Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社カワタ (6292)

プラスチック成形機周辺装置の専業メーカー。輸送機、計量混合機、高速混合機、乾燥機、温調機、チラー、粉砕機に加え、原料受入貯蔵から自動分配供給、計量混合までのシステムエンジニアリングを展開。日本・中国・東南アジアに生産、アジアと北中米に販売・サービス網を持ち、省エネ、省スペース、高機能を軸に新規分野開拓を進める。[本社]大阪府大阪市西区 [創業]1951年 [上場]1991年

1. 事業概要

株式会社カワタは、当社および子会社14社で構成するグループとして、プラスチック成形機周辺装置等のプラスチック製品製造機器の製造、販売、関連するシステムエンジニアリングその他のサービスを主力事業とする。主要製品は、輸送機「オートローダー」、輸送・計量・混合機「オートカラー」、高速混合機「スーパーミキサー」、乾燥機「チャレンジャー」、大型乾燥装置、原料受入貯蔵システム、原料自動分配供給システム、原料計量混合システム、金型温度調節機「ジャストサーモ」、金型冷却機「チラー」、プラスチック粉砕機、環境保全関連の合理化機器、自動化システムに及ぶ。日本では当社、㈱サーモテック、㈱レイケン、エム・エルエンジニアリング㈱が製造・販売を担い、中国、インドネシアでも生産を行う。販売・サービス拠点は日本、中国、台湾、東南アジア、北中米に広がり、機器単体から工場全体の合理化システムまで対応する体制を構築する。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、長年にわたりプラスチック成形工場の合理化機器システムに携わってきた技術蓄積と、独自製品開発力にある。会社は自らを当業界のリーディングカンパニーと位置付け、「高機能かつ操作性に優れた独自製品」を継続的に開発する方針を掲げる。研究開発では、乾燥機排気熱を活用した予備加熱装置、通常の脱湿乾燥機比で30%以上の省エネ効果を持つ赤外加熱式省エネ乾燥機、独自構造でペレット噛み込みを防止する新型スライドゲート、光学成形向け気流輸送用イオナイザー、ギガキャスト向け2系統油温調装置、インバータ標準搭載の水冷チラーなどを開発する。IoT対応では「Kawata-Smart-Link」を推進し、各成形機メーカーと連携して材料供給システム用EUROMAP規格対応を進めるほか、中国子会社では専用コントローラ搭載の質量計量機を開発し、MESやクラウドプラットフォーム「K-CLOUD」との連携を可能にする。製品群の広さに加え、輸送・計量・混合・乾燥・温調を一体で提案できる点、グローバル生産・販売・サービス網を持つ点が差別化要因となる。市場シェアの具体数値は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

主力納入先のプラスチック成形加工業界は、国内外で技術革新と品質・価格競争が激しい市場にある。足元では中国市場の冷え込み長期化、中国企業の海外進出活発化の影響で、東南アジアを中心に日系企業の設備投資意欲が減退し需要が低迷する。一方、インド市場への注目は高まり、投資増加傾向が示される。中長期では、先進国を中心とした生産年齢人口の減少を背景に、省人化・省力化投資や老朽設備の更新需要が期待される。用途面では、自動車関連、電子部品関連が引き続き主力にあり、自動車の電動化、自動運転化、車体軽量化、一体成形化、通信機器拡大、AI・IoT・5Gの進展、脱炭素、バイオプラスチック、リサイクル分野が需要機会として認識される。競合状況の詳細や規制面の具体的記載は提示テキスト内では限定的。

4. 成長戦略

2025-2027年度の中期経営計画では、「より強靭な事業体の構築」を掲げ、ESG経営の強化、少数精鋭かつ高収益体質の確立、資本効率向上を推進する。数値目標として、安定的に当期利益10億円以上、ROE8%以上の確保、連結配当性向30%以上を基本としDOE2%台の維持を置く。事業戦略の柱は、新規市場・成長分野の開拓と既存市場の深耕に分かれる。新規分野では、プラスチック成形関連で培った技術・ノウハウを応用し、電池、食品、化粧品、化学向けを開拓する。特に「混ぜる工程」に焦点を当て、高速混合機単品または前後工程を含む「輸送・計量工程」をシステムとして提案する方針を示す。EV関連ではLIB向け粉体・フィルム関連、ギガキャストの海外市場調査、全固体電池向け微粒子コーティング技術の製品化推進に取り組む。既存分野では、輸送機、計量混合機、高速混合機、乾燥機、金型温度調節機、チラー、粉砕機など標準機の販売拡大を目指し、省スペース・省エネルギー・環境改善を実現する新機種開発、既存モデル改良、サービス対応力強化、グループ内製品・部品の相互補完により差別化を図る。押出成形分野を含むシステム案件の拡大、買替需要の取り込み、インド市場調査も成長施策に含む。

5. リスク

主要リスクの第一は、特定事業分野への集中。コアビジネスはプラスチック製品製造機器事業にあり、自動車関連や電子部品関連向けの高機能合理化機器への依存度が高い。第二は、価格競争と原材料価格上昇。主力市場では品質・価格競争が激しく、鋼材等の市況変動も利益率を圧迫し得る。第三は、海外事業・為替リスク。中国、東南アジア、北中米に拠点を持ち、海外売上高比率も一定水準にあるため、政治・法制度・経済変動や為替変動が生産・営業活動に影響し得る。加えて、人材確保、訴訟、自然災害、感染症、気候変動もリスクとして列挙する。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、コーポレート・ガバナンスの強化、コンプライアンス徹底、人材育成と強化を経営上の重点課題に位置付ける。中期経営計画でも、透明性の高い企業統治の実現、全ステークホルダーへの配慮、リスク管理強化、BCP対策、人的資本経営の推進を明示する。重大リスク対応ではリスク審査委員会を編成し、リスク情報の収集・分析、予防策と緊急時対応策の整備、グループ全体の統括管理を行い、取締役会で最新状況を共有する体制を敷く。株主還元方針は、連結配当性向30%以上を基本とし、DOE2%台の維持を目標とする。取締役会構成や社外取締役比率などの詳細は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W622 | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
5.8B 9.7倍 0.4倍 0.1% 801.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 20.8B 24.5B 18.8B
営業利益 984M 1.2B 639M
純利益 576M 929M 351M
EPS 82.5 133.1 50.3
BPS 1,893.2 1,777.8 1,653.6

大株主

株主名持株比率
カワタ共伸会0.07%
カワタ従業員持株会0.04%
株式会社三菱UFJ銀行0.03%
松井証券株式会社0.02%
島根 良明0.02%
日本生命保険相互会社0.02%
明治安田生命保険相互会社0.02%
大阪中小企業投資育成株式会社0.02%
日本システムコントロール株式会社0.02%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(役員報酬BIP信託口・76541口)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-07-29中村 裕司 7.65%+1.05%
2025-02-18株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 4.17%(0.88%)
2024-10-21株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.05%+5.05%
2024-02-19株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 4.76%(1.02%)
2022-11-11中村 裕司 8.10%(1.03%)
2022-11-11中村 裕司 6.60%(1.50%)
2022-10-12中村 裕司 8.10%(1.03%)
2022-10-12中村 裕司 6.60%(1.50%)
2022-10-03株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.78%(1.30%)
2022-06-20株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 7.08%(1.26%)
2022-05-06株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 8.34%(1.33%)
2022-04-04株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 9.67%+0.94%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-11-28TDNetIRカワタ2026年3月期第2四半期決算説明会資料763-0.66%
2025-07-29EDINET大量保有中村 裕司大量保有 7.65%750+0.27%
2025-02-18EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 4.17%
2024-10-21EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 5.05%
2024-02-19EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 4.76%
2022-11-11EDINET大量保有中村 裕司大量保有 8.1%
2022-11-11EDINET大量保有中村 裕司大量保有 6.6%
2022-10-12EDINET大量保有中村 裕司大量保有 8.1%
2022-10-12EDINET大量保有中村 裕司大量保有 6.6%
2022-10-03EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 5.78%
2022-06-20EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 7.08%
2022-05-06EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 8.34%
2022-04-04EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 9.67%