Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

桂川電機株式会社 (6416)

桂川電機は大判型デジタル機器を中核とし、製造・販売・保守をグループで展開する画像情報機器メーカー。自社グループ内でハードウェアとソフトウェアの両方を開発・対応できる体制を持ち、特定業界向けのユニークなワークフロー対応を強みとする。北米を主力市場に販路支援とアフターセールス強化を進め、新規に繊維・セラミック・建材向け展開も推進。[本社]東京都大田区 [創業]1945年 [上場]1988年

1. 事業概要

桂川電機グループは、当社、子会社6社、関連会社2社などで構成し、画像情報機器事業を主力とする。中心製品は大判型デジタル機器で、当社が製造販売を担うほか、台湾三桂股份有限公司が製造販売し、台湾省内販売分を除き当社が仕入販売する体制を採る。ソフトウエアはKIP America,Inc.より仕入れる。販売面ではKIP America,Inc.、Imaging Essentials, Inc.、KIP Business Solution Korea Ltd.、KIP (HONG KONG) LTD.、KIP Asia Co,Ltd.、KIP TAIWAN CO,LTD.など海外拠点を通じて展開する。加えて株式会社ケイアイピーが保守を担い、販売からサービス提供まで製品ライフサイクルを考慮した循環型ビジネスモデルの構築を掲げる。対象業界は製造業、流通業、建築業、サービス業、教育、官公庁など多岐に及ぶ。連結従業員数は258名で、単一セグメントとして大判型デジタル機器に経営資源を集中する。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、画像情報機器および周辺機器分野における独自技術と、グループ内でハードウェアとソフトウェアの両方を開発・対応できる体制にある。会社は一般的ではない個別業界や特定業界のワークフロー、出力量、サイズなどに対し、自社グループ内で機器とソフトの両面から対応可能と明記する。この体制は、標準品では満たしにくい垂直市場向け提案力につながる。研究開発では、自動制御技術による高精度化、新たな帯電方式の採用、リモートワークやネットワークオペレーション対応ソフト、データベース管理やクラウドサービスを活用した可視化管理など、ハードとソフトの融合を進める。さらに、販路向けテクニカルサポート、ユーザー向けトレーニング、デジタルカスタマーサポートを強化しており、販売後の支援体制も差別化要素となる。市場シェアの具体的数値や特許件数は提示テキスト内では確認できないが、大判テクニカル・ビジネスグラフィックのエキスパートとしての事業実績、業界知識、販路の有効活用を競争力の源泉として位置付ける。

3. 市場環境

同社を取り巻く市場では、デジタルワークフローの採用拡大やパンデミック以降のオフィス環境変化を背景に、オフィスでのプリント入出力が減少し、大判テクニカルプロダクションプリントおよびビジネスグラフィックス出力、アフター市場のスケールダウンが生じる。顧客は入出力量に応じて機械入れ換え時の選択や投資判断を慎重化する一方、生産、販売、オペレーション費用は高騰し、収益性の圧迫要因となる。他方で、電子写真技術を利用したトナー式大判プリンタは、露光や感光体の精度向上、低粒子トナーの導入により高解像度、高精細、色再現性向上が進み、商業印刷、写真印刷、短納期・小ロット印刷、セキュリティ印刷、クラウド連携やスキャン機能を備えた多機能機など用途拡大が進む。環境面でも省エネ設計、カートリッジ回収・再利用、部品交換型設計、再生素材活用、長寿命化が重視される。加えて一部市場では地産商品への偏りが強く、市場標準技術が同社採用技術と異なる方向に進む点が競争環境上の課題となる。

4. 成長戦略

成長戦略の第一は販売力の増強にある。主力の北米市場では、デジタルライブマーケティング、セールス支援活動、デジタルカスタマーサポート、販路向けテクニカルサポート、ユーザー向けテクニカルおよびオペレーショントレーニングを拡充し、販売とアフターセールスビジネスの生産性向上を図る。他地域でもツールや情報の共有化・一本化を進め、市場特性に応じた体制変革と販路拡大を進める。第二は現行分野の応用と新事業推進で、カラー性能、DX、環境配慮を強化した高付加価値モデルを開発しつつ、繊維、セラミック、建材向けにドライトナー技術とデジタルプリント技術を融合した製品開発を推進する。専用助剤の使用や乾燥工程の不要化、廃水レス化、一貫工程機器によるソリューション提供、コンパクトなトータルシステム構築により、利便性、省人化、省スペース化、省エネ化を訴求する。第三はDXと環境対応で、生産部門と販売部門のリアルタイム連携、在庫管理最適化、納期短縮、顧客ニーズの即時反映を目指す。経営指標としては売上総利益率25%以上を目標に掲げる。

5. リスク

主なリスクは三点挙げられる。第一に海外展開リスクで、米国を中心とする世界各地での事業活動は、政治・経済要因、法規制、租税制度変更、人材雇用難、テロ、感染症拡大、米国新政権下の関税政策などの影響を受ける。第二に為替変動リスクで、主要得意先と現地通貨建て取引を行うため、円高は悪影響を及ぼす。第三に事業競争リスクで、新製品をタイムリーに開発できない場合、価格競争激化、原材料価格上昇、品質問題、生産上の問題が業績に影響する。加えて、継続企業の前提に関する重要事象等について、当連結会計年度は再び損失を計上しており、売上高回復が資金計画に重要な影響を与える可能性を示す。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、法令や規制の遵守、リスクマネジメント体制の強化を経営の基本方針に組み込む。環境面では地球環境保全を基本方針とし、環境管理システムの継続的改善、製品アセスメント評価、グリーン調達部品納入基準の設定と見直し、主要各国の化学物質規制への対応を進める。人的資本面では、従業員満足度を非財務指標に掲げ、人事評価制度や給与・待遇に関する否定的回答を半数未満に下げる目標を置く。人材確保と育成を重要課題とし、従業員教育や資格取得奨励を実施する。労働組合は結成されていないが、労使関係は円満に推移する。株主還元方針や取締役会構成などの詳細は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W2J1 | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 6.2B 6.3B 5.5B
営業利益 -369M 13M -752M
純利益 -404M 184M -659M
EPS -263.8 120.3 -430.5
BPS 3,009.9 3,086.0 2,774.8

大株主

株主名持株比率
株式会社三桂製作所0.34%
渡 邉 正 禮0.10%
三桂興産株式会社0.04%
池 田 公 子0.04%
湯 藤 大恵子0.04%
篠 原 美枝子0.04%
柳 澤 広 文0.04%
大 田 昭 彦0.03%
今 秀 信0.03%
渡 邉 恒 子0.03%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-10-09株式会社Lemon 98.68%+6.24%
2025-10-06野村證券株式会社 0.38%(6.05%)
2025-10-06東海東京証券株式会社 0.00%(6.46%)
2025-10-01本多 容和 0.00%(5.02%)
2025-09-29本多 容和 0.00%(5.00%)
2025-09-25株式会社Lemon 92.44%+87.44%
2025-09-25渡邉 正礼 0.00%(9.81%)
2025-09-25株式会社三桂製作所 0.00%(39.32%)
2025-09-22野村證券株式会社 6.43%+6.43%
2025-09-19東海東京証券株式会社 6.46%+1.11%
2025-09-12本多 容和 5.02%+0.02%
2025-09-04東海東京証券株式会社 5.35%+1.35%
2025-09-04本多 容和 5.02%+0.02%
2025-08-12渡邉 正礼 9.81%--
2025-08-12株式会社三桂製作所 39.32%--
2022-07-12秋元 利規 1.93%(7.22%)
2022-07-11秋元 利規 1.93%(7.22%)
2022-05-06秋元 利規 9.15%+1.12%
2021-11-30秋元 利規 8.03%+1.97%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-11-04TDNetMBO・上場廃止桂川電機当社株式の上場廃止のお知らせ958
2025-10-09EDINET大量保有株式会社Lemon大量保有 98.68%960-0.52%
2025-10-06EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 0.38%955+0.00%
2025-10-06EDINET大量保有東海東京証券株式会社変更955+0.00%
2025-10-03TDNetMBO・上場廃止桂川電機株式会社Lemon による当社株式に係る株式売渡請求を行うことの決定、 当該売渡請求に係る承認及び当955+0.00%
2025-10-03TDNet株主総会桂川電機(開示事項の経過)臨時株主総会の不開催及び基準日の取消しに関するお知らせ955+0.00%
2025-10-01EDINET大量保有本多 容和訂正954-0.21%
2025-09-29EDINET大量保有本多 容和変更956+0.00%
2025-09-25EDINET大量保有株式会社Lemon大量保有 92.44%948+0.63%
2025-09-25EDINET大量保有渡邉 正礼変更948+0.63%
2025-09-25EDINET大量保有株式会社三桂製作所変更948+0.63%
2025-09-25TDNetM&A桂川電機株式会社Lemon による当社株式に対する公開買付けの結果並びに 親会社、その他の関係会社及び主要株948+0.63%
2025-09-22EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 6.43%952-0.32%
2025-09-19EDINET大量保有東海東京証券株式会社大量保有 6.46%953-0.10%
2025-09-12EDINET大量保有本多 容和大量保有 5.02%958+0.10%
2025-09-04EDINET大量保有東海東京証券株式会社大量保有 5.35%956+0.00%
2025-09-04EDINET大量保有本多 容和大量保有 5.02%956+0.00%
2025-08-12EDINET大量保有渡邉 正礼大量保有 9.81%873+9.62%
2025-08-12EDINET大量保有株式会社三桂製作所大量保有 39.32%873+9.62%
2025-08-08TDNetM&A桂川電機株式会社Lemonによる桂川電機株式会社株式(証券コード:6416)に対する 公開買付けの開始に関す723+20.75%