中北製作所は、船舶用、発電プラント用などの自動調節弁、バタフライ弁、遠隔操作装置を製造販売する。事業セグメントはバルブ及び遠隔操作装置製造・販売事業の単一セグメントで、主要製品は自力式調整弁、他力式調節弁、遠隔操作弁、シリンダー弁、安全弁、空気式自動制御機器、空気式弁操作アクチェータ、原子力プラント用バルブ、過熱蒸気減圧減温装置、手動・遠隔操作バタフライ弁、超低温用(LNG用)バタフライ弁、舶用荷役及びバラスト遠隔操作装置、舶用遠隔液面指示警報装置などで構成する。製造は顧客仕様に基づく受注生産が中心で、多品種少量生産を基本とする。1930年の創業以来、バルブを中心とした流体制御システムの設計・製造からメンテナンスまでをワンストップで提供し、顧客要望に応える体制を築く。2024年12月には韓国のACE VALVE CO., LTD.を子会社化し、当連結会計年度から連結財務諸表を作成する。
競争力の源泉は、舶用向けバルブ、装置、各種プラント向けバルブの製造で永年にわたり蓄積した技術、ノウハウ、経験にある。会社は自らを「バルブを中心とした流体制御の総合メーカー」と位置付け、単体製品の供給にとどまらず、設計・製造からメンテナンスまで一貫対応する点を強みとする。顧客仕様を満たす一品一様のものづくりを継続してきたことは、短期で模倣しにくい知見の蓄積につながる。品質面ではISO9001の認証を取得し、品質マネジメントシステムを構築して適切な運用と継続的改善を進める。研究開発では、AI・機械学習技術を利用した新製品・新技術、液体水素用大口径バタフライバルブ、グローブバルブの技術開発を進めており、環境対応や海事DXに関わる新サービス・新製品の開発も推進する。市場シェアや特許件数などの定量的優位性は提示テキスト内では確認できない。
主要受注先は造船業界及び電力業界をはじめとするプラント業界に広がる。足元の造船業界では、次世代燃料船を含む新造船需要の改善が進む一方、脱炭素化や労働人口の減少を背景に、海運会社や造船会社は環境対応船へのシフトやデジタル化を進める。これに伴い、舶用機器メーカーにも環境対応船やデジタル化への対応が求められる。会社は、現時点で大きな影響はないとしつつも、対応の優劣が今後の業容の維持・拡大に影響するとみる。国内景気は緩やかな回復期待がある一方、物価上昇や米国の通商政策を含む政策動向など不透明要因を抱える。規制面では、品質保証規格ISO9001に基づく運用や、顧客要求事項及び法令・規則要求事項への適合が事業運営の前提となる。
中長期では、顧客仕様を満たす多品種少量生産と生産性向上の両立を永遠の命題と位置付け、売上高の拡大と利益率の改善に取り組む。具体策として、M&A、協業を含む攻めの投資促進と海外展開の強化を掲げる。実際に2024年12月にACE VALVE CO., LTD.を子会社化し、2024年11月には中国江蘇省に中北(無錫)工業科技有限公司を設立している。営業面では、顧客関係管理による提案型営業活動と国内外アフターサービス体制の強化を進める。製品面では、脱炭素に寄与する製品開発と販売促進、データを活用したコト売り事業の創出を目指す。生産面では、DXとマスカスタマイゼーション生産体制の構築による生産性向上を推進する。研究開発では、海事DXの一端を担う新サービス・新製品、AI・機械学習技術を利用した新製品・新技術、来るべき水素社会に向けた液体水素用大口径バタフライバルブ、グローブバルブの技術開発に注力する。設備投資では、フェーシングセンタ(HN80E)及びNTX2500 5軸加工機を新設し、生産性向上と原価低減を図る。中期計画の数値目標は提示テキスト内では確認できない。
第一に、全製品が受注生産にあり、主要受注先が造船業界及び電力・プラント業界に集中するため、受注先業界の動向が業績に大きく影響する。第二に、製品欠陥に基づくクレーム事故が発生した場合、業績及び社会的評価に悪影響を及ぼす可能性がある。第三に、国内生産拠点がすべて大阪府に集中しており、大規模地震や風水害などの自然災害が発生した場合、操業停止や操業度低下による生産能力低下のリスクを抱える。加えて、情報セキュリティ、重大労災事故、感染症拡大、人材確保・育成も重要なリスクとして挙げる。
保有株式については、年1回取締役会で個別銘柄ごとに経済合理性、取引関係の状況、将来見通しの観点から保有意義を検証し、妥当性が認められない場合は縮減する方針を採る。品質面ではISO9001に基づく品質マネジメントシステムを運用し、法令・規則要求事項を満たす体制を整備する。情報セキュリティでは各種委員会の設置、各種規程の整備、社内教育を実施する。人材面では多様な人材の確保・育成、技能伝承を課題として掲げる。労使関係は1958年2月の組合結成以来円満に推移する。株主還元方針の具体的記載は提示テキスト内では確認できない。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 29.4B | 15.9倍 | 1.1倍 | 0.0% | 7,670.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 22.8B | 18.6B | 15.8B |
| 営業利益 | 1.2B | 1.2B | 817M |
| 純利益 | 1.7B | 1.0B | 806M |
| EPS | 483.8 | 288.5 | 225.8 |
| BPS | 7,255.1 | 7,020.0 | 6,523.5 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| ㈱ミヤキタコーポレーション | 0.13% |
| 中北 健一 | 0.08% |
| 宮田 彰久 | 0.03% |
| 黒田 知子 | 0.03% |
| 中北 仁子 | 0.03% |
| 渡部 育子 | 0.03% |
| 宮田 和子 | 0.03% |
| 宮田 宏章 | 0.03% |
| 日本マスタートラスト信託銀行㈱ | 0.03% |
| 由上 知恵子 | 0.03% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2023-05-18 | 中北 健一 | 7.21% | -- |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-01-06 | TDNet | 決算 | 中北製作所 | 2026年5月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結) | 6,050 | +12.07% |
| 2026-01-06 | TDNet | 業績修正 | 中北製作所 | 2026年5月期第2四半期(中間期)連結業績予想と実績との差異に関するお知らせ | 6,050 | +12.07% |
| 2025-10-07 | TDNet | 決算 | 中北製作所 | 2026年5月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | 5,450 | -3.49% |
| 2025-07-08 | TDNet | 決算 | 中北製作所 | 2025年5月期決算短信〔日本基準〕(連結) | 4,450 | +1.69% |
| 2023-05-18 | EDINET | 大量保有 | 中北 健一 | 大量保有 7.21% | — | — |