Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

ヒーハイスト株式会社 (6433)

ヒーハイスト株式会社は、直動機器、精密部品加工、ユニット製品を展開する精密機器メーカー。主力の小径リニアボールブッシュで独創的設計によるミニチュア化を実現し、高品質品を工作機械や精密機械向けに供給する。パラレル機構による薄型ステージ、球面・鏡面加工技術も強み。中計では「小径リニアボールブッシュ世界NO.1」を掲げ、スマート生産、品揃え拡充、販路拡大を推進する。[本社]埼玉県川越市 [創業]1962年 [上場]2004年

1. 事業概要

ヒーハイスト株式会社は、当社および中国子会社1社で構成する精密機器製造事業の単一セグメント企業。創業以来、直動機器および精密部品の製造販売を中核とし、その技術を応用してユニット製品へ展開する。主力の直動機器では、機械装置の可動部に用いるリニアボールブッシュ、UTB、JFK、ボールスプラインなどを製造販売する。リニアボールブッシュは鋼球の転がりにより摩擦を低減し、機械装置の寿命延長に寄与する要素部材。精密部品加工では、レース用部品や試作部品、環境・エネルギー・ロボット分野の次世代製品向け機能部品を受託加工する。ユニット製品では、スマートフォン等の液晶画面製造向け位置決め装置をはじめ、国内外の産業装置メーカー向けに供給するほか、球面軸受も製造販売する。さらに、直動機構を応用したルアー用途のLBOをメガバス株式会社と共同開発する。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、直動機器と精密部品加工で蓄積した精密加工技術にある。主力のリニアボールブッシュでは、独創的な設計思想によりミニチュア化に成功し、長年にわたり工作機械や精密機械など幅広い分野へ高品質製品を供給してきた実績を持つ。省エネニーズに対応した軽量タイプ、省スペースニーズに対応したスリムタイプなど、既存技術を応用した改良開発も進める。精密部品加工では、球面加工技術や鏡面加工技術をコア技術とし、特殊材料・難切削材の超精密部品に対応する。ユニット製品では、一般的な多軸ステージのような軸積層方式ではなく、パラレル機構を採用し、同一平面上に複数アクチュエータを配置する薄型シンプル構造を実現する点が差別化要因となる。中期経営戦略では「小径リニアボールブッシュ世界NO.1」を目標に掲げており、小径領域でのニッチ支配を志向する姿勢が明確。加えて、特許権等の取得による技術保護を推進しており、知的財産の蓄積も参入障壁の一部となる。

3. 市場環境

事業環境は、自動化需要と半導体関連投資の動向に左右される構造。会社は、半導体需要の高まりや人手不足に伴う自動化に向けた設備投資の増加により、経済活動正常化の動きが継続すると想定する一方、不安定な国際情勢、エネルギー価格や原材料価格の高止まりを不透明要因として認識する。直動機器は産業用機械に不可欠な要素部品にあり、設備投資需要の変動の影響を受けやすい。また、海外を含む競合他社との価格競争が継続していると明記する。ユニット製品では、半導体製造装置、自動車生産設備、医療用分析機器、情報通信機器の製造装置向け需要が確認でき、中国市場の動向も重要となる。提示テキスト内では国内外シェアの具体数値は限定的にあり、定量的な市場地位は「小径リニアボールブッシュ世界NO.1」を目標とする記述にとどまる。

4. 成長戦略

中期経営計画「Hephaist Vision65」を掲げ、重点施策として「スマート生産」「稼働率の平準化」「直動機器の製品力強化」「精密部品加工の売上確保」「ユニット製品の販路拡大」を推進する。直動機器では、中長期トレンドに合った設備を揃え、生産能力を生かした計画生産により安定生産と原価低減を図る。市場シェアの低い形番の生産増強によるシェア拡大、主力製品の原価低減と販売数増加、システム対応強化による工程管理と納期対応強化も進める。精密部品加工では、固有技術の高度化と迅速かつ丁寧な顧客対応力の追求により差別化を図り、レース用部品の継続供給に加え他の精密部品加工への対応力も強化する。ユニット製品では、仕様の標準化による設計効率化と短納期販売を強化し、増加したラインアップ製品と新製品シリーズの拡販、新たな海外市場への展開を進める。研究開発面では、新機構リニアボールブッシュの増産に向けた取り組み、直動機器を応用したユニット製品の開発を実施する。設備投資では、将来を見据えた内製化強化のための先行投資と生産体制維持の投資を行う。KPIとして売上高、営業利益、売上高営業利益率を設定し、2026年3月期は売上高2,486,780千円、営業利益68,473千円、営業利益率2.7%、2027年3月期は売上高2,863,469千円、営業利益139,779千円、営業利益率4.9%を目標とする。

5. リスク

主要リスクの第一は、直動機器への高い依存度。売上の約60.8%を占め、安価な海外製品や代替品の流入、産業用機械装置の設備投資需要変動が業績に影響する可能性を持つ。第二は、THK株式会社およびホンダグループへの販売依存。長年安定取引を維持する一方、受注動向やレース参戦動向の変化が売上変動要因となる。第三は、原材料価格上昇や中国での事業活動、為替変動など外部環境リスク。加えて、当連結会計年度は営業損失およびマイナスの営業キャッシュ・フローを計上し、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象または状況の存在を認識するが、会社は十分な自己資金を確保し、重要な不確実性は認められないと判断する。

6. ガバナンス

経営理念は「義の心」、経営方針は「不易流行」。顧客が何を望み何に困っているかをつかみ真摯に応える姿勢を基本に据え、株主、取引先、従業員など全てのステークホルダーの期待に応える方針を示す。ESG面では、環境マネジメントシステム「エコアクション21」の運用、本社・埼玉工場A棟建屋等への太陽光発電設備設置、R.P.F活用やCaMISHELL名刺導入、フードドライブ協力、ワールド・ビジョン・ジャパンのチャイルド・スポンサーシップ協力などを進める。リスク管理面では、ISO9001品質マネジメントシステムの構築運用、顧問弁護士・監査役・会計監査人による監査、BCP対策、情報セキュリティ対策を実施する。提示テキスト内では配当方針や自己株取得など株主還元方針の具体記載は確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W2C1 | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
10.6B 3.7倍 0.0% 1,683.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 2.2B 2.3B 2.4B
営業利益 -121M -159M -6M
純利益 -203M -222M -2M
EPS -32.6 -35.4 -0.4
BPS 451.9 483.9 515.7

大株主

株主名持株比率
尾 崎 浩 太0.21%
尾 崎 文 彦0.19%
小 川 由 晃0.02%
岸 本   清0.01%
三 浦 美保子0.01%
高 水 永 夫0.01%
南   秀 嗣0.01%
THK株式会社0.01%
ヒーハイスト社員持株会0.01%
尾 崎 沙 織0.00%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-03-10尾崎文彦 11.58%--
2026-03-10尾崎文彦 16.35%--
2026-03-10尾崎文彦 1.00%(19.62%)
2026-03-10尾崎浩太 1.00%(21.55%)
2026-03-10尾崎浩太 1.00%(20.42%)
2026-02-24尾崎浩太 19.78%(1.73%)
2024-12-17共通物産株式会社 6.48%+1.33%
2024-12-17共通物産株式会社 4.49%(1.99%)
2024-10-25共通物産株式会社 5.15%+5.15%
2021-06-21尾崎浩太 21.51%(1.04%)
2021-06-21尾崎文彦 19.47%(1.15%)
2021-06-07尾崎浩太 21.51%(1.04%)
2021-06-07尾崎文彦 19.47%(1.15%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-10EDINET大量保有尾崎文彦大量保有 11.58%1,611+2.92%
2026-03-10EDINET大量保有尾崎文彦大量保有 16.35%1,611+2.92%
2026-03-10EDINET大量保有尾崎文彦大量保有 1.0%1,611+2.92%
2026-03-10EDINET大量保有尾崎浩太大量保有 1.0%1,611+2.92%
2026-03-10EDINET大量保有尾崎浩太大量保有 1.0%1,611+2.92%
2026-02-24EDINET大量保有尾崎浩太大量保有 19.78%1,720+0.99%
2024-12-17EDINET大量保有共通物産株式会社大量保有 6.48%
2024-12-17EDINET大量保有共通物産株式会社大量保有 4.49%
2024-10-25EDINET大量保有共通物産株式会社大量保有 5.15%
2021-06-21EDINET大量保有尾崎浩太大量保有 21.51%
2021-06-21EDINET大量保有尾崎文彦大量保有 19.47%
2021-06-07EDINET大量保有尾崎浩太大量保有 21.51%
2021-06-07EDINET大量保有尾崎文彦大量保有 19.47%