Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社KVK (6484)

KVKは給水栓・給排水金具・継手・配管部材を手掛ける水栓金具専業メーカー。企画・開発・生産・営業・アフターサービスの一貫体制を敷き、顧客課題の解決提案で価格競争と差別化を図る。日本・中国・フィリピンの3拠点で最適生産・調達を進め、リフォーム需要や節湯水栓、ウルトラファインバブル製品、中高級品、海外販路拡大を成長軸とする。[本社]岐阜県加茂郡富加町 [創業]1949年 [上場]1993年

1. 事業概要

KVKグループは、当社と子会社2社で構成し、給水栓・給排水金具・継手・配管部材の製造、加工、仕入れ、販売を主力事業とする。日本では当社が製造から販売までを担い、中国子会社の大連北村閥門有限公司は主に単独水栓を製造して大部分を当社へ供給し、一部を中国国内で販売する。フィリピン子会社のKVK PHILIPPINES,INC.は当社調達部品の組付加工を行い、当社へ供給する。商品開発では、ウルトラファインバブルシャワーヘッド「hadamo」シリーズ、キッチン用のKM6092ECM5、KM6091ECG、洗面用のFSL250シリーズなどを展開する。住宅設備機器メーカー向け専用水栓も市場投入し、節湯水栓の品番登録も進める。水まわりにおける快適性、利便性、安全性の向上を志向する専門メーカーとして事業を展開する。

2. 競争優位性

当社の特徴は、水栓金具専業メーカーとして、商品の企画・開発・生産・営業・アフターサービスまでを一貫して行う点にある。この一貫体制は、顧客の声を商品企画や提案営業、品質管理に反映しやすく、単純な価格競争と一線を画す営業を可能にする。研究開発本部を中心に、多様化する市場ニーズに応える商品開発を継続し、使いやすさ、デザイン性、清掃性、節湯性能など具体的な付加価値を製品に織り込む。品質面では、水漏れが重大事故につながる製品特性を踏まえ、品質マニュアルに基づく品質マネジメントシステムを構築し、体系的な品質管理活動を展開する。加えて、ISO9001認証、ISO14001認証の取得実績を有し、品質と環境対応の運用基盤を整備する。生産面では、日本・中国・フィリピンの3拠点による最適生産・最適調達体制の確立を進め、多様な商品を安価かつタイムリーに供給する体制強化を図る。市場シェアや特許件数などの定量的優位性は、提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

国内市場では、少子高齢化や世帯数減少を背景に新設住宅市場の将来的縮小が避けられない環境にある。一方で、住宅リフォーム需要は堅調に推移すると予想し、政府も住生活基本計画で住宅ストック活用型市場への転換を掲げて後押しする。住環境では、健康で快適な生活、環境との共生といった価値観の広がりにより、新たな市場が生まれると認識する。他方、水栓市場は同業他社との競争が厳しく、価格競争が継続する。原材料価格や為替変動によるコスト上昇を販売価格へ転嫁する難しさも業界課題となる。さらに、環境関連法規の制約を受ける業種にあり、特定有害物質や環境規制への対応が操業継続上の重要要件となる。

4. 成長戦略

2024年3月期を初年度とする3カ年の中期経営計画では、販売基盤、生産基盤、サステナビリティ視点の経営基盤の3領域を軸に施策を進める。販売面では、既存商流の売上基盤の維持・強化、市場ニーズに合った中高級品の販路拡充、海外市場の新規拡大と既存顧客深耕を掲げる。生産面では、高効率な生産体制によるコスト競争力強化と安定供給体制の構築、DX推進による生産性向上を進める。サステナビリティ面では、環境配慮型商品や使いやすさを追求した製品開発、生産活動における温室効果ガス排出削減、環境負荷物質・廃棄物の削減とリサイクル推進、透明性と健全性の高い経営体制づくりを掲げる。商品面では、節湯水栓やウルトラファインバブル関連商品、デザイン性を高めたキッチン・洗面向け製品が需要開拓の具体策となる。設備面では、新工場棟2棟の完成と本稼働開始、太陽光発電・コージェネレーションシステムの稼働が生産基盤強化を支える。経営指標としてROE10%を目標に据える。

5. リスク

主要リスクの第1はサプライチェーンリスクで、アジア地域サプライヤーからの部品調達遅延が本社工場の生産調整や停止につながる可能性を持つ。第2は需要変動と競争激化で、新築・リフォーム需要が法律、制度、金利動向で変動し、同時に厳しい価格競争が収益を圧迫する可能性を持つ。第3は品質、原材料、海外要因で、水漏れを伴う不良発生はリコールや損害賠償、信用低下を招く。加えて銅合金など原材料価格の高騰、為替変動、中国・フィリピンでの法規制や政治社会情勢の変化も業績変動要因となる。

6. ガバナンス

経営方針では、株主、取引先、ユーザー、地域社会、社員などのステークホルダーからの信頼と期待に応えることを掲げ、企業価値向上に努める。中期計画でも、透明性・健全性の高い経営体制づくりとそのチェック機能の充実を明示する。環境面では環境管理規程を制定し、環境マネジメントシステムを運営する。人材面では、多様な人財が活躍するためのキャリア形成支援強化とワークライフ・バランス向上を掲げる。従業員関連では労働組合が組織され、労使関係に特記すべき事項はない。株主還元方針の具体的内容は、提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W1OY | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
21.0B 9.6倍 0.7倍 0.0% 2,528.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 29.6B 29.8B 29.7B
営業利益 2.7B 2.5B 2.5B
純利益 2.1B 2.0B 1.8B
EPS 264.0 248.8 223.4
BPS 3,537.4 3,388.2 3,106.1

大株主

株主名持株比率
有限会社北村興産0.14%
KVK取引先持株会0.07%
株式会社十六銀行0.04%
岐阜信用金庫0.04%
北 村 博 志0.03%
北 村 嘉 弘0.03%
末 松 容 子0.03%
元気なぎふ応援基金0.03%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.03%
KVK従業員持株会0.03%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-12-26市原 正樹 7.09%+1.02%
2022-12-21市原 正樹 6.07%+1.02%
2022-12-13市原 正樹 6.08%N/A

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-10-27TDNet決算KVK2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)2,401-3.79%
2025-10-27TDNet業績修正KVK2026年3月期第2四半期(中間期)連結業績予想と実績との差異に関するお知らせ2,401-3.79%
2025-06-24TDNetIRKVK2025年3月期 決算説明資料1,891-0.16%
2024-12-26EDINET大量保有市原 正樹大量保有 7.09%
2022-12-21EDINET大量保有市原 正樹大量保有 6.07%
2022-12-13EDINET大量保有市原 正樹大量保有 6.08%