Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社 クボタ (6326)

クボタは機械、水・環境、その他の3事業を展開し、農業機械、エンジン、建設機械と、ダクタイル鉄管、上下水処理装置、ポンプ、環境プラントを中核とする。機械ではKSASやGS機能、AI・ICT活用を進め、水・環境では長年蓄積した社会インフラの知見・ノウハウを活用。新中計では建機、インド発事業、ライフサイクルサポート、水循環・資源循環を成長柱に据える。[本社]大阪府大阪市浪速区 [創業]1890年 [上場]1949年

1. 事業概要

クボタは、当社および国内外207社の関係会社で構成する企業グループとして、機械、水・環境、その他の3事業セグメントを展開する。機械事業では、トラクタ、耕うん機、コンバイン、田植機、芝刈機、ユーティリティビークル、各種インプルメント、ポストハーベスト機器、野菜機械、育苗・精米・園芸施設、各種計量・計測・制御機器およびシステムを扱うほか、農業機械用・建設機械用・産業機械用・発電機用などの各種エンジン、ミニバックホー、ホイールローダ、コンパクトトラックローダ、スキッドステアローダなどの建設機械を製造販売する。水・環境事業では、ダクタイル鉄管、合成管、官需向けバルブ、排水集合管、各種建設工事の設計施工、反応管、ハースロール、TXAX、スパイラル鋼管、空調機器、上下水処理装置・プラント、ポンプ、水処理用膜ユニット、し尿処理プラント、廃棄物焼却・溶融プラント、膜型発酵メタンプラント、浄化槽、民需向けバルブなどを展開する。その他では物流等各種サービス、屋根材、外壁材を扱う。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、機械と水・環境の両分野で蓄積した製品技術、現場知見、サービス体制、無形資産にある。機械事業では、営農支援システム「KSAS」を軸に、生成AIを活用したAIチャット機能、衛星リモートセンシング機能、環境負荷低減の取組みを見える化する「みえるらべる」取得支援機能を追加し、単体機械販売にとどまらないソリューション化を進める。さらに、GNSSを活用したGS機能搭載製品のラインアップをトラクタ、コンバイン、田植機、乗用全自動野菜移植機へ拡充し、KSASと連携する「GSリンク」により基準方位や作業機設定の共有を可能にする。会社自ら「競合よりも小さな製品で、同等以上の大きな仕事」を志向すると明示しており、小型高性能・使いやすさを差別化軸に据える。水・環境事業では、長年にわたり地表数メートル上と下で社会インフラを支えてきた知見、ノウハウ、データを重要な無形資産と位置付ける。GX形ダクタイル鉄管では、メタルタッチ構造、ボルト本数半減、接合時間約1/2、管下ボルトレス押輪など施工性と安全性を高める仕様を打ち出す。製品、エンジニアリング、運転維持管理、補修、設計施工まで関与する事業構造も参入障壁の一部となる。

3. 市場環境

国内市場では、米価高騰を背景とした農家の設備投資意欲の高まり、国民の農業への関心の高まり、上下水道を含む社会インフラ老朽化を背景とした国土強靭化計画の進展が追い風となる。海外市場では、「食料・水・環境」の各分野のポテンシャルが大きく、短期的には米国の関税政策が逆風となる一方、中長期では底堅い需要を見込む。欧州の景気回復、インド市場の成長にも期待を示す。加えて、AIやICTの活用は新中期経営計画期間における重要トレンドと位置付け、人手不足をはじめとした各分野のニーズ対応が求められる。もっとも、競合他社との厳しい競争、各国の許認可政策や補助金政策、関税、各国法規制、環境規制強化などの外部要因は継続的な事業リスクとなる。

4. 成長戦略

2030年を見据えた長期ビジョン「GMB2030」では、「豊かな社会と自然の循環にコミットする“命を支えるプラットフォーマー”」を掲げる。新中期経営計画では、物量重視から収益性や資本効率を重視した経営への質的改善を進める方針を示す。全社の経営体制改革として、機械事業では大幅な機構改革により効率的な事業運営と迅速な意思決定を図り、水・環境事業では2025年1月のカンパニー化で権限移譲と自立運営を進める。2026年1月導入のチーフオフィサー制により、全社横断で各事業を支援する体制も整備する。事業面では「両利きの経営」を掲げ、既存事業の深化と新規事業の探索を両立させる。M&Aを利用した事業獲得、新設した農業ソリューション本部を通じた新規事業開拓、AI活用とDXによる業務刷新を進める。機械事業では建設機械事業、インド「発」事業、ライフサイクルサポート事業を成長の柱と位置付け、ITやAIを活用した高性能化、簡便化、電動や水素など代替動力への取組みを継続する。水・環境事業では、水循環ソリューション、資源循環ソリューション、カーボンニュートラル関連への技術展開、海外事業拡大をテーマに据える。

5. リスク

主要リスクとして、景気や設備投資動向、農業政策の変化による需要減退リスクを抱える。原材料・部品の価格高騰や調達難は、利益圧迫と製造販売停滞につながる。海外展開に伴い、許認可政策、補助金政策、関税、法規制、地政学、サプライチェーン混乱、人的資源確保難などの影響も受ける。加えて、品質問題が発生した場合は賠償費用だけでなく、社会的評価やブランド価値の低下を招く可能性がある。環境規制強化、自然災害、ITシステム・ネットワーク障害も重要な事業継続リスクとなる。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、K-ESG経営を掲げ、気候変動対応、人的資本の強化、コーポレートガバナンスの強化、リスクマネジメントを重要テーマとして推進する。組織面では、水・環境事業のカンパニー化とチーフオフィサー制の導入により、権限移譲と全社統制の両立を図る。各チーフオフィサーが機械事業、水・環境事業それぞれに対してグローバルに責任を持ち、横断施策を実行する体制を敷く。株主還元方針に関する具体的記載は、提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-12) doc_id=S100XR0M | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
2938.5B 15.8倍 3.2倍 0.0% 2,580.5円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 3018.9B 3016.3B 3020.7B
営業利益 265.5B 315.6B 328.8B
純利益 186.7B 230.4B 238.5B
EPS 163.4 197.6 201.7
BPS 796.8 651.7 578.2

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)0.16%
株式会社日本カストディ銀行 (信託口)0.06%
日本生命保険相互会社0.05%
明治安田生命保険相互会社0.05%
株式会社三井住友銀行0.03%
株式会社みずほ銀行0.03%
MOXLEY & CO LLC (常任代理人 株式会社みずほ銀行)0.02%
BNYM TREATY DTT 15 (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.02%
STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)0.02%
株式会社三菱UFJ銀行0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-01-09株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.06%+5.06%
2026-01-08野村證券株式会社 5.09%+5.09%
2025-11-04株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 3.96%(1.31%)
2025-09-19三井住友信託銀行株式会社 6.40%+0.13%
2025-08-07株式会社みずほ銀行 0.02%N/A
2025-08-06三井住友信託銀行株式会社 6.27%+0.02%
2025-08-05株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.27%N/A
2025-07-22株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.27%+5.27%
2025-07-18ブラックロック・ジャパン株式会社 7.10%+1.01%
2025-06-19三井住友信託銀行株式会社 6.25%(0.33%)
2025-05-08株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 4.35%(1.65%)
2025-04-18野村證券株式会社 4.34%(0.76%)
2025-04-04野村證券株式会社 5.10%+5.10%
2025-04-04三井住友信託銀行株式会社 6.58%+0.03%
2025-03-17株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 6.00%+0.95%
2025-01-21三井住友信託銀行株式会社 6.55%(0.04%)
2024-10-30株式会社 クボタ 19.97%+19.97%
2024-08-21三井住友信託銀行株式会社 6.59%(0.09%)
2024-07-29株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.05%(0.40%)
2024-04-15株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.45%(1.04%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-12TDNetM&Aクボタ株式報酬制度における株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ3,242-3.24%
2026-02-12TDNetその他クボタ株式報酬制度の継続に伴う自己株式の処分に関するお知らせ3,242-3.24%
2026-01-26TDNet人事クボタ監査役の異動に関するお知らせ2,342+0.34%
2026-01-09EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 5.06%2,371-0.17%
2026-01-08EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 5.09%2,344+1.13%
2025-12-11TDNetその他クボタ自己株式の消却に関するお知らせ2,288-0.74%
2025-11-04EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 3.96%2,019-1.54%
2025-10-22TDNet人事クボタ代表取締役の異動に関するお知らせ2,109-2.11%
2025-10-22TDNet人事クボタ取締役、執行役員等の異動に関するお知らせ2,109-2.11%
2025-09-19EDINET大量保有三井住友信託銀行株式会社大量保有 6.4%1,856+1.10%
2025-08-07EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.02%1,741+3.39%
2025-08-06EDINET大量保有三井住友信託銀行株式会社大量保有 6.27%1,731+0.58%
2025-08-05EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 5.27%1,655+4.59%
2025-07-22EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 5.27%1,602+9.71%
2025-07-18EDINET大量保有ブラックロック・ジャパン株式会社大量保有 7.1%1,612-0.68%
2025-06-19EDINET大量保有三井住友信託銀行株式会社大量保有 6.25%1,582-0.79%
2025-06-11TDNet配当・還元クボタ自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の取得結果および取得終了に関するお知らせ1,624-0.92%
2025-06-10TDNetその他クボタ自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ1,606+1.18%
2025-05-08EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 4.35%1,648-3.06%
2025-04-18EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 4.34%1,666-3.69%