Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

ダイキン工業株式会社 (6367)

空調・冷凍機を中核に、化学、油機、特機、電子システムまで展開する総合メーカー。住宅用から業務用、舶用、データセンター向けまで製品群が広く、世界170カ国以上で事業を展開する販売・サービス網が強み。FUSION25ではカーボンニュートラル、ソリューション事業、空気価値創造、インド拠点化、高機能・環境材料を成長軸に据える。[本社]大阪府大阪市北区 [創業]1924年 [上場]1949年

1. 事業概要

ダイキン工業は、空調・冷凍機、化学、油機、特機製品の製造、工事施工、販売を手掛ける。中核の空調・冷凍機事業は、住宅用のルームエアコン、空気清浄機、ヒートポンプ式給湯機、業務用のパッケージエアコン、ターボ冷凍機、スクリュー冷凍機、全熱交換器、換気扇、ウォーターチリングユニット、冷凍・冷蔵ショーケース、工業用集塵装置、舶用の海上コンテナ冷凍装置などを幅広く展開する。化学事業は冷媒を中心とするフルオロカーボンガス、四フッ化エチレン樹脂、溶融タイプ樹脂、フッ素ゴム、フッ素塗料、半導体用エッチング剤、撥水撥油剤、フッ素オイル、医農薬中間体などを扱う。その他事業では、産業機械用油圧機器、建機・車両用油圧機器、集中潤滑機器、防衛省向け砲弾・誘導弾用部品、在宅酸素医療用機器、設備設計CAD/BIMシステム、分子シミュレーションソフトなども展開する。連結子会社350社、持分法適用会社14社を擁し、国内31社、海外319社の体制でグローバルに事業を運営する。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、空調を軸にした広範な製品群、グローバルな販売・サービス網、独自技術の継続的高度化にある。事業等のリスクの記載では、世界170カ国以上で事業を展開し、販売網強化によるシェア向上に取り組むと明記する。研究開発面では、テクノロジー・イノベーションセンターを中心に、圧縮機、モータ、インバータなどの空調コア技術を高度化する体制を敷く。具体例として、R32冷媒を使用した業務用マルチエアコン「VRV7」、湿度コントロール技術を活かした壁掛形ルームエアコン「うるさらX」、自社インバータ圧縮機搭載のルーフトップユニットなどを投入する。さらに、東京ガスエンジニアリングソリューションズ、理化学研究所と共同で、世界で初めてレーザーによりR32冷媒の漏えいを遠隔検知する技術を開発するなど、環境規制対応と安全性向上に資する技術開発を進める。加えて、空調機器に加湿、換気、空気清浄、熱回収、施工性改善、カスタマイズ販売を組み合わせる提案力は、単体機器販売にとどまらない差別化要素となる。

3. 市場環境

市場環境は、カーボンニュートラルの加速、低温暖化冷媒や省エネ規制の強化、建物全体のエネルギー効率化需要の拡大が大きな方向性となる。会社は気候変動をグローバルな社会課題と位置づけ、省エネ高効率空調機や低温暖化冷媒の開発・普及、建物全体でエネルギーを効率的に利用するソリューション創出に取り組む。需要面では、欧米を中心にIT企業やデータセンター運用会社向けのアプライド空調需要が急伸すると記載する。北米では学校・病院向け需要、国内では電気料金上昇や熱中症リスク、燃料費高騰や脱炭素化を背景とした暖房機器からエアコンへの転換が追い風となる。一方で、関税引き上げ、貿易摩擦、景気後退、天候不順、感染症、各国の競争法、贈賄防止法、個人情報保護法、デジタル・AI規制、環境規制など、事業運営を左右する外部要因は多い。

4. 成長戦略

中期戦略は、2025年を最終年度とする戦略経営計画「FUSION25」の後半3ヵ年計画に沿って進める。成長戦略3テーマとして「カーボンニュートラルへの挑戦」「顧客とつながるソリューション事業の推進」「空気価値の創造」を掲げ、重点戦略には「インドの一大拠点化」「高機能・環境材料事業」を追加する。2025年度の具体策として、販売価格政策とシェア向上の両立、米国関税政策への対応、新商品・差別化商品の投入加速、グループトータルでのコスト力・調達力強化、グローバルでのアプライド空調事業拡大、用途や市場ごとの付加価値提供による業務用ソリューション事業の収益拡大、グローバル生産拠点の最大活用、買収案件の成果創出を挙げる。研究開発では、同志社大学とのCO2再利用技術実証、東京科学大学との空調技術協働研究拠点設置、Shizen Connectと大手電力3社とのVPP共同実証、Toyota Woven Cityでの「花粉レス空間」実証など、産官学連携を通じた新市場開拓と技術獲得を進める。

5. リスク

主なリスクは3点に整理できる。第1に、政治・外交情勢、貿易摩擦、景気後退、天候不順、感染症などによる市場環境悪化リスクがある。第2に、技術・商品・サービス面で想定外の新技術出現や新規参入を含む競争激化が起きた場合、優位性低下や新商品投入遅延につながる可能性がある。第3に、気候変動対応に伴う冷媒使用・排出規制や省エネルギー規制の強化、サイバー攻撃、調達逼迫、M&A統合遅延、品質問題、自然災害などが財政状態と経営成績に影響する可能性がある。

6. ガバナンス

経営管理指標としてFCF、ROIC、ROA、ROEなど「率の経営」を重視し、特にFCFを最重視する。運転資本圧縮を含めたキャッシュ創出を経営の中心に据える点が特徴となる。コンプライアンス面では「グループ行動指針」「グループ人権方針」を定め、教育研修、年1回の自己点検、監査を実施する。情報セキュリティでは、情報セキュリティ担当役員を委員長とする情報セキュリティ委員会を設置し、重要事項を企業倫理・リスクマネジメント委員会、内部統制委員会、取締役会へ報告する体制を敷く。株主還元方針の具体的記載は、提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W3XO | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
5677.6B 21.4倍 2.0倍 0.0% 19,370.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 4752.3B 4395.3B 3981.6B
営業利益 401.7B 392.1B 377.0B
純利益 264.8B 260.3B 257.8B
EPS 904.3 889.2 880.6
BPS 9,567.1 9,009.2 7,635.3

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)0.19%
㈱日本カストディ銀行(信託口)0.08%
ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー  505001(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)0.04%
ジェーピー モルガン チェース バンク 385632(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)0.04%
㈱三井住友銀行0.03%
ステート ストリート バンク ウエスト クライアント トリーティ 505234 (常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)0.02%
日本マスタートラスト信託銀行㈱(農中口)0.02%
㈱日本カストディ銀行(信託口4)0.02%
ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー  505103(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)0.01%
㈱三菱UFJ銀行0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-09-19三井住友信託銀行株式会社 7.21%(0.03%)
2025-07-04三井住友信託銀行株式会社 7.24%(0.83%)
2025-02-21キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー 4.33%(1.01%)
2025-01-06株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.04%+5.04%
2024-07-29株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 4.86%(0.58%)
2024-06-07キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー 5.34%+2.34%
2023-10-16株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.44%(0.16%)
2023-06-06ブラックロック・ジャパン株式会社 6.06%+1.05%
2023-03-06株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.60%(0.87%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-04TDNet決算ダイキン工2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)19,375-7.43%
2025-11-05TDNet決算ダイキン工2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)17,900+7.79%
2025-09-19EDINET大量保有三井住友信託銀行株式会社大量保有 7.21%17,380-0.81%
2025-08-05TDNet決算ダイキン工2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)18,520+3.02%
2025-07-11TDNet資本政策ダイキン工新株予約権(株式報酬型ストックオプション)の発行内容確定に関するお知らせ19,095-1.13%
2025-07-04EDINET大量保有三井住友信託銀行株式会社大量保有 7.24%17,905+0.03%
2025-02-21EDINET大量保有キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメ大量保有 4.33%
2025-01-06EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 5.04%
2024-07-29EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 4.86%
2024-06-07EDINET大量保有キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメ大量保有 5.34%
2023-10-16EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 5.44%
2023-06-06EDINET大量保有ブラックロック・ジャパン株式会社大量保有 6.06%
2023-03-06EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 5.6%