株式会社インソースグループは、教育サービス事業の単一セグメントで、人材育成および組織コンサルティングサービスを展開する。中核は、法人単位で受注する講師派遣型研修、公募型セミナーとして提供する公開講座、人事部門のIT化を支援するITサービス、その他事業の4区分となる。講師派遣型研修は階層別研修やスキル別研修を中心に、民間企業従業員や自治体職員向けに対面型とオンライン型の双方で提供する。地方自治体向けには、年間研修の一括受託や顧客先駐在による企画、実施、受講者管理、アンケート集計までをまとめて請け負う。公開講座は全国主要都市の来場型とオンライン型を併用し、「人財育成スマートパック」や会員サイト「WEBinsource」により申込、残数確認、履歴管理、アンケート参照を可能とする。ITサービスではLMS・人事サポートシステム「Leaf」を基盤に、eラーニング学習管理システム、評価シートWEB化サービス、ストレスチェック支援サービスをASP形式で提供する。その他、定額制クラウド型eラーニング「STUDIO」、動画制作、アセスメント、オンラインセミナー事務代行、子会社群による地方創生、人材紹介、IT・DX研修、Webマーケティング、研修運営代行、人事コンサルティング、制作、調査研究まで周辺領域を広げる。
競争優位の中核は、研修プログラムのほぼ全てを自社独自で開発するコンテンツ開発力と、民間企業や自治体等での実務経験者を講師として採用し業務委託契約で活用する運営体制にある。講師派遣型研修と公開講座の双方を持ち、対面とオンラインを選択可能とすることで、顧客属性や受講形態の変化に柔軟に対応する。ITサービスでは「Leaf」を月額課金方式で提供しており、導入後もオプション追加やカスタマイズ、周辺HRテックサービスの都度課金が発生する構造を持つため、リカーリング性を備える。Leafの機能は自社の研修・教育運営ノウハウを積み上げたもので、自社エンジニアが追加機能開発とアップグレードを担う点も参入障壁となる。特に2023年12月開始の「Leaf LGWAN Learning」は、地方公共団体向けに開発され、インターネット接続無しでeラーニング教育を可能にする日本唯一のサービスと2025年9月末時点で記載する。強固なセキュリティが評価され中央官庁への導入が増加している点は、官公庁向けでの差別化要因となる。2025年9月末時点のLeaf有料利用組織数860組織、ユーザー数5,018千人は、導入基盤の厚みを示す。加えて、会員サイト「WEBinsource」による申込や履歴管理機能は、継続利用を促す運用面のスイッチングコスト形成に寄与する。
提示テキストでは、社会人教育市場、LMS市場、DX教育市場、生成AI市場の拡大を成長前提として示す。社会人教育市場は対面型研修の増加などにより拡大傾向にあり、2030年に約4,250億円と推定する。人事部門のIT化に関わるLMS市場は2027年に約190億円、DX教育市場は2030年に780億円、国内生成AIシステム市場は2027年に550億円、2030年に1兆7,750億円と推定する。人的資本の価値向上や情報開示にかかる事務改善需要、人手不足と業務効率化ニーズが追い風となる構図にある。一方で競争環境は厳しく、社会人向け教育研修事業には研修会社、コンサルティング会社、シンクタンク系研修会社など多数が参入する。さらに、異分野企業が研修のパラダイムシフトを起こすビジネスモデルで参入する可能性もリスクとして認識する。
同社は中期経営計画「Road to Next 2028」を策定し、2028年9月期に売上高23,400百万円、営業利益9,620百万円、親会社株主に帰属する当期純利益6,820百万円、3年間CAGR17.3%を目指す。2026年9月期の重点施策として、講師派遣型研修と公開講座を中心に「DXサービス」「人事部門支援」ドメインを伸ばし、特に情報通信・ITサービス業、官公庁での売上拡大を掲げる。生成AI関連では先行投資として採用を強化し、活用教育、活用基盤の提供、AI対応組織コンサル、AIアプリケーション提供の4分野でサービス投入を進める。既存事業を4区分で見るだけでなく、事業全体を16のドメインに細分化し、部門横断で販促戦略を立案して複合提案を強化する方針も特徴となる。加えて、生成AIが起こす社会変化に対応し、経営支援、DX化、組織変革、教育制度変革など上位概念からのコンサルティングへシフトする。2025年10月には「グループ人材開発部」を設置し、新規採用者の早期戦力化と社内ナレッジ共有を進める。生成AIによる業務改善チームの発足により、提案や講師選定業務の省力化を通じた営業生産性向上も狙う。社会人教育の新分野として、業界別、エッセンシャルワーカー、外国人向けラインナップの追加拡充も進める。
主なリスクは3点に整理できる。第1に景気や顧客収益の悪化による教育研修予算削減リスクがある。人材育成関連支出は景気感応度が高く、需要変動が業績に影響し得る。第2にシステム障害、サイバー攻撃、個人情報・機密情報漏洩リスクがある。サービス提供と社内業務がコンピューターとインターネット技術に高度に依存しており、障害や不正アクセスは事業運営、損害賠償、信用失墜に直結する。第3に競争力の源泉である新規コンテンツ開発力、業務支援サービスの優位性、講師確保が維持できないリスクがある。加えて、生成AI活用の遅れによる競争力低下もサステナビリティ上の重要リスクとして挙げる。
提示テキストで確認できるガバナンス面の特徴として、コンプライアンスを経営の重要課題に位置付け、2024年10月にグループ全役員・従業員を対象とする「コンプライアンス行動規範」を制定した点がある。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 52.1B | 11.1倍 | 4.1倍 | 4.8% | 611.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 7.6B | 16.0B | 14.5B |
| 営業利益 | 3.0B | 6.4B | 6.0B |
| 純利益 | 2.0B | 4.4B | 4.1B |
| EPS | 24.1 | 52.4 | 49.2 |
| BPS | — | — | 148.7 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 株式会社ルプラス | 0.30% |
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.09% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.08% |
| 舟橋 孝之 | 0.06% |
| 川端 久美子 | 0.04% |
| MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 0.02% |
| 株式会社ブレイク | 0.02% |
| STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505301(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.01% |
| BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC) (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 0.01% |
| NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE UKAI AIF CLIENTS NON LENDING 10PCT TREATY ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2025-03-24 | アセットマネジメントOne株式会社 | 0.04 | |
| 2025-03-13 | ニュートン・インベストメント・マネジメント・ジャパン株式会社 | 4.81 | |
| 2025-02-07 | アセットマネジメントOne株式会社 | 0.05 | |
| 2024-12-27 | ニュートン・インベストメント・マネジメント・ジャパン株式会社 | 6.72 | |
| 2024-08-07 | 野村證券株式会社 | 4.86 | |
| 2024-05-07 | 野村證券株式会社 | 5.48 | |
| 2024-05-02 | ニュートン・インベストメント・マネジメント・ジャパン株式会社 | 7.98 | |
| 2024-03-07 | アセットマネジメントOne株式会社 | 0.06 | |
| 2024-02-29 | ニュートン・インベストメント・マネジメント・ジャパン株式会社 | 6.81 | |
| 2023-09-06 | 野村證券株式会社 | 6.5 | |
| 2023-06-22 | 野村アセットマネジメント株式会社 | 5.4 | |
| 2023-06-15 | ニュートン・インベストメント・マネジメント・ジャパン株式会社 | 5.3 | |
| 2023-06-07 | アセットマネジメントOne株式会社 | 0.05 | |
| 2023-04-21 | アセットマネジメントOne株式会社 | 0.06 | |
| 2023-03-17 | BNYメロン・インベストメント・マネジメント・ジャパン株式会 | 4.31 | |
| 2023-02-28 | クープランド・カーディフ・アセット・マネジメント・エルエルピ | 4.89 | |
| 2022-09-13 | 舟橋孝之 | 36.91 | |
| 2022-06-30 | BNYメロン・インベストメント・マネジメント・ジャパン株式会 | 5.29 | |
| 2022-06-03 | 舟橋孝之 | 37.92 | |
| 2022-06-02 | 舟橋孝之 | 38.88 |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-01 | TDNet | 譲渡制限付株式報酬としての自己株式処分の払込完了及び一部失権に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-02-19 | TDNet | 当社代表取締役執行役員社長 舟橋 孝之より投資家の皆様へ ~26年9月期第一四半期、当社事業および業 | — | — | ||
| 2026-02-04 | TDNet | 2026年9月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(公認会計士等による期中レビューの完了) | — | — | ||
| 2026-02-04 | TDNet | earnings: 2026年9月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(公認会計士等による期中 | — | — | ||
| 2026-02-02 | TDNet | buyback: 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-02-02 | TDNet | buyback: 当社及び当社の子会社の従業員等に対する譲渡制限付株式報酬としての自己株式処分に関す | — | — | ||
| 2026-02-02 | TDNet | 当社及び当社の子会社の従業員等に対する譲渡制限付株式報酬としての自己株式処分に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-02-02 | TDNet | 組織変更及び人事異動に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-02-02 | TDNet | 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-01-28 | TDNet | 当社代表取締役執行役員社長 舟橋 孝之 による当社株式取得に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-01-26 | TDNet | earnings: 2026年9月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | — | — | ||
| 2026-01-26 | TDNet | 株式会社インソース 26年9月期第1四半期 連結業績説明資料 | — | — | ||
| 2026-01-26 | TDNet | 2026年9月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | — | — | ||
| 2026-01-09 | TDNet | buyback: 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-01-09 | TDNet | 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-12-18 | TDNet | 当社取締役会の実効性に関する評価結果の概要について | — | — | ||
| 2025-12-18 | TDNet | 執行役員の選任および人事異動、並びに執行役員の辞任に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-11-17 | TDNet | dividend: 剰余金の配当に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-11-17 | TDNet | 組織変更及び人事異動に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-11-17 | TDNet | 取締役候補者及び監査役候補者の選任に関するお知らせ | — | — |