作機械を制御するNC装置を自社開発する世界有数の総合工作機械メーカーという位置付けにある。1963年に自社製NC装置「OSP」の開発に成功して以来、機械とNC装置を一体で支える「トータルレスポンシビリティ」を継続し、「機電情知」の融合技術を蓄積してきた点が参入障壁として機能する。新世代CNC「OSP-P500」は、非切削時間削減、加工面品位向上、加工時間短縮、デジタルツイン、初心者向けのスマートOSP操作、強固なセキュリティ機能、環境対応機能「ECO suite plus」を備え、機械単体ではなく制御・情報・運用まで含めた差別化を実現する。自社工場「Dream Site」で新技術を実証し、顧客との共同実行でノウハウを蓄積する仕組みも強みとなる。ロボットシステム「ARMROID」、スマート加工セルコントローラ「smarTwinCELL」、移動式協働ロボット「OMR」など、自動化の導入障壁を下げる製品群も顧客囲い込みに資する。加えて、中期計画では強固な代理店網を活かした顧客基盤拡大を掲げており、販売網も競争力の源泉となる。市場シェアの具体的数値は提示テキスト内では確認できない。
工作機械需要は、日本、米州、欧州、中国を含むアジアの経済状況と設備投資需要に左右される。足元では労働人口減少、脱炭素化、サプライチェーン再編、地政学リスク対応が需要の方向性を規定しており、自動化・省人化、工程集約、製造拠点分散、経済安全保障対応が顧客の重要課題となる。会社は、こうした社会課題対応に伴う需要は中長期的に底堅いとみる一方、米国の関税政策、サプライチェーン混乱、為替変動、金融市場の不安定さを不透明要因として挙げる。米国では製造回帰や生産拠点再編に伴う設備投資進展を見込み、後半以降は半導体製造装置、航空宇宙、エネルギー関連の回復も期待する。2024年暦年の日工会受注総額は前年比0.1%減の1兆4,851億円とされ、本格回復は2025年以降に持ち越しとなるが、社会課題対応需要は堅調に推移する。
中期ビジョンでは、スマートマシンからスマートファクトリーソリューションを徹底強化しつつ、ものづくりDXソリューションの展開加速を基本戦略とする。成長の軸は、成長産業と強みの産業を広くカバーすること、そしてグローバル市場での拡大にある。象徴的な目標として海外売上高比率70%超の「グローバル70」を掲げる。中期経営計画2025では、①ものづくりDXソリューションの展開、②グローバル70の達成、③経営基盤の強化、④連結グループ全体での資本の最適化、⑤ESG経営の実践を基本方針とする。重点施策として、Green-Smart Machine、新CNC「OSP-P500」、5軸制御マシニングセンタ、複合加工機、スマート加工セル、「ものづくりコンサルティング」を展開し、アジア・インド市場への取組強化も進める。2030年度目標は連結売上高3,000億円、連結営業利益率15%以上、ROE13~15%とし、2025年度目標は連結売上高2,500億円、連結営業利益率13~15%、ROE・ROIC10%以上と設定する。研究開発面では、小型横形マシニングセンタ「MS-320H」、最大260本工具収納マガジン、AI加工診断機能、Green-Smart Machine、デジタルツイン、スマートOSP操作などを投入し、高付加価値化を進める。
主要リスクの第一は、工作機械需要が主要消費地域の景気と設備投資に連動する点にある。海外売上高比率が高く、海外景気悪化の影響を受けやすい。第二は、グローバル生産販売体制に伴うカントリーリスク、為替変動、移転価格税制、金利上昇、株価下落の影響。第三は、自然災害、疫病、資材調達難、海上運賃や原材料価格の上昇、情報システム障害やサイバー攻撃。特に本社機能と主要製造拠点が愛知・岐阜にあり、東海地震発生時の影響を会社は重要視する。
ガバナンス面では、中期経営計画2025の基本方針に「社会へ貢献するESG経営の実践」と「ガバナンスの強化」を明示する。経営基盤強化ではグローバル経営管理体制の強化、人的資本の強化・多様化、新人事制度の導入を進める。環境面では2030年度までに連結グループ全体のScope1、Scope2でカーボンニュートラル化達成を掲げる。株主還元方針は、安定した財務基盤と成長投資枠を確保しつつ、平均して総還元性向35%以上を実施する方針とし、フリーキャッシュフローの状況に応じて追加還元も柔軟に行う。取締役会構成や社外取締役比率などの詳細は提示テキスト内では確認できない。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 275.4B | 18.6倍 | 1.0倍 | 2.5% | 4,080.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 245.0B | 235.9B | 220.0B |
| 営業利益 | 19.0B | 15.5B | 14.0B |
| 純利益 | 13.0B | 12.6B | 10.0B |
| EPS | 219.3 | 208.0 | 165.2 |
| BPS | — | 4,133.7 | — |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.19% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.12% |
| 日本生命保険相互会社(常任代理人日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 0.07% |
| 株式会社三菱UFJ銀行 | 0.04% |
| STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.04% |
| 三井住友信託銀行株式会社(常任代理人株式会社日本カストディ銀行) | 0.03% |
| オークマ取引先持株会 | 0.03% |
| 岡谷鋼機株式会社 | 0.02% |
| オークマ共栄会 | 0.02% |
| オークマ従業員持株会 | 0.02% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2026-05-21 | 野村アセットマネジメント株式会社 | 9.21 | |
| 2026-01-26 | 野村證券株式会社 | 9.09 | |
| 2026-01-22 | 野村證券株式会社 | 10.32 | |
| 2026-01-19 | 野村證券株式会社 | 10.54 | |
| 2026-01-08 | 三井住友信託銀行株式会社 | 6.49 | |
| 2026-01-06 | 野村證券株式会社 | 10.0 | |
| 2026-01-05 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 5.54 | |
| 2025-12-01 | 野村證券株式会社 | 9.76 | |
| 2025-11-07 | 野村證券株式会社 | 10.71 | |
| 2025-09-19 | 三井住友信託銀行株式会社 | 8.16 | |
| 2025-09-01 | 野村證券株式会社 | 11.72 | |
| 2025-02-25 | 野村證券株式会社 | 10.58 | |
| 2024-11-20 | 野村證券株式会社 | 10.69 | |
| 2024-09-20 | 三井住友信託銀行株式会社 | 8.19 | |
| 2024-09-03 | 野村證券株式会社 | 10.06 | |
| 2024-07-29 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 6.52 | |
| 2024-07-18 | 野村證券株式会社 | 8.99 | |
| 2024-05-07 | 野村證券株式会社 | 8.3 | |
| 2024-03-22 | 野村證券株式会社 | 8.55 | |
| 2023-12-22 | 野村證券株式会社 | 8.0 |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-21 | TDNet | Holding change by 野村アセットマネジメント株式会社 | — | — | ||
| 2026-03-10 | TDNet | 自己株式の取得状況に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-03-10 | TDNet | buyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-02-10 | TDNet | buyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-02-10 | TDNet | 自己株式の取得状況に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-02-04 | TDNet | 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | — | — | ||
| 2026-02-04 | TDNet | earnings: 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | — | — | ||
| 2026-01-26 | TDNet | Holding change by 野村證券株式会社 | — | — | ||
| 2026-01-22 | TDNet | Holding change by 野村證券株式会社 | — | — | ||
| 2026-01-19 | TDNet | Holding change by 野村證券株式会社 | — | — | ||
| 2026-01-08 | TDNet | Holding change by 三井住友信託銀行株式会社 | — | — | ||
| 2026-01-06 | TDNet | Holding change by 野村證券株式会社 | — | — | ||
| 2026-01-05 | TDNet | Holding change by 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | — | — | ||
| 2025-12-17 | TDNet | 売出価格等の決定に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-12-09 | TDNet | 自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-12-09 | TDNet | 株式の売出しに関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-12-09 | TDNet | buyback: 自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-12-01 | TDNet | Holding change by 野村證券株式会社 | — | — | ||
| 2025-11-07 | TDNet | Holding change by 野村證券株式会社 | — | — | ||
| 2025-11-06 | TDNet | 2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結) | — | — |