Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

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超硬合金を用いた耐摩耗工具及び超硬合金チップの製造販売を主たる事業とする。粉末冶金技術と超精密加工技術を基盤に、顧客ごとのカスタムメイド品を一貫生産体制で提供する。長年の知見蓄積と高度な提案力が競争優位性を確立する。主力製品「ダイス」は社名の由来であり、製缶金型は飲料缶等で高精度・耐摩耗性が求められる分野で使用される。次世代自動車、環境・エネルギー、次世代光通信等の成長分野への参入、海外事業拡大、M&A戦略を成長ドライバーとする。 [本社]東京都大田区 [創業]1949年 [上場]2015年

1. 事業概要と競争優位性

冨士ダイスグループは、超硬合金を用いた耐摩耗工具及びその素材である超硬合金チップの製造販売を主たる事業とする。超硬合金は鋼より硬く変形しにくい特性を持ち、輸送用機械、鉄鋼、飲料缶、電機・電子部品等幅広い分野で使用される。超硬合金以外の素材を用いた耐摩耗工具等の製造販売も行う。ビジネスモデルは、顧客の設計思想や生産プロセスが反映されるカスタムメイド品がほとんどであり、個別受注の多品種少量生産に対応する。

競争優位性(Moat)として、創業以来の超硬合金専門技術、粉末冶金技術と超精密加工技術を基軸とした素材・加工開発における長年の知見蓄積が挙げられる。高熱膨張材料TR材種とその高精度加工の開発は「2024年度(第8回)精密工学会ものづくり賞最優秀賞」を受賞した。超硬合金の製造に必要な全工程をグループ内で完結する一貫生産体制は高い参入障壁を構築する。顧客との緊密なコミュニケーションと高度な技術提案により、顧客ロックイン構造を形成する。主力製品「ダイス」は社名の由来であり、創業以来の主力製品である。製缶金型は飲料缶等で高精度・耐摩耗性が求められる分野で使用される。

2. 沿革ハイライト

1949年6月、創業者新庄鷹義が福岡県戸畑市に「冨士ダイス製作所」を設立し、耐摩耗工具加工を開始する。1956年4月に「冨士ダイス株式会社」に改組。1957年3月に本店を東京都大田区下丸子に移転する。2015年6月に東京証券取引所市場第二部に株式を上場し、2017年4月には市場第一部へ市場変更、2022年4月にはプライム市場へ移行した。国内外に営業・生産拠点を拡大する。

3. 収益・成長

当社グループは安定的な成長と企業価値向上を目指し、売上高経常利益率及びROE(自己資本当期純利益率)を重視する。中期経営計画2026では「変化に対応できる企業体質への転換」を中期方針とし、国内事業を成長の基盤、海外事業を成長牽引、新事業を将来の成長基盤と位置付ける。

成長ドライバーは、次世代自動車(CASE、電動化)への対応・拡販、AI・DX進展による半導体市場拡大への対応、脱炭素・循環型社会への貢献に向けたエネルギー関連新製品(グリーン水素の製造装置向け電極)やリサイクル強化、次世代光通信用デバイス技術開発である。海外事業では2027年3月期に海外売上高比率25%以上を目指し、中国でのEV関連メーカーへの拡販、アセアンでの現地取引拡大、インド・北米での市場開拓を進める。新規事業の確立に向けM&Aや業務提携も活用する。国内生産部門ではロボット導入による自動化・省人化を推進する。

4. 財務健全性

2025年3月期末の総資産は25,603百万円、純資産は20,748百万円であり、自己資本比率は約81.0%と高い。現金及び現金同等物は7,361百万円と潤沢であり、有利子負債は28百万円と極めて少ない。売上高は16,595百万円、営業利益は488百万円、経常利益は603百万円、純利益は426百万円であった。粗利率は24.9%である。

主要リスクは、タングステンカーバイドやコバルト等の稀少金属の調達依存度が高い原材料調達リスク、景気変動、市場の縮小、地政学リスク、新規事業投資の不確実性である。リスクマネジメント委員会を通じてこれらのリスクに対応する。

5. 株主還元

当社グループは、安定的な成長と企業価値向上を図る観点から株主還元を行う。2025年3月期の年間配当金は40.0円であった。

6. 注目ポイント

冨士ダイスは、長年にわたり培ってきた独自の粉末冶金技術と超精密加工技術を競争優位性の源泉とし、顧客のカスタムニーズに応える高付加価値な耐摩耗工具を提供している。次世代自動車、環境・エネルギー、次世代光通信等の成長分野への積極的な事業展開、海外事業拡大、新規事業創出による持続的成長戦略を推進する。堅固な財務基盤も強みである。

[本社]東京都大田区 [創業]1949年 [上場]2015年

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
20.1B 37.8倍 1.0倍 4.0% 1,004.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 26.0B 17.4B 17.7B
営業利益 700M 822M 600M
純利益 520M 573M 460M
EPS 26.6 29.0 23.1
BPS 1,044.3

大株主

株主名持株比率
CHARLES SCHWAB FBO CUSTOMER(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.09%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.09%
冨士ダイス社員持株会0.08%
株式会社CS企画0.08%
KP株式会社0.08%
新庄 敦子0.03%
株式会社シルバーロイ0.03%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.02%
新庄 由美子0.01%
木下 美佐子0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-10-14KP株式会社 7.15
2024-11-08新庄 美智子
2024-11-08新庄 美智子 9.07
2024-10-24新庄 美智子
2024-10-24新庄 美智子 9.07
2023-09-05矢作 玲子 4.85
2023-06-09矢作 玲子 5.85
2023-04-03矢作 玲子 6.9
2023-03-30矢作 玲子 8.43
2022-01-31KP株式会社 8.15
2022-01-28株式会社CS企画 10.83
2022-01-28株式会社CS企画 10.83
2022-01-26KP株式会社 8.15
2022-01-25株式会社CS企画 11.83

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-05-28TDNet2026年3月期 決算補足説明資料
2025-12-05TDNet自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ
2025-12-05TDNetbuyback: 自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ
2025-12-03TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-12-03TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-11-27TDNet2026年3月期 第2四半期決算 補足説明資料
2025-11-05TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-11-05TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-10-14TDNetHolding change by KP株式会社
2025-10-03TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-10-03TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-09-04TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-09-04TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-08-01TDNetbuyback: 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ
2025-08-01TDNet譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ
2025-07-15TDNet譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ
2025-07-15TDNetbuyback: 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ
2025-07-04TDNet(訂正)適時開示資料「監査等委員会設置会社移行に伴う取締役候補者の選任に関するお知らせ」の一部訂正に
2025-06-24TDNet役員人事について
2025-05-29TDNet2025年3月期 決算補足説明資料