Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

日本ギア工業株式会社 (6356)

日本ギア工業は、バルブ・アクチュエータ、ジャッキ、増減速機、各種歯車の製造販売と付帯メンテナンスを展開。受注生産を主軸に、工事事業ではメンテナンスも担う。競争力の源泉は、歯車製造で培った固有技術、発電所や上下水道向け実績、品質・納期・アフターサービスの強化方針にある。電子式アクチュエータや大型高精度歯車、海外販売拡大が成長テーマ。[本社]東京都港区 [創業]1923年 [上場]1961年

1. 事業概要

日本ギア工業は、歯車及び歯車装置事業と工事事業を展開。歯車及び歯車装置事業では、バルブ・アクチュエータ、ジャッキ、ミキサー、その他増減速機、自動車用歯車、建設機械用歯車、鉄道・船舶用歯車、その他各種歯車の製造販売を手掛ける。工事事業では、バルブ・アクチュエータ、ジャッキ、ミキサー、その他増減速機に付帯するメンテナンス等を担う。顧客仕様に合わせた受注生産を主とし、製品供給に加えて保守・工事まで対応する体制を持つ。製品は発電所や上下水道などのインフラ設備、自動車、産業機械などに使用される。研究開発は主に歯車装置分野で進め、既存製品改良と新技術開発を継続する。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、歯車装置メーカーとして培ってきたもの造りに関する固有技術の蓄積にある。沿革上、歯車製造に専念した時期を起点に、蓄積技術を基礎として歯車装置分野へ進出し、米国メーカーとの技術援助契約を通じて製品多様化を進めてきた。バルブ・アクチュエータでは、従来のマルチターンタイプ、パートターンタイプの電子式アクチュエータに加え、故障診断や無線通信等のIoT機能を大幅に進化させた次世代電子式アクチュエータを研究開発する。防爆区域での使用を見据え、各種国際防爆規格・安全認証取得に取り組む点も参入障壁形成に資する。既存機械式製品でも小型・軽量化した廉価機の開発を進める。歯車では大型歯車加工機を活用した大型高精度歯車顧客の開拓を掲げる。工事事業でメンテナンスを提供するため、製品販売後の接点を持ちやすく、アフターサービス強化方針とも整合する。知的財産権の取得に努める記載もあり、技術保護意識を確認できる。一方、具体的な市場シェア数値や特許件数は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

事業基盤は国内市場への依存が大きい。歯車装置及び工事では、主要取引先である電力関係の設備投資抑制、定期点検工事の期間延長、公共投資予算削減が需要に影響し得る。歯車では自動車関連、産業機械関連の特定取引先比率上昇がリスクとなる。製品は発電所、上下水道、自動車、産業機械など幅広い用途に入る一方、各事業分野で価格競争に直面する。海外販売も行い、先進国市場に加えて新興国市場にも展開するが、海外売上高比率は大きくない。バルブ・アクチュエータでは防爆規格や安全認証、工事事業では一般建設業の許可取得の沿革があり、一定の規格対応力や許認可対応力を有する。

4. 成長戦略

2022年度からの3ヵ年計画では、「他社との競争に打ち勝ち、着実な成長をする企業を目指す」を基本方針に据える。具体策として、メーカーの基本である品質、コスト、納期、アフターサービスの競争力強化を進め、収益拡大、責任の明確化、スピードアップを図る。事業別には、バルブ・アクチュエータで新製品開発、電子式アクチュエータの販売強化、海外市場への販売推進を掲げる。研究開発面では、故障診断や無線通信等のIoT機能を備えた次世代電子式アクチュエータを進め、防爆区域向けの国際防爆規格・安全認証取得を目指す。ジャッキではコストダウンと機能特化型ジャッキ投入検討を進め、研究開発では構造改良、短納期化体制、付加機能検討に取り組む。精機ではミキサードライブ改良、特定機能に特化したインペラ開発を進める。その他増減速機では海外を含む新市場参入を推進。歯車では大型歯車加工機による大型高精度歯車顧客の開拓に注力。工事事業では発電所の元請からの受注拡大を狙う。設備投資は老朽設備更新と生産性向上を重点とし、機械装置更新を実施する。中期計画の数値目標は提示テキスト内では確認できない。

5. リスク

主要リスクは、第一に国内市場と特定分野への依存にある。電力関係の設備投資抑制、公共投資削減、自動車関連や産業機械関連の特定取引先動向が業績に影響し得る。第二に受注生産に伴う棚卸資産評価リスクがある。需要急変や仕様変更により余剰在庫、滞留在庫が発生し、評価減計上の可能性がある。第三に品質・供給面のリスクがある。インフラ設備向け製品やメンテナンスで重大欠陥が生じた場合の影響は大きく、加えて原材料価格高騰、災害、基幹システム障害、下期偏重の売上構造も変動要因となる。

6. ガバナンス

経営方針では、社会的責任を重視した内部統制の構築と運用、コンプライアンス徹底、企業ガバナンス強化を掲げる。コンプライアンス面では社内倫理綱領を制定し、重要行動指針を定めたコンプライアンスガイドラインを役員・従業員に配布して周知徹底を進める。労務面では2つの労働組合を有し、労使関係は安定すると記載する。人的基盤として平均勤続年数は長く、営業・技術・製造の経営資源継承を課題認識として示す。株主還元では、中長期的に安定した配当を可能とする当期純利益の確保に取り組む方針を示す一方、具体的な配当性向や総還元方針は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W2KW | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
25.7B 16.5倍 2.0倍 0.0% 1,800.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 9.6B 9.6B 7.5B
営業利益 2.1B 2.1B 965M
純利益 1.6B 1.5B 685M
EPS 108.9 108.1 48.1
BPS 882.3 779.4 663.0

大株主

株主名持株比率
株式会社成和0.40%
株式会社三田商店0.07%
株式会社GM INVESTMENTS0.02%
日本ギア取引先持株会0.02%
古屋 雅章0.02%
株式会社千代田組0.01%
THE BANK OF NEW YORK MELLOW 140040 (常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%
THE BANK OF NEW YORK MELLOW 140042 (常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%
株式会社SBI証券0.01%
石森 美智子0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2023-06-12株式会社成和 39.82%--
2021-11-24株式会社成和 39.82%--
2021-11-19株式会社成和 39.82%--

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-12-24TDNetその他日ギア非上場の親会社等の決算に関するお知らせ880+0.57%
2025-06-24TDNetその他日ギア支配株主等に関する事項について554+1.44%
2023-06-12EDINET大量保有株式会社成和大量保有 39.82%
2021-11-24EDINET大量保有株式会社成和大量保有 39.82%
2021-11-19EDINET大量保有株式会社成和大量保有 39.82%