Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

富士精工株式会社 (6142)

富士精工は超硬工具、自動車部品、包装資材の製造販売を手掛ける。機械工具の総合供給と地域密着型技術サービスを強みとし、特殊工具技術と顧客課題解決ソリューションが競争優位性である。自動車産業の電動化による工具需要減少に対応するため、電動車部品生産用工具や摩擦攪拌接合用工具等の新製品開発、新事業領域への挑戦を成長ドライバーとする。日本、アジア、北米・中米、オセアニア、欧州にグローバル展開する。 [本社]愛知県豊田市 [創業]1958年 [上場]1982年

1. 事業概要と競争優位性

富士精工グループは、超硬工具関連、自動車部品関連、包装資材関連の製造販売を手掛けています。機械工具の総合供給と地域密着型技術サービスを重視し、日本、アジア、北米・中米、オセアニア、欧州にグローバル展開しています。日本セグメントは、超硬工具等の製造販売、自動車用試作部品、金型、機械販売を担っています。

競争優位性は、工作機械産業の特殊工具分野で培った技術とノウハウ、そして顧客の「困りごと解決」に貢献するソリューション提供力にあります。研究開発では、自動車産業の電動化移行に対応し、少量多品種生産、省人化、環境ニーズに応える製品・技術提供を基本方針としています。ユニバーサルチャック、FSW(摩擦攪拌接合)用押圧ホルダ、モーター絶縁被膜剥離用工具など、特殊工具や治具の開発力、要素技術を掛け合わせたソリューション提供能力が強みです。

特殊工具分野のノウハウ蓄積、希少金属を原材料とする製造技術、グローバルな生産・販売体制が参入障壁となっています。製品販売と技術サービスを組み合わせ、顧客の生産性向上に貢献するソリューションプロバイダーとしてのビジネスモデルを構築しています。

2. 沿革ハイライト

1958年3月1日に富士精工株式会社を設立しました。1982年10月には名古屋証券取引所市場第二部に上場しています。1988年以降、韓国、米国、中国、欧州など世界各地に連結子会社を設立し、グローバルな生産・販売体制を構築しました。2021年3月には志賀機械工業株式会社を子会社化しています。

3. 収益・成長

世界的な為替変動、地政学リスク、国内のインフレ・金利上昇が懸念される中、主要取引先である自動車産業界では、内燃機関から電動モーターへの移行が進み、主力製品である加工工具の需要減少が課題となっています。

この環境下で、富士精工は既存技術を生かしたビジネスに加え、新しい事業領域への挑戦と、より付加価値の高い新たな需要の掘り起こしを成長ドライバーとしています。具体的には、既存アイテムの付加価値創出、高機能ホルダ・付加価値治具開発、技術支援サービス、新分野・新工法研究開発を推進しています。

研究開発では、電動車部品生産用工具、摩擦攪拌接合用工具、特殊治具・チャック等の開発に注力し、電動車分野の工具開発を推進しています。大学との産学連携による基礎研究も行い、新規分野への参入を見据えています。これらの電動車向け成長事業への資源投入により、業績回復を図る方針です。

4. 財務健全性

当連結会計年度(2025年2月期)および翌連結会計年度(2026年2月期)には営業損失が見込まれています。これは自動車産業の電動化進展による内燃機関向け工具需要の低迷が主な原因です。しかし、当面の十分な自己資金を確保しており、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断されています。

目標とする経営指標は、連結ベースで営業利益率3%以上、自己資本利益率3%以上です。2025年2月期末の総資産は251億円、純資産は204億円、現金及び現金同等物は88億円、有利子負債は8億円と、強固な財務基盤を維持しています。

5. 株主還元

安定配当が可能な収益確保と企業価値向上を通じた株主価値最大化を重要な経営課題としています。成長投資、経営基盤強化、株主還元のバランスを確保しながら経営資源を適切に配分し、持続的な企業価値の向上に努める方針です。2025年2月期の年間配当金は50.0円です。

出典: 有価証券報告書 (2025-02) doc_id=S100VU31 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 19.6B 21.4B 19.7B
営業利益 -368M 431M 59M
純利益 -3.8B 174M 189M
EPS -1,051.8 48.7 52.7
BPS 5,289.5 6,154.1 5,921.2

大株主

株主名持株比率
C.I.F.HOLDING株式会社0.07%
有限会社シーマックス0.07%
株式会社晃永0.06%
森 誠0.04%
岡 秀朋0.04%
森 仁志0.03%
富士精工従業員持株会0.02%
株式会社大垣共立銀行0.02%
東京海上日動火災保険株式会社0.02%
明治安田生命保険相互会社0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-07-18C.I.F.HOLDING株式会社 0.00%(5.34%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-12-26TDNetその他富士精工(開示事項の経過)連結子会社の出資譲渡完了および特別利益の発生に関するお知らせ
2025-09-05TDNetその他富士精工当社連結子会社の異動(出資譲渡)に関するお知らせ
2025-07-30TDNetその他富士精工投資有価証券売却益(特別利益)の計上見込みに関するお知らせ
2025-07-18EDINET大量保有C.I.F.HOLDING株式会社変更
2025-07-11TDNetその他富士精工自己株式立会外買付取引(N-NET3)による自己株式の買付けに関するお知らせ