株式会社ダイフクは、マテリアルハンドリングシステム・機器、洗車機等の製造販売及びアフターサービスを手掛ける。国内では、製品に組み込まれる電子機器をコンテックグループから調達し、㈱ダイフク・マニュファクチャリング・テクノロジーをはじめとする国内連結会社へ物流機器の設計・製造等を委託する体制を採る。海外では、Daifuku North America, Inc.グループが北米を中心にマテリアルハンドリングシステム・機器の製造販売及びアフターサービスを展開し、Clean Factomation, Inc.が主に韓国の半導体メーカー向け、大福自動搬送設備(蘇州)有限公司が主に中国の半導体メーカー向けに、クリーンルーム内搬送システムの製造販売及びアフターサービスを行う。その他の連結会社は、ダイフク供給のコンポーネントと現地生産・調達部材を組み合わせ、販売、据付工事、アフターサービスを担う。
競争優位の中核は、マテリアルハンドリングを核とした「モノを動かす技術」を基盤に、製造、販売、据付工事、アフターサービスまでを一体運営する事業体制に置く。特に、北米、韓国、中国で地域別に製造販売と保守を担う子会社群を配置し、現地生産・現地調達とサービス提供を組み合わせるグローバル供給網を構築する点が強みとなる。半導体向けでは、韓国と中国の半導体メーカー向けクリーンルーム内搬送システムを展開しており、顧客の生産現場に深く組み込まれる性格上、据付後の保守・更新需要を取り込みやすい構造を持つ。2027年中期経営計画ではサービスビジネスの拡充を重要KPIに据え、サービス売上高目標を設定する。AI、IoT技術による予知保全の確立、AIを活用した予知保全システムの開発継続を掲げており、アフターサービスの高度化を通じたリカーリング収益拡大を志向する。加えて、XY-ピッキングロボット、無人搬送車、画像認識技術を活用した装置、高効率モーター搭載搬送システム、回生エネルギー活用保管システムなど、先端技術を取り込んだ製品開発を進める。
事業環境は、景気変動や顧客の設備投資動向の影響を強く受ける。主力製品が物流システム等の設備であるため、世界的なインフレ、金利上昇、中国経済の減速、各国政策の大幅転換、紛争や政変などが需要に影響し得る。特に半導体を主体とするエレクトロニクス業界は技術革新の速度が速く、AI利活用加速による半導体需要増が見込まれる一方、設備投資動向が短期間で急変しやすい。反面、少子高齢化や人手不足を背景とする自動化・省人化ニーズ、グローバルサウス諸国の経済発展、自動車産業のxEV化、国際的な人の往来回復は追い風となる。提示テキスト内では国内外シェアや競合比較の具体数値は確認できない。
長期ビジョン「Driving Innovative Impact 2030」と、2027年12月期を最終年度とする中期経営計画を策定し、既存事業の進化、新領域への挑戦、次世代事業の創出を推進する。2027年12月期の経営目標として、連結売上高8,000億円、営業利益率11.5%、ROE13.0%を掲げる。成長施策として、日本・米国・インドで設備投資を実行し、2024年12月期から2027年12月期累計で1,600億円程度の成長分野投資を計画する。技術面では、AIやバッテリー技術を活用したシステムの効率化・省電力化、AI活用の予知保全、画像認識技術、航空機搭載用コンテナへの手荷物自動積み付け機、洗車機向け画像認識技術の基礎開発を進める。市場開拓では、冷蔵倉庫、二次電池、半導体製造の対象工程拡大、半導体後工程への自動化ソリューション提供、次世代の車造りに合わせた搬送設備構築、空港向けスマートセキュリティレーンやデジタル製品の納入、アフリカ市場への空港向け製品納入、ゴミ収集車内部洗浄装置の発売を進める。M&A・アライアンスも継続検討し、半導体後工程自動化・標準化技術研究組合への参画を行う。新規領域創出を加速するため、2024年4月にビジネスイノベーション本部を発足する。
主要リスクは、第一に事業環境の変化となる。景気変動、重要顧客の喪失、半導体業界の設備投資変動が受注・売上に影響し得る。第二に調達・サプライチェーンとなる。多種多様な部品・部材で構成される物流システムを扱うため、原材料・部品の調達遅延や価格高騰が生産、工事、サービス提供の遅れにつながる。第三に成長戦略上の新規領域創出・技術開発となる。AIやIoTを活用した新製品・サービス開発が遅れた場合、市場競争力低下の可能性がある。加えて、人材不足、子会社管理不備、自然災害、情報セキュリティも重要リスクに位置付ける。
リスク管理は、代表取締役を最高責任者とする3線モデルを基本に運営する。事業部門を第1線、コーポレート部門等を第2線、監査部門を第3線とし、全社的モニタリング、対応指示、進捗管理のためにリスクマネジメント委員会を設置する。同委員会は代表取締役を委員長とし、コーポレート部門長、事業部門長、グループチーフオフィサー等で構成し、2024年12月期は3回開催する。経営体制面では、取締役会の実効性評価、資本コスト経営に関する検討会、IFRS適用への取り組み推進、CEO等の後継者計画に関する集中討議を実施する。株主還元では、資本効率性向上のため自己株式100億円の取得を実施した記載を確認できる一方、配当方針の具体記載は提示テキスト内では確認できない。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 2182.5B | 37.3倍 | 5.3倍 | 0.0% | 5,746.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 563.2B | 611.5B | 611.5B |
| 営業利益 | 71.5B | 62.1B | 62.1B |
| 純利益 | 57.1B | 45.5B | 45.5B |
| EPS | 154.2 | 121.6 | 121.6 |
| BPS | 1,082.7 | 967.0 | 967.0 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.14% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.09% |
| STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505025(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.04% |
| 株式会社みずほ銀行 | 0.03% |
| ダイフク取引先持株会 | 0.02% |
| 日本生命保険相互会社 | 0.02% |
| STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.02% |
| 中央日本土地建物株式会社 | 0.02% |
| 株式会社三井住友銀行 | 0.02% |
| STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.02% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2026-02-06 | ゴールドマン・サックス証券株式会社 | 4.11% | (1.25%) |
| 2025-12-18 | ブラックロック・ジャパン株式会社 | 7.78% | +1.68% |
| 2025-10-07 | 株式会社みずほ銀行 | 0.02% | N/A |
| 2025-09-19 | 三井住友信託銀行株式会社 | 5.47% | +0.14% |
| 2024-04-05 | ゴールドマン・サックス証券株式会社 | 5.36% | +5.36% |
| 2024-04-01 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 4.73% | (1.02%) |
| 2023-11-08 | 野村證券株式会社 | 5.03% | +5.03% |
| 2023-10-17 | 野村證券株式会社 | 5.00% | N/A |
| 2023-09-22 | 野村證券株式会社 | 5.00% | +5.00% |
| 2023-07-19 | ブラックロック・ジャパン株式会社 | 6.10% | +1.01% |
| 2023-07-06 | 三井住友信託銀行株式会社 | 5.33% | (1.01%) |
| 2023-05-01 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 5.75% | (1.01%) |
| 2023-04-21 | 株式会社みずほ銀行 | 0.03% | N/A |
| 2022-09-22 | 三井住友信託銀行株式会社 | 6.34% | +0.21% |
| 2022-06-06 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 6.76% | (1.03%) |
| 2022-01-07 | 三井住友信託銀行株式会社 | 6.13% | +0.64% |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-12 | TDNet | 決算 | ダイフク | 2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結) | 5,968 | +5.75% |
| 2026-02-12 | TDNet | IR | ダイフク | 2025年12月期 決算説明資料 | 5,968 | +5.75% |
| 2026-02-12 | TDNet | その他 | ダイフク | 2025年12月期通期決算における個別業績の決算値と前事業年度の実績値との差異に関するお知らせ | 5,968 | +5.75% |
| 2026-02-12 | TDNet | 配当・還元 | ダイフク | 剰余金の配当(増配)のお知らせ | 5,968 | +5.75% |
| 2026-02-12 | TDNet | 資本政策 | ダイフク | 2028年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債及び2030年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付 | 5,968 | +5.75% |
| 2026-02-12 | TDNet | 事業計画 | ダイフク | 長期ビジョン「Driving Innovative Impact 2030」および「2027年中期経 | 5,968 | +5.75% |
| 2026-02-06 | EDINET | 大量保有 | ゴールドマン・サックス証券株式会社 | 大量保有 4.11% | 5,811 | +2.27% |
| 2025-12-18 | EDINET | 大量保有 | ブラックロック・ジャパン株式会社 | 大量保有 7.78% | 4,805 | +1.21% |
| 2025-11-11 | TDNet | 決算 | ダイフク | 2025年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | 5,026 | +2.19% |
| 2025-11-11 | TDNet | IR | ダイフク | 2025年12月期 第3四半期決算説明資料 | 5,026 | +2.19% |
| 2025-11-11 | TDNet | 業績修正 | ダイフク | 通期業績予想及び期末配当予想の修正に関するお知らせ | 5,026 | +2.19% |
| 2025-11-11 | TDNet | 人事 | ダイフク | 代表取締役の委嘱業務の変更に関するお知らせ | 5,026 | +2.19% |
| 2025-11-11 | TDNet | 人事 | ダイフク | 役員人事のお知らせ | 5,026 | +2.19% |
| 2025-10-21 | TDNet | 人事 | ダイフク | 社外取締役の逝去及び退任に関するお知らせ | 4,863 | +3.15% |
| 2025-10-07 | EDINET | 大量保有 | 株式会社みずほ銀行 | 大量保有 0.02% | 4,891 | -0.20% |
| 2025-09-19 | EDINET | 大量保有 | 三井住友信託銀行株式会社 | 大量保有 5.47% | 4,666 | +0.54% |
| 2025-08-07 | TDNet | 決算 | ダイフク | 2025年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結) | 3,976 | +13.78% |
| 2025-08-07 | TDNet | IR | ダイフク | 2025年12月期 第2四半期(中間期)決算説明資料 | 3,976 | +13.78% |
| 2025-08-07 | TDNet | 業績修正 | ダイフク | 通期業績予想、剰余金の配当(中間配当)及び期末配当予想の修正のお知らせ | 3,976 | +13.78% |
| 2024-04-05 | EDINET | 大量保有 | ゴールドマン・サックス証券株式会社 | 大量保有 5.36% | — | — |