Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

東洋エンジニアリング株式会社 (6330)

石油・ガス、石油化学、肥料、水、発電、医薬、環境など幅広い産業向けに、研究・開発協力から企画、設計、機器調達、建設、試運転、技術指導までを担う総合EPCを展開する。強みはプロジェクトマネジメント力、技術力、アライアンス構築力、総合エンジニアリング力、グローバル対応力。DXoTやDX-PLANT、FPSO合弁OFS、新技術開拓で競争力強化を進める。[本社]千葉県習志野市 [創業]1961年 [上場]1962年

1. 事業概要

東洋エンジニアリング株式会社グループは、当社および関係会社31社で構成し、石油、ガス、石油化学、一般化学、水、発電、高度生産システム、医薬、ファインケミカル、バイオ、環境、資源開発、人工知能その他各種産業向けプラントの研究・開発協力、企画、設計、機器調達、建設、試運転、技術指導を手掛ける。事業セグメントはEPC事業および付帯事業の単一セグメントとし、グローバル体制で変化する顧客ニーズに対応する総合エンジニアリングビジネスを展開する。研究開発面では、DX-PLANTの拡販、尿素プラント向けPMOS、エチレンプラント向けRL-Tracker、分解ガス圧縮機性能監視など、プラント運営支援ソリューションを実装する。2024年10月のボリビア国営石油ガス会社向け導入を含め、DX-PLANTは計10件の導入実績を有する。

2. 競争優位性

同社は経営方針上の強みとして、プロジェクトマネジメント力、技術力、アライアンス構築力、総合エンジニアリング力、グローバル対応力の5点を明示する。EPC強靭化では、DXoTを通じてプロジェクト、設計、調達、工事へDX適用領域を拡大し、受注段階での良質案件選定、人員配置やスケジュール最適化、遂行段階での生産性向上や工期短縮を進める。拠点面では、インド、インドネシア、中国、韓国、マレーシア、ブラジル、日本のEPC拠点が案件受注から完工引き渡しまで自律的に遂行する体制を整備する。FPSO分野では、MODECとの合弁会社OFSを通じ、同社のエンジニアリングとプロジェクトマネジメント力、複数の戦略的拠点の活用、MODECの知見との融合を差別化要因として掲げる。技術面では、アンモニア、水素、CCUS、合成ガス、地熱、バイオマス、廃棄物リサイクル、省エネルギーなど脱炭素関連の研究開発を広く進める。特許件数や市場シェアの数値は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

事業環境は、カーボンニュートラル関連、既存の石油化学・肥料・インフラ、FPSOの3領域で整理される。カーボンニュートラル分野では、政策後退の動きが一部にみられる一方、脱炭素化や経済安全保障上のレジリエンス強化を背景に、政府支援による民間投資後押しが継続する。燃料アンモニアでは、製造から受入基地、アンモニア分解による水素製造までのサプライチェーン案件でFEED実施に向けた協議が進展する。CCSではJOGMEC選定案件のFSやPre-FEEDが進み、同社も複数案件でFEED協議を開始する。既存事業では、肥料案件で人口増加と食糧安全保障問題を背景に需要増を見込み、石油化学では中東やインドを中心に設備投資継続を見込む。FPSO市場は2023年以降の10年間をGolden Ageと呼ぶに相応しい活況と位置付け、石油メジャーや国営石油会社の投資加速を追い風とする。

4. 成長戦略

中期経営計画は「EPC強靭化」と「新技術・事業開拓」を軸に推進する。EPC強靭化では、DXoTの浸透に加え、2025年1月にプロジェクト管理本部を設立し、グループ全体でのリスクマネジメント強化、Lessons Learntの活用、リスク受容度評価の徹底を進める。新技術・事業開拓では、CCUSや合成ガス技術の研究、国内で連続受注したバイオマス発電12件の完工・引き渡し、インドネシアでの地熱発電案件継続受注、地熱マスタープラン策定、カーボンニュートラルパーク構想検討を進める。アンモニア分野では、Pupuk Indonesia Holding Companyおよび伊藤忠商事とグリーンアンモニア事業の共同開発契約を締結しFEEDを開始、さらに合弁会社設立に向けた株主間契約書を締結する。KBRとはアンモニア分解による水素製造技術で覚書を締結し、日本精線、中部電力、中部電力ミライズとは小型アンモニア分解装置の実用化検討を進める。2030年には鉄‐ヒドリド触媒を用いた新規アンモニア製造設備への納入を目指す。次期中期経営計画は2026年度から2030年度を対象とし、品質関連損失コスト極小化、案件成果と全社業績の向上、収益構造の転換・多様化を課題に据える。

5. リスク

第一に、長期間にわたるグローバルなプラント建設工事を主力とするため、顧客、取引先、各国政治経済情勢、自然災害など内外要因により、受注減少、プロジェクト中止・中断・延期、工事代金回収不能が生じる可能性を抱える。第二に、カントリーリスクとして、戦争、内乱、テロ、政策変更、為替変動が収支悪化を招く可能性を有する。第三に、工事従業者不足、賃金高騰、機器資材価格高騰が工期遅延や建設費増加を招く可能性を有する。加えて、感染症、コンプライアンス、情報セキュリティ、投資、気候変動も重要リスクとして列挙する。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、グループ共通のMission、Vision、Valuesを定め、世界に点在するグループ企業の全従業員の一体感向上を図る。コンプライアンス体制として、役職員行動規範、コンプライアンス・マニュアル、グループ統一の内部通報制度を整備し、Chief Compliance Officerを委員長とするコンプライアンス委員会を中心に啓蒙・推進活動を実施する。情報セキュリティでは、情報資産マネジメント規程および基本方針に基づき、監査結果をICT委員会へ報告する運営を行う。株主還元については、2023年度に期末配当を復活した旨が示される一方、具体的な配当方針や資本政策の詳細は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W4SP | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
139.2B 104.7倍 3.1倍 0.0% 3,610.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高
営業利益 2.6B 6.7B 4.8B
純利益 2.0B 9.8B 1.6B
EPS 34.5 167.6 28.1
BPS 1,174.3 1,276.8 885.0

大株主

株主名持株比率
インテグラルTeam投資事業有限責任組合0.30%
三井物産株式会社0.15%
株式会社日本カストディ銀行(三井住友信託銀行再信託分・三井化学株式会社退職給付信託口)0.09%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.07%
Innovation Alpha Team L.P.0.05%
大成建設株式会社0.02%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.01%
株式会社三井住友銀行0.01%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505025 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%
JPモルガン証券株式会社0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-03-12インテグラルTeam株式会社 20.16%(1.97%)
2026-03-10インテグラルTeam株式会社 1.00%(26.32%)
2026-03-10インテグラルTeam株式会社 1.00%(25.31%)
2026-03-10インテグラルTeam株式会社 1.00%(23.77%)
2026-03-10インテグラルTeam株式会社 1.00%(22.68%)
2026-02-26インテグラルTeam株式会社 32.72%(1.74%)
2026-02-26インテグラルTeam株式会社 30.77%(1.95%)
2026-02-26インテグラルTeam株式会社 29.20%(1.57%)
2026-02-26インテグラルTeam株式会社 27.32%(1.88%)
2024-01-12三井化学株式会社 8.74%(4.59%)
2022-10-05JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社 4.15%(1.44%)
2022-03-03JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社 5.59%+0.26%
2021-07-05JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社 5.33%+5.33%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-18TDNetその他洋エンジA種優先株式の普通株式への一部転換のお知らせ3,500
2026-03-18TDNetその他洋エンジ主要株主の異動に関するお知らせ3,500
2026-03-12EDINET大量保有インテグラルTeam株式会社大量保有 20.16%2,517+8.50%
2026-03-10EDINET大量保有インテグラルTeam株式会社大量保有 1.0%2,549+2.63%
2026-03-10EDINET大量保有インテグラルTeam株式会社大量保有 1.0%2,549+2.63%
2026-03-10EDINET大量保有インテグラルTeam株式会社大量保有 1.0%2,549+2.63%
2026-03-10EDINET大量保有インテグラルTeam株式会社大量保有 1.0%2,549+2.63%
2026-02-27TDNetその他洋エンジA種優先株式の普通株式への一部転換のお知らせ3,630-3.17%
2026-02-26EDINET大量保有インテグラルTeam株式会社大量保有 32.72%3,215+12.91%
2026-02-26EDINET大量保有インテグラルTeam株式会社大量保有 30.77%3,215+12.91%
2026-02-26EDINET大量保有インテグラルTeam株式会社大量保有 29.2%3,215+12.91%
2026-02-26EDINET大量保有インテグラルTeam株式会社大量保有 27.32%3,215+12.91%
2026-02-16TDNetその他洋エンジA種優先株式の普通株式への一部転換のお知らせ4,555-7.46%
2026-02-13TDNetその他洋エンジ当社に対する提訴に関するお知らせ4,150+9.76%
2025-07-02TDNetその他洋エンジ当社に対する仲裁申し立てに関するお知らせ928+4.31%
2024-01-12EDINET大量保有三井化学株式会社大量保有 8.74%
2022-10-05EDINET大量保有JPモルガン・アセット・マネジメント株式大量保有 4.15%
2022-03-03EDINET大量保有JPモルガン・アセット・マネジメント株式大量保有 5.59%
2021-07-05EDINET大量保有JPモルガン・アセット・マネジメント株式大量保有 5.33%