Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

荏原実業株式会社 (6328)

荏原実業は、環境関連機器・プラントの製造・販売・設計施工、風水力冷熱機器の商社事業を展開。ファブレスで官公庁向け販売高66.3%を占める。「環境保全のエキスパート」として長年のノウハウと技術力を活かし、自社開発製品の研究開発に集中。環境法規制強化を成長要因と捉え、脱炭素や水処理技術開発を推進。荏原製作所との代理店契約も安定基盤。財務健全性が高く、配当性向40%に引き上げ株主還元を強化する。 [本社]東京都中央区 [創業]1946年 [上場]1998年

1. 事業概要と競争優位性

荏原実業グループは、「環境保全のエキスパート」として、環境関連機器・装置の製造・販売、水処理施設などの各種プラントの設計・施工、風水力冷熱機器などの仕入・販売を主要事業とする。メーカー事業(ファブレス)、エンジニアリング事業、商社事業の3セグメントで構成され、オゾン濃度計、脱臭装置、水処理プラントなど自社開発製品は生産委託により供給される。2025年12月期における官公庁向け販売高は66.3%を占め、公共事業における長年の実績と信頼が参入障壁となっている。また、㈱荏原製作所と販売代理店契約を締結し、安定的な事業基盤を構築している。

競争優位性として、当社は長年にわたり培った環境保全に関するノウハウと技術力を有する。ファブレス方式を採用することで、経営資源を研究開発に集中させ、脱炭素、水、空気、エネルギーといった環境課題解決に向けた製品・システム開発を推進している。具体的には、水素添加型メタン生成プロセスやPFAS除去機能付き濾過装置などの研究開発を進め、環境法規制の強化を成長要因と捉え、これに対応する製品開発力を強みとしている。2025年12月期の売上総利益率は33.8%と高水準を維持している。

2. 沿革ハイライト

1946年11月に荏原工業㈱として設立され、1952年6月に荏原実業㈱へ商号を変更した。1950年7月には㈱荏原製作所と代理店契約を締結し、水処理プラントやオゾン濃度計、脱臭装置などの環境関連事業を拡大。1998年11月に株式を店頭登録し、2001年2月に東証二部、2004年3月に東証一部へ上場。2022年4月にはプライム市場へ移行し、2025年4月には荏原実業テクノロジーズ㈱を設立している。

3. 収益・成長戦略

当社グループは「豊かな人間環境の創造を目指して社会に貢献する」という経営理念と、パーパス「心地よい環境を、未来へつなぐ。」に基づき事業を展開している。2030年に向けた長期ビジョンでは、売上高600億円、営業利益80億円、ROE15.0%以上を目標に掲げる。中期経営計画「EJ2027」では、2027年度までに売上高450億円、営業利益55億円、ROE15.0%以上を目指しており、2025年12月期の実績は売上高41,211百万円、営業利益6,121百万円、ROE17.1%と、営業利益は最終年度計画を前倒しで達成している。

成長ドライバーとしては、公共分野において、老朽化した水インフラ設備の更新・整備需要や、国土強靭化基本計画に基づく防災・減災需要が拡大基調にある。民間分野では、国内の工場新設や設備更新に伴う需要が堅調に推移し、特に半導体業界向けの需要も徐々に持ち直している。気候変動や環境課題、地震・老朽化対策の必要性も市場拡大の要因となっている。

当社グループは「既存事業の強化」と「新領域の探索」を基本方針とし、持続的成長を目指す。具体的には、メーカー事業における技術開発力強化に加え、医療・福祉分野へのオゾン応用製品展開、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)・ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)関連商品、家庭用蓄電システムなども成長を牽引する。新たな市場への進出や官民連携への対応、環境分野における新たな事業領域・ビジネスモデルの創出にも注力している。環境法規制の強化は当社グループの成長要因の一つであり、これに対応した製品開発に経営資源を集中している。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100XPJL | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
30.7B 12.6倍 2.0倍 3.2% 2,376.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 14.8B 44.0B 41.2B
営業利益 3.5B 6.3B 6.1B
純利益 2.4B 4.5B 4.4B
EPS 102.2 189.1 184.2
BPS 1,172.6

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.12%
光通信株式会社0.08%
NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC (常任代理人 香港上海銀行東京支店)0.08%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.03%
NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE IEDP AIF CLIENTS NON TREATY ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行東京支店)0.03%
株式会社みずほ銀行0.02%
日本生命保険相互会社0.02%
鈴木 久司0.02%
三井住友信託銀行株式会社0.02%
荏原実業社員持株会0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-10-22株式会社みずほ銀行 0.02
2025-10-07株式会社みずほ銀行 0.02
2025-09-19三井住友信託銀行株式会社 5.44
2025-01-10NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC 9.63
2024-11-01NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC 8.88
2024-06-28NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC 7.99
2023-01-20NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC 6.97
2022-03-31NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC 6.38
2022-01-18光通信株式会社 9.02
2021-11-29光通信株式会社 9.02
2021-08-25NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC 6.09

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-05-29TDNet従業員に対する譲渡制限付株式としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ
2026-04-01TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2026-03-02TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2026-03-02TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2026-02-17TDNet株主提案に対する当社取締役会意見に関するお知らせ
2026-02-17TDNet取締役候補者の決定に関するお知らせ
2026-02-17TDNet人事異動に関するお知らせ
2026-02-17TDNet剰余金の配当に関するお知らせ
2026-02-17TDNetdividend: 剰余金の配当に関するお知らせ
2026-02-09TDNetearnings: 2025年12月期決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-02-09TDNetbuyback: 自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ
2026-02-09TDNet2025年12月期決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-02-09TDNet2025年12月期 決算補足説明資料
2026-02-09TDNet業績予想と実績値との差異に関するお知らせ
2026-02-09TDNet自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ
2025-12-16TDNet事業譲渡契約締結に関するお知らせ
2025-11-06TDNet株式分割及び株式分割に伴う定款の一部変更に関するお知らせ
2025-11-06TDNet「従業員持株会信託型ESOP」の導入に伴う第三者割当による自己株式の処分に関するお知らせ
2025-11-06TDNet「従業員持株会信託型ESOP」の導入に関するお知らせ
2025-11-06TDNet業績予想の修正に関するお知らせ