Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

浜井産業株式会社 (6131)

浜井産業は、ラップ盤、ホブ盤、レンズ加工機等の精密工作機械を製造販売する。創業来の精密加工技術と品質重視を競争優位性とし、半導体ウエーハ、自動車部品、光学部品、歯車切削加工向けに高精度機械を提供する。中国に販売・サービス拠点を持ち、台湾、韓国、インド、北米市場での販売網・サービス体制構築を強化する。パワー半導体素材加工用ラップ盤やEV向け歯車加工用ホブ盤など、新製品開発で成長を図る。 [本社]栃木県足利市 [創業]1938年 [上場]1963年

1. 事業概要と競争優位性

浜井産業グループは、当社と連結子会社2社(哈邁机械商貿(上海)有限公司、ハマイエンジニアリング株式会社)で構成される。工作機械に関する単一事業分野を展開し、ラップ盤、ホブ盤、フライス盤、レンズ加工機、マシニングセンタ、その他の工作機械の製造販売を行う。主力製品のラップ盤は、半導体ウエーハ、ガラスハードディスク基板、水晶振動子、各種光学部品材料、自動車部品等の精密研磨加工に用いられる。ホブ盤は、自動車部品、減速機、電動工具、釣具、OA機器等の歯車切削加工に利用される。レンズ加工機は、デジタルカメラやカメラ付携帯電話向けレンズ加工に特化する。

競争優位性として、創業来の歯車製造機械づくりで培った「精密加工技術」と「高精度の加工機械」の提供能力が強みである。経営の基本方針として「ゆるぎない品質の精密機械で産業の発展に貢献する」ことを掲げ、「製品の品質重視」を重要な経営目標とする。品質が製品価値を高め収益力を強化する要であると認識し、出荷前品質チェックの厳格な励行や生産工程毎のチェックリスト活用により品質管理を徹底する。精密歯車加工機の製造技術や研磨機の加工ノウハウを活かした製品開発も競争力の源泉である。知的財産権保護のため「知的財産委員会」を設け、特許出願を促し、他社権利侵害防止に努める。

2. 沿革ハイライト

1938年1月、株式会社浜井機械器具製作所として設立され、工作機械の製造販売を開始する。1946年3月に浜井産業株式会社へ商号を変更する。1963年7月、東京証券取引所市場第二部に上場する。1969年10月には栃木県足利市に足利工場を新設し、1975年9月には本社工場を足利工場へ統合する。2012年2月、中国市場での販売・サービス強化のため、連結子会社である哈邁机械商貿(上海)有限公司を設立する。2022年4月、東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、市場第二部からスタンダード市場へ移行する。

3. 収益・成長

当社グループは、グローバル化の進展に対応し、既存の中国拠点に加え、台湾、韓国、インド市場を含むその他のアジア市場、および北米市場に確固たる販売網・サービス体制を築き、新規顧客開拓に積極的に取り組むことを中長期的な経営戦略とする。

成長ドライバーとして、主力製品のラップ盤では、半導体シリコンウエーハ加工用に加え、SiC(炭化ケイ素)、GaN(窒化ガリウム)等のパワー半導体ウエーハ、高放熱基材であるAlN(窒化アルミニウム)等の加工用製品の開発・販売に注力する。後工程の自動化対応や、自動装置付金属部品加工用ファイングラインディングマシンを自動車部品、ロボット関連部品加工用として提供する。ホブ盤では、加工対象物の自動脱着装置付新型ホブ盤を市場投入し、釣具関連部品、電動工具用歯車、各種減速機向歯車、EV向歯車加工用等の販売を強化する。新型ホブ盤の量産機を早期に市場投入し、新規顧客開拓に努める。研究開発活動として、半導体シリコンウエーハ用ラップ盤の機内定盤洗浄装置やリニューアル機の開発、CNC横型ホブ盤の米国市場向長尺ワーク専用機や高剛性仕様のDRY対応版の開発、金属部品加工用ファイングラインディングマシンのサイズアップ版開発などを推進する。適正な製品売価への見直しや原価低減諸施策の実施により、生産性向上と安定した収益確保、収益基盤の拡充を図る。収益基盤の強化を経営目標とし、自己資本比率40%以上を目指す。2024年3月期には31.5%と着実に積み上げを図る。

4. 財務健全性

2024年3月期末の自己資本比率は31.5%であり、経営目標である40%以上を目指し、収益の積み上げに重点的に取り組む。有利子負債は1,178,818千円、現金及び現金同等物は1,016,054千円である。複数の金融機関とのシンジケート・ローンには財務制限条項が付されており、抵触した場合の財務活動への影響リスクを認識し、財務体質の強化に努める。製造拠点集中(足利工場1ヵ所)による自然災害や部材調達困難リスクに対し、重要部品の内製化や調達先の分散化、サプライチェーン確保に取り組む。

5. 株主還元

「収益基盤の強化」を経営目標とし、業績・収益状況に対応した配当を実現する方針である。2024年3月期の年間配当は30.0円である。

6. 注目ポイント

創業来の精密加工技術と品質重視を基盤に、半導体、自動車(特にEV)、ロボット関連部品といった高成長分野向けに製品展開を強化する点が注目される。パワー半導体素材(SiC, GaN, AlN)加工用ラップ盤やEV向け歯車加工用ホブ盤の開発・販売は、今後の市場拡大を捉える成長ドライバーとなる。中国、台湾、韓国に加え、インドや北米市場への販売網・サービス体制の拡充は、グローバルでの事業拡大とリスク分散に寄与する。自己資本比率の目標達成に向けた収益力強化と財務体質改善の進捗が今後の経営課題となる。技術・ノウハウの若手社員への伝承や海外営業部門の人材強化は、持続的な成長を支える重要な要素である。

出典: 有価証券報告書 (2024-03) doc_id=S100TTUN | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 8.8B 6.9B 6.5B
営業利益 859M 604M
純利益 699M 641M 571M
EPS 216.1 196.0 171.9
BPS 1,013.9 819.1 635.4

大株主

株主名持株比率
株式会社FUJI0.10%
明治安田生命保険相互会社0.08%
浜井産業取引先持株会0.05%
株式会社みずほ銀行0.04%
武 藤 公 明0.03%
ファナック株式会社0.02%
JP JPMSE LUX RE UBS AG LONDON BRANCH EQ CO(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.02%
株式会社KMエンタプライズ0.02%
BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYMGCM CLIENT ACCTS M ILE FE(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.01%
株式会社トミタ0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-04-04東海東京証券株式会社 0.00%(7.93%)
2025-04-04明治安田生命保険相互会社 0.00%(7.10%)
2025-04-03株式会社Mint 0.27%--
2025-04-01株式会社フラクタル・ビジネス 3.93%(1.15%)
2025-03-28株式会社FUJI 9.27%--
2025-03-28株式会社FUJI 0.00%(9.27%)
2025-03-28株式会社Mint 79.82%--
2025-03-25株式会社Mint 79.82%+76.82%
2025-03-06東海東京証券株式会社 7.93%+3.93%
2024-12-16株式会社フラクタル・ビジネス 5.08%+2.08%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-04-04EDINET大量保有東海東京証券株式会社変更1,313+0.00%
2025-04-04EDINET大量保有明治安田生命保険相互会社変更1,313+0.00%
2025-04-03EDINET大量保有株式会社Mint大量保有 0.27%1,312+0.08%
2025-04-01EDINET大量保有株式会社フラクタル・ビジネス大量保有 3.93%1,312+0.00%
2025-03-28EDINET大量保有株式会社FUJI大量保有 9.27%1,312+0.00%
2025-03-28EDINET大量保有株式会社FUJI変更1,312+0.00%
2025-03-28EDINET大量保有株式会社Mint大量保有 79.82%1,312+0.00%
2025-03-25EDINET大量保有株式会社Mint大量保有 79.82%1,302+0.61%
2025-03-06EDINET大量保有東海東京証券株式会社大量保有 7.93%1,311+0.00%
2024-12-16EDINET大量保有株式会社フラクタル・ビジネス大量保有 5.08%