Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社PEGASUS (6262)

工業用環縫いミシンと自動車用部品を展開する製造販売グループ。アパレル向けはニット衣料向け環縫いミシンでトップブランドの地位を築き、100年超で培った技術力、特許・商標等の知財、販売・製造・開発の同時進行体制を強みとする。自動車部品は安全ベルト用リトラクター部品など高品質品を中国・ベトナム・メキシコで供給し、拠点分散で供給力強化を進める。[本社]大阪府大阪市福島区 [創業]1914年 [上場]提示テキスト内では確認できない

1. 事業概要

株式会社PEGASUSは、工業用ミシンの製造販売と自動車用部品の製造販売を主力とする企業グループ。連結子会社を含む12社で構成し、報告セグメントはアパレルマシナリー事業とオートモーティヴ事業の2本柱となる。アパレルマシナリー事業は、縫製工場でアパレル生産に使用される工業用ミシンのうち、主にニット衣料などの縫製に使う環縫いミシンを中心に展開する。環縫いミシンは、糸を鎖状に編んで縫い目を構成するため伸縮性を持ち、ニット素材に適するほか、装飾性も備え、ジーンズを筆頭に幅広い製品の縫製で利用される。オートモーティヴ事業は、自動車用安全ベルトのリトラクター部品を始めとする技術力を要する自動車用部品を製造販売する。販売・製造拠点はアジア、欧米に広がり、アパレルマシナリーではシンガポール、米国、ドイツ、中国、ベトナム、自動車部品では中国、ベトナム、メキシコに展開する。

2. 競争優位性

最大の競争優位は、工業用環縫いミシンの専業メーカーとして100年を超える歴史のなかで培った技術力にある。会社は環縫いミシンでトップブランドとしての地位を築くと明記しており、ニッチ領域でのブランド優位が確認できる。差別化の軸として、製品、サービス、品質の3要素を掲げ、製品では開発テーマの明確化と新製品のタイムリーな投入、サービスでは長年培った技術を活かした縫製業者向けソリューションの迅速提供、品質ではITを駆使した品質の見える化と最新鋭測定機器の導入を進める。研究開発面では、販売・製造・研究開発を同一傘下の本部に置き、中国製造子会社の研究開発・製造部門とも協業するコンカレントエンジニアリングを継続し、開発リードタイム短縮を図る。知財面でも、商標権、特許権、実用新案等を取得し、独自技術の開発と知識蓄積を進める。直近では産業財産権の新規出願が国内外合計12件と記載する。製品面ではWX600P、MXneo/D422・D442、MXT/MX5100、EXTneo/EXT5100neo、M900neo/DP22など具体機種の開発を進め、ユーザーフレンドリー、省力化、ビルトインモーター一体型、デジタル制御といった技術方向性を示す。オートモーティヴでも、真空吸引鋳造、スクイズダイカスト法、金型研究、流動解析シミュレーションなど工程技術を蓄積し、高品質とコストパフォーマンスの両立を狙う。

3. 市場環境

アパレルマシナリー事業は国内外メーカーとの熾烈な競争下にあり、新興国メーカーの普及価格帯製品の価格下落による価格競争リスクを抱える。一方で、アパレル製品はデザインや素材の多様化が進み、高度な縫製技術への需要が高まる。加えて、品質安定と脱技能化に向けた自動化・省力化機器への需要増加が追い風となる。主力市場は従来の中国からバングラデシュ、インド、ベトナムなど他のアジア各国へ移動している。オートモーティヴ事業は世界のサプライチェーンで確固たる地位を築くと記載するが、材料価格高騰、調達先変更、地理的・政治的影響を受けやすい。両事業とも販売・製造の大半を海外に依存し、各国政策、物流条件、輸出入規制、移転価格税制などの制度変更、為替変動の影響を受ける構造となる。

4. 成長戦略

会社は2事業の効率的なグループ経営と収益性向上を掲げ、中長期目標として営業利益率10%以上、ROE8.0%以上を志向する。アパレルマシナリーでは、他メーカーとの差別化徹底に加え、市場の創造と拡大を推進する。具体的には、地域ニーズに即応した戦略立案、販売網強化、人材育成を進める。研究開発では、省力機器、モーター一体型ミシン、次世代縫製機械、デジタル制御、市場ニーズに即した縫製仕様対応を継続する。設備面では、ベトナム製造子会社で新工場を建設し、本社滋賀工場でも生産関連設備を増強する。オートモーティヴは成長戦略の第2の柱と位置付け、中国、ベトナム、メキシコに製造拠点を設け、生産能力増強と高機能化対応を進める。さらに、自動車を構成する新規部品への取り組みと、セールスエンジニア投入による販路拡大を図る。設備投資では、メキシコ子会社の工場拡張、ベトナム子会社の生産設備増強を実施する。生産体制では、地域特性を活かした新技術導入、サプライチェーン強化、在庫適正化、原価低減を進め、カントリーリスク分散も狙う。

5. リスク

第1に、アパレルマシナリー事業は環縫いミシンに特化しており、アパレル産業の景況、消費者動向、ファッション変化、使用ミシン種類の変化、製品構成比の変化が需要と収益性に影響する。第2に、海外依存度が高く、政治、地政学、経済、自然災害、物流、規制、為替、税制変更などの外部要因が大きい。主力製造拠点が中国とベトナムに存在する点も操業停止リスクを伴う。第3に、競争激化、知的財産権保護の不確実性、製品欠陥やリコール、人材確保難が中長期の事業運営に影響する。

6. ガバナンス

経営方針として、収益性、効率性、健全性、企業価値、債務返済能力の各指標を意識した経営を行う。加えて、サステナビリティ方針に基づくサステナビリティ委員会で特定したマテリアリティを踏まえ、関連課題に持続的に取り組む方針を示す。株主還元では、配当性向30%以上を基本方針とする。従業員は連結で1,497名、提出会社で207名を擁し、労働組合との関係は円滑と記載する。なお、取締役会構成や社外取締役比率など詳細な統治体制は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100W5A8 | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
14.3B 55.0倍 0.4倍 2.6% 574.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 22.2B 21.7B 21.6B
営業利益 840M 946M 880M
純利益 250M 323M 440M
EPS 10.4 13.2 18.0
BPS 1,362.3

大株主

株主名持株比率
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.09%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.09%
株式会社美馬0.06%
JUKI株式会社0.04%
板 東 敬 三0.03%
吉 田 隆 子0.03%
美 馬 成 望0.03%
株式会社三井住友銀行0.02%
美 馬 正 道0.02%
田 村 真 子0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-03-02Be Brave株式会社 11.87
2025-12-26Be Brave株式会社 10.57
2025-12-16Be Brave株式会社 9.57
2025-11-21株式会社ポートフォリア 3.03
2025-11-13Be Brave株式会社 8.29
2025-11-12Be Brave株式会社 6.34
2025-05-09SMBC日興証券株式会社 2.34
2025-03-24SMBC日興証券株式会社 5.29
2022-09-26株式会社ポートフォリア 5.59
2021-05-12SMBC日興証券株式会社 3.65
2021-04-07SMBC日興証券株式会社 5.48

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-04-02TDNet自己株式の取得終了に関するお知らせ
2026-03-23TDNet役員人事、執行役員人事及び人事異動に関するお知らせ
2026-03-02TDNetHolding change by Be Brave株式会社
2025-12-29TDNet主要株主の異動に関するお知らせ
2025-12-26TDNetHolding change by Be Brave株式会社
2025-12-22TDNet海外子会社(マレーシア)設立に伴う業務移管のお知らせ
2025-12-16TDNetHolding change by Be Brave株式会社
2025-11-21TDNetHolding change by 株式会社ポートフォリア
2025-11-13TDNetHolding change by Be Brave株式会社
2025-11-12TDNetHolding change by Be Brave株式会社
2025-11-06TDNetbuyback: 自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ
2025-11-06TDNet自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ
2025-05-19TDNetスタンダード市場への変更承認及び上場市場区分の変更ならびにプライム市場上場維持基準への適合に向けた計
2025-05-19TDNet役員人事及び執行役員人事に関するお知らせ
2025-05-09TDNetHolding change by SMBC日興証券株式会社
2025-03-24TDNet役員人事及び執行役員人事に関するお知らせ
2025-03-24TDNet社外監査役の辞任及び補欠監査役の監査役就任に関するお知らせ
2025-03-24TDNetHolding change by SMBC日興証券株式会社
2022-09-26TDNetHolding change by 株式会社ポートフォリア
2021-05-12TDNetHolding change by SMBC日興証券株式会社