Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

旭ダイヤモンド工業株式会社 (6140)

旭ダイヤモンド工業は、電子・半導体、輸送機器、機械、石材・建設向けにダイヤモンド工具、CBN工具、砥石を製造販売する。国内外の製販拠点を通じて日本、アジア・オセアニア、欧州、北米、中米へ展開し、海外売上は地域別売上高のおよそ半分を占める。中計では電子・半導体向けへ資源集中し、Si、SiC、化合物半導体向け製品の拡販と高収益体制構築を進める。[本社]東京都中央区 [創業]1937年 [上場]1972年

1. 事業概要

旭ダイヤモンド工業グループは、電子・半導体業界、輸送機器業界、機械業界、石材・建設業界向けに、ダイヤモンド工具、CBN工具、砥石の製造・販売を手掛ける。事業セグメントは単一で、国内では当社が日本、アジア・オセアニア、欧州、北米へ販売し、山梨旭ダイヤモンド工業が当社へ製品供給を担い、是村旭ダイヤモンド工業が日本及びアジア・オセアニア向け販売を担う。海外では欧州、アジア・オセアニア、北米、中米に製造販売子会社と販売子会社を配置し、地域密着型の供給体制を構築する。連結地域別売上高のおよそ半分は海外向け売上にあり、グローバル展開が事業基盤の一角を占める。研究開発は研究部、国内工場の生産技術部、技術関連部門で構成する技術開発センターが営業部門と連携して推進し、基礎研究から地球環境や資源を視野に入れた応用開発まで幅広く取り組む。

2. 競争優位性

競争優位の源泉として、難加工材向け工具の開発力、用途別の製品群、グローバル供給網が挙がる。電子・半導体分野では、SiCやGaNのような高硬度・高靭性材料向けに、インゴットからウェーハ状にスライスする電着ワイヤ「EcoMEP-MHD」を開発し、ウェーハ切断精度向上と加工効率向上を訴求する。機械分野では、ドリル・エンドミルのフルート溝の鏡面仕上げ加工用の超弾性ボンド「ARVO」が、従来の高弾性レジンボンドより加工品質向上と高寿命を実現し、高い評価を得る。輸送機器分野では、CFRPを母材とした軽量ビトリCBNホイールを開発し、消費電力削減、作業負担軽減、輸送時CO2排出量削減、低熱膨張、高防振性による高精度加工を打ち出す。石材・建設分野でも高馬力マシン向け専用ワイヤソーや超硬岩用ビット「SR13」を投入する。加えて、国内外の製造販売・販売子会社網により各地域へ供給し、高品質化、短納期化、技術サービス充実化に努める点が競争力の基盤となる。市場シェアや特許件数などの定量情報は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

需要先は電子・半導体、輸送機器、機械、石材・建設と広範にあり、景気変動の影響を受ける構造を持つ。足元ではEV化の流れにブレーキが掛かり、SiC需要は停滞状況にある一方、EV化への移行は今後も続くと会社はみる。また、Siでは生成AI向け等の需要拡大を見込む。電子・半導体分野では、SiCやGaNなど化合物半導体の加工難度が高く、加工精度や効率を左右する工具性能が重要となる。競争環境については、技術、納期、価格を巡る他社との競争が日常的に存在すると記載する。規制や許認可が参入障壁として機能する旨の明示は提示テキスト内では確認できないが、国内外工場や一部海外子会社でISO14001認証を取得し、環境対応を進める。

4. 成長戦略

中期経営計画2025と、その先のVISION2030を掲げ、2030年のあるべき姿として「世界のモノづくりを支えるグローバルニッチトップメーカーへ」を設定する。重点テーマの第一は電子・半導体業界向け工具への注力にあり、経営資源を同分野へ集中し、収益性の高い製品の生産体制整備と拡販を進め、高収益体制構築を目指す。Si、SiC及び各種化合物半導体向けでは、超微粒次世代ホイールの開発を加速し、営業部門の効率化にも取り組む。注力製品として面研ホイール、電着ワイヤ、CMPコンディショナ、面取りホイール、ダイシングブレードの5品目を挙げる。第二は経営基盤強化にあり、業務効率化に資するシステムや次世代人材への投資を通じて、経営数値の見える化、業務効率化、採用・育成、働きがいのある職場づくり、高品質で信頼できる旭ブランドのイメージ確立を進める。第三はリソース最適化にあり、グループ内の事業領域整理、製造販売拠点の再編・整理、外部調達や販売委託の活用を通じて内外リソースの最適連携を図る。加えて、会社は業務提携や企業買収を将来の成長性、収益性確保に必要不可欠な要素と認識する。

5. リスク

第一に、主要取引先との間で納入数量や価格に関する長期契約を締結していないため、受注確保が不十分となる場合の業績変動リスクを抱える。第二に、天然・人工ダイヤモンド、金属、樹脂類など主原材料の供給制約や価格高騰が生産コストと供給安定性に影響する。第三に、海外売上が地域別売上高のおよそ半分を占めるため、政情不安、法規制変更、為替変動、金融不安、賃金上昇、貿易戦争、テロ・戦争など海外事業リスクの影響を受けやすい。加えて、品質問題、自然災害、情報セキュリティ、感染症も重要なリスクとして列挙する。

6. ガバナンス

経営理念として「モノづくりをもっと面白く」を掲げ、目指す姿に「唯一無二」「永続的な成長」「働きがい」を置く。行動指針としてChallenge、Customer、Cooperation、Character、Speedを定める。重要な経営指標として、連結売上高、連結営業利益、連結売上高営業利益率、親会社株主に帰属する当期純利益、自己資本利益率を重視する。人的基盤では、次世代を担う従業員の採用と育成、働きがいのある職場づくりを進める方針を示す。環境面では環境マネジメントシステムを構築し、国内全工場、国内子会社、一部海外子会社でISO14001認証を取得する。株主還元方針や取締役会構成などの詳細は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100W3H3 | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
65.0B 24.9倍 1.0倍 2.5% 1,343.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 44.0B 42.0B 42.5B
営業利益 3.7B 2.4B 2.3B
純利益 2.6B 2.0B 2.2B
EPS 54.0 40.9 44.5
BPS 1,292.3

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.17%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.05%
旭ダイヤモンド社員持株会0.04%
CEPLUX- THE INDEPENDENT UCITS PLATFORM 2(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.03%
旭ダイヤ共栄持株会0.03%
ユニオンツール株式会社0.03%
日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)0.02%
DFA INTL SMALL CAP VALUE PORTFOLIO (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ 東京支店)0.01%
JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行)0.01%
BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-09-17株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.07
2024-02-22野村アセットマネジメント株式会社 4.06
2023-06-19株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 4.5
2023-05-23株式会社MI2 3.85
2023-04-06三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 4.86
2023-03-07野村アセットマネジメント株式会社 5.11
2023-02-22株式会社MI2 5.04
2022-07-19株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 6.63
2022-06-06三井住友信託銀行株式会社 5.67
2022-03-04三井住友信託銀行株式会社 6.0
2021-10-21三井住友信託銀行株式会社 6.88

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-12-26TDNet本社移転に関するお知らせ
2025-12-16TDNet自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ
2025-12-16TDNetbuyback: 自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ
2025-12-01TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-12-01TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-11-17TDNet2026年3月期 第2四半期(中間期)決算説明会資料
2025-10-01TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-10-01TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-09-01TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-09-01TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-07-04TDNet自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ
2025-07-04TDNetbuyback: 自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ
2025-05-26TDNet2025年3月期決算説明会資料
2025-05-02TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-05-02TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-04-24TDNet合弁会社の設立に関するお知らせ
2025-04-17TDNet役員人事に関するお知らせ
2025-04-01TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-04-01TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2024-09-17TDNetHolding change by 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ