小松製作所グループは、「建設機械・車両」「リテールファイナンス」「産業機械他」の3部門で事業を展開する。建設機械・車両では、油圧ショベル、ロープショベル、ミニショベル、ブルドーザー、モーターグレーダー、ダンプトラック、林業機械、シールドマシン、トンネルボーリングマシン、地下鉱山機械、環境リサイクル機械、フォークリフト、ディーゼルエンジン、油圧機器などを扱う。加えて、無人ダンプトラック運行システム(AHS)、フリート管理システム、鉱山機械シミュレーター、坑内掘り通信デバイス、スマートコンストラクションⓇ、KOMTRAX、林業施業ソリューションなどのソリューションビジネスを展開する。リテールファイナンスでは建設・鉱山機械のリース、割賦を手掛ける。産業機械他では、サーボプレス、機械プレス、レーザー加工機、プラズマ加工機、マシニングセンター、半導体製造用温度制御機器、半導体露光装置用エキシマレーザー、防衛関連製品などを扱う。研究開発から生産、販売、サービス、販売金融までを国内外で一貫展開する点に特徴を持つ。
競争優位の中核は、機械本体とデジタルソリューションを一体化した提供力にある。KOMTRAXは2025年3月末時点で798,904台、林業機械フリートシステム「Smart Forestry Fleet Monitoring」は3,540台、AHSは総稼働台数862台に達し、稼働情報、位置情報、機械診断情報を活用したリモート管理、自動化、効率化を進める。施工の自動化や作業精度向上を実現するICTブルドーザー、ICT油圧ショベル、3Dマシンガイダンス、スマートコンストラクションⓇの組み合わせは、顧客現場全体の最適化を狙う構成となる。研究開発面では、CTO室を窓口に国内外の大学、研究所、企業と連携するオープンイノベーションを推進し、社内コア技術と外部知見を融合する体制を構築する。知的財産についても、多数の特許権、商標権、その他の知的財産権を取得していると明記する。さらに、製品販売に加えてサービス、販売金融まで含む事業構造は、顧客接点の継続性を高める要素となる。
事業環境は地域ごとの経済・市場環境、政治・社会情勢、競争条件に左右される。先進国市場では住宅着工、工業生産水準、インフラへの公共投資、民間設備投資などの影響を受ける景気循環性が強い。新興国市場では資源需要や資源価格、通貨価値の変動が需要を左右する。加えて、各国で環境規制が厳格化し、温室効果ガス削減への対応が求められる。こうした規制強化は研究開発や設備投資負担を高める一方、電動化、多様な動力源、自動化・遠隔化ソリューションには追い風となる。提示テキスト内では具体的な国内外シェアや競合企業名の記載は確認できない。
2025年度から2027年度までの新中期経営計画「Driving value with ambition 価値創造への挑戦」を始動する。目指す姿は「安全で生産性の高いクリーンな現場を実現するソリューションパートナー」と再定義する。成長戦略の柱は、①イノベーションによる価値共創、②成長性と収益性の追求、③経営基盤の革新の3点となる。具体的には、スマートコンストラクションⓇやAHSの進化、多様な動力源への対応、より高度な自動化・遠隔化に取り組む。地域戦略では成長市場であるアジア、アフリカを中心に商品力を強化し、バリューチェーンビジネスの拡大を図る。経営基盤ではAI活用やDXを加速し、基幹システム刷新や代理店向けソリューションプラットフォームの開発・導入を進める。財務目標として、ROE10%以上の継続、3年累計FCF1兆円を設定する。株主還元では連結配当性向40%以上の方針を継続し、自己株式取得を適時に実施する。技術面では、ハイブリッド油圧ショベルの累計導入台数5,922台、電動マイクロショベル、3トンクラス電動ミニショベル、13トンクラスおよび20トンクラス電動油圧ショベルの市場導入、水素燃料電池搭載中型油圧ショベルや水素エンジン搭載大型ダンプトラックの実証などを進める。鉱山分野ではコマツGHGアライアンスを通じ、パワーアグノスティックダンプトラックの開発を推進する。
主なリスクは3点に整理できる。第1に、製品・ソリューション戦略リスクがある。顧客ニーズに合致した製品を適時に開発できない場合や、市場評価を得られない場合、競争力低下につながる。第2に、景気循環、資源価格、通貨変動、関税政策、地政学要因など外部環境変動リスクがある。需要減少、受注減、キャンセル増、債権回収遅延、サプライチェーン混乱を招く可能性がある。第3に、品質・安全、情報セキュリティ、知的財産、環境規制対応のリスクがある。リコール、サイバー攻撃、知財保護の不十分さ、追加的な研究開発・設備投資負担が経営成績に影響する可能性がある。
経営の基本として「品質と信頼性」を追求し、社会とすべてのステークホルダーからの信頼度の総和最大化を掲げる。研究開発体制ではCTO室を設け、技術開発の統括機能を持たせる。中期経営計画に基づき、成長性、収益性、効率性、健全性、ESG外部評価、株主還元を経営目標として管理する。株主還元方針は連結配当性向40%以上を継続し、財務の健全性と株主資本比率を勘案しつつ自己株式取得を適時に実施する内容となる。非財務面では2030年のCO2削減目標、2050年カーボンニュートラルのチャレンジ目標を継続し、重要な社会課題に関連するKPI30項目を定める。提示テキスト内では取締役会構成や社外取締役比率などの詳細は確認できない。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 6032.8B | 24.0倍 | 6.2倍 | 0.0% | 6,344.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1143.4B | 1162.0B | 1144.5B |
| 営業利益 | 149.7B | 134.9B | 115.4B |
| 純利益 | 245.9B | 198.4B | 220.1B |
| EPS | 264.7 | 209.7 | 232.6 |
| BPS | 1,029.8 | 1,026.9 | 963.2 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.18% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.07% |
| THE BANK OF NEW YORK MELLON AS DEPOSITARY BANK FOR DEPOSITARY RECEIPT HOLDERS (常任代理人 株式会社三井住友銀行) | 0.03% |
| STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.03% |
| STATE STREET BANK WEST CLIENT-TREATY 505234 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.02% |
| 日本生命保険相互会社 (常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 0.02% |
| JPモルガン証券株式会社 | 0.02% |
| 太陽生命保険株式会社 | 0.02% |
| STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.01% |
| JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2025-09-19 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 | 5.47% | +0.25% |
| 2025-05-20 | ブラックロック・ジャパン株式会社 | 7.18% | (1.02%) |
| 2024-11-05 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 3.72% | (1.30%) |
| 2024-10-07 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 5.02% | +5.02% |
| 2022-06-21 | ブラックロック・ジャパン株式会社 | 8.20% | +1.03% |
| 2022-05-20 | 野村アセットマネジメント株式会社 | 5.16% | (1.11%) |
| 2021-08-19 | ブラックロック・ジャパン株式会社 | 7.17% | +0.97% |
| 2021-07-06 | ブラックロック・ジャパン株式会社 | 6.30% | +1.29% |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025-12-29 | TDNet | その他 | コマツ | 自己株式の消却完了に関するお知らせ (会社法第178条の規定に基づく自己株式の消却) | 5,001 | -0.02% |
| 2025-11-28 | TDNet | 配当・還元 | コマツ | 自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ | 5,122 | -0.21% |
| 2025-11-04 | TDNet | 配当・還元 | コマツ | 自己株式の取得状況に関するお知らせ | 5,089 | -0.24% |
| 2025-10-29 | TDNet | 決算 | コマツ | 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔米国基準〕(連結) | 5,550 | -5.68% |
| 2025-10-29 | TDNet | IR | コマツ | 2025年度第2四半期(4-9月)決算説明会資料 | 5,550 | -5.68% |
| 2025-10-29 | TDNet | 配当・還元 | コマツ | 剰余金の配当(中間配当)に関するお知らせ | 5,550 | -5.68% |
| 2025-10-01 | TDNet | 配当・還元 | コマツ | 自己株式の取得状況に関するお知らせ | 5,128 | -0.18% |
| 2025-09-19 | EDINET | 大量保有 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株 | 大量保有 5.47% | 5,219 | +0.98% |
| 2025-09-01 | TDNet | 配当・還元 | コマツ | 自己株式の取得状況に関するお知らせ | 4,973 | +1.13% |
| 2025-08-01 | TDNet | 配当・還元 | コマツ | 自己株式の取得状況に関するお知らせ | 4,913 | -2.52% |
| 2025-07-29 | TDNet | 決算 | コマツ | 2026年3月期 第1四半期決算短信〔米国基準〕(連結) | 5,022 | -4.60% |
| 2025-07-29 | TDNet | IR | コマツ | 2025年度 第1四半期(4-6月) 決算説明会資料 | 5,022 | -4.60% |
| 2025-07-29 | TDNet | 配当・還元 | コマツ | 自己株式の取得状況に関するお知らせ | 5,022 | -4.60% |
| 2025-07-29 | TDNet | その他 | コマツ | 業績連動型株式報酬制度の継続に関するお知らせ | 5,022 | -4.60% |
| 2025-07-01 | TDNet | 配当・還元 | コマツ | 自己株式の取得状況に関するお知らせ | 4,688 | -0.47% |
| 2025-05-20 | EDINET | 大量保有 | ブラックロック・ジャパン株式会社 | 大量保有 7.18% | 4,353 | +0.18% |
| 2024-11-05 | EDINET | 大量保有 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー | 大量保有 3.72% | — | — |
| 2024-10-07 | EDINET | 大量保有 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー | 大量保有 5.02% | — | — |
| 2022-06-21 | EDINET | 大量保有 | ブラックロック・ジャパン株式会社 | 大量保有 8.2% | — | — |
| 2022-05-20 | EDINET | 大量保有 | 野村アセットマネジメント株式会社 | 大量保有 5.16% | — | — |