株式会社オーイズミは、当社と子会社13社で構成する企業グループとして、アミューズメント事業、不動産事業、電気事業、食品・EC事業を展開する。中核のアミューズメント事業では、パチンコホール向け自動サービス機器として両替機、玉・メダル計数機、メダル研磨機、玉・メダル貸機を製造販売し、システム機器としてメダル研磨・補給・回収システム、玉・メダル貸機用紙幣搬送システム、遊技場POS・貯玉システムを提供する。加えて、パチスロ機、パチンコ機、遊技機機構ユニット、遊技機関連木工品、遊技機台列、保守メンテナンス、特許権使用許諾の取次、情報処理サービス、ゲームソフト、アニメ等キャラクターコンテンツ企画制作まで手掛ける。不動産事業ではオフィス、店舗、住宅用マンション、医療施設、保育施設、進学塾向け物件、事業用地を賃貸する。電気事業では3カ所の太陽光発電所で売電を行う。食品・EC事業では蒟蒻、蒟蒻ゼリー、低糖質食品、サプリメント、プロテイン、化粧品、美容雑貨を開発、製造、販売し、EC・卸販売コンサルティングも行う。
競争優位の中核は、会社設立以来培ってきたメカトロニクス技術の蓄積にある。経営方針では同技術をバックボーンに遊技場機器業界における高い位置を占めてきたと明記する。研究開発は主に当社で行い、遊技場に必要な新技術の研究開発、製品化研究、設計・改良研究、品質保証活動、特許取得管理、技術調査管理を担う体制を敷く。工業所有権の総数は出願中を含め1,477件に達し、知的財産の蓄積が参入障壁として機能する構図を示す。製品群も単体機器にとどまらず、貸機、補給・回収、紙幣搬送、POS・貯玉システム、保守メンテナンス、情報システム使用料、特許権使用許諾取次まで広がり、ホール運営の周辺設備を面的にカバーする。食品・EC事業では、自社で開発、製造、販売まで一貫して行い、ECサイトで自社ブランド・商品を展開するビジネスモデルのノウハウをグループ内で共有する方針を掲げる。OEM事業拡大も進めており、商品開発実績とノウハウの蓄積が差別化要素となる。
アミューズメント事業の主要販売先である遊技業界は、全日遊連加盟パチンコホール店舗数が2025年2月末時点で6,000店舗を割り込むなど、市場縮小トレンドが続く環境にある。一方で、スマート遊技機の市場導入に伴い設備投資スタンスは改善傾向にあり、特にスマートパチスロは好調に推移すると見込む。こうした環境認識を踏まえ、同社は周辺機器設備需要の減少を見込み、アミューズメント事業を徐々に縮小する予定とする。食品・EC事業では、美容・健康意識の高まりを追い風と捉える。不動産事業は市場規模拡大傾向の一方、空き家問題、人口減少、都市部と地方の二極化といった課題を抱える。電気事業は天候や自然災害の影響を受けやすい。規制面では、遊技場は風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律と都道府県条例の影響を受け、遊技機は国家公安委員会規則の技術上の規格適合が必要となる。
同社は、基盤事業をアミューズメント事業、成長事業を食品・EC事業、安定事業を不動産事業と電気事業と位置付ける。全社方針として「ブランドイメージ向上」「企画・開発力強化」「生産性の向上・新規顧客の獲得」を掲げ、市場ニーズ把握、多角的販売戦略、人材育成、先端技術研究への投資、ローコストオペレーション、開発スケジュールのスピードアップ、提案営業力強化を進める。成長の主軸は食品・EC事業に置く。付加価値の高い自社商品の開発をスピーディーに進め、オンライン・オフライン双方で販売を強化し、自社商品に加えて商品開発実績・ノウハウを活用したOEM事業の拡大に継続的に取り組む。国内外の新規顧客獲得と既存取引先案件拡大に対応するため、新工場の開設を進め、生産能力と生産効率の向上を図る。設備投資面でも、食品・EC事業で建物取得、リース資産取得、新設工場建設に伴う建設仮勘定を計上しており、成長投資の方向性が明確となる。M&Aでは近年、バブルスター、武内製薬、高尾の株式取得、Onff設立、Amirite設立を実施し、事業領域拡充を進める。
主なリスクは3点に整理できる。第1に、遊技機周辺機器と遊技機に関する法規制リスクがある。ホールの新設・改装時の公安委員会検査の遅れや、遊技機の技術上の規格改正は業績に影響を与える可能性がある。第2に、食品・EC事業では食品衛生法、JAS法、商品表示法、製造物責任法などの規制を受け、健康被害や違反行為が発生した場合にはリコールや事業活動制限の可能性がある。第3に、減損会計と訴訟リスクがある。固定資産の収益状況次第で減損損失計上の可能性があり、知的財産権を含む取引関連訴訟が提起される可能性もある。
ガバナンスに関して提示テキスト内で確認できる情報は限定的となるが、コンプライアンス体制の強化を推進し、第三者の知的財産権を侵害しないよう注意し、損害賠償請求等による訴訟リスクの最小化を図る方針を示す。経営指標としては総資本利益率を重要指標に据え、経営の効率化と成長性、収益性の実現を通じた企業価値向上を志向する。従業員は連結419名で、アミューズメント事業263名、食品・EC事業139名が中心となる。株主還元方針、取締役会構成、社外取締役比率などの詳細は、提示テキスト内では確認できない。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 7.7B | 31.2倍 | 0.4倍 | 0.0% | 342.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 20.1B | 21.4B | 18.1B |
| 営業利益 | 94M | 1.0B | 1.1B |
| 純利益 | 246M | 529M | 1.5B |
| EPS | 10.9 | 23.5 | 67.3 |
| BPS | 813.8 | 816.0 | 809.6 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 株式会社オーイズミホールディングス | 0.47% |
| 大泉秀治 | 0.14% |
| 大泉充輝 | 0.04% |
| 大泉賢治 | 0.03% |
| オーイズミ取引先持株会 | 0.01% |
| 石川雄一 | 0.01% |
| 株式会社商工組合中央金庫 | 0.01% |
| 波佐間絵美 | 0.01% |
| オーイズミ従業員持株会 | 0.01% |
| 上田八木短資株式会社 | 0.01% |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025-11-13 | TDNet | 決算 | オーイズミ | 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結) | 324 | +0.62% |
| 2025-06-27 | TDNet | その他 | オーイズミ | 支配株主等に関する事項について | 325 | +0.00% |