Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社日立製作所 (6501)

株式会社日立製作所はIT、エネルギー、インダストリー、モビリティ、ライフの5セクターで事業展開。OT(制御・運用技術)とITを融合したデジタルソリューション「Lumada」を強みとし、顧客データから価値を創出、フィー収入型収益モデルを構築する。社会課題解決を目的とした社会イノベーション事業を推進し、DX加速やM&Aを通じたグローバル成長を図る。ABBパワーグリッド事業買収や日立ハイテク完全子会社化で事業ポートフォリオを強化。 [本社]東京都千代田区 [創業]1920年 [上場]1949年

1. 事業概要と競争優位性

日立製作所は、IT、エネルギー、インダストリー、モビリティ、ライフの5セクターを成長分野と位置付け、グローバルに事業を展開する。同社の競争優位性は、高品質・高信頼のプロダクトに加え、OT(制御・運用技術)とITを融合したデジタルソリューションを提供できる点にある。中核事業である「Lumada」は、顧客データから価値を創出し、デジタルイノベーションを加速するソリューションの総称だ。LumadaはOT、IT、プロダクトの強みを融合し、収益モデルをプロダクト売り切り型からフィー収入型へ転換することで、顧客の社会・環境・経済価値向上を図る。OT・IT・プロダクト融合の技術的ノウハウ、大規模設備投資を要するインフラ事業、そしてLumadaによる顧客ロックイン構造が、日立製作所の高い参入障壁を形成している。

2. 沿革ハイライト

日立製作所は1910年、久原鉱業所日立鉱山付属修理工場として発足し、1920年2月に株式会社として独立した。1942年4月には中央研究所を新設し、技術開発基盤を確立。2000年代以降は、ハードディスクドライブ事業(2012年)、火力発電システム事業(2014年)、日立化成事業(2020年)などを売却し、事業ポートフォリオ改革を加速させてきた。2016年4月にはビジネスユニット制を導入し、社会イノベーション事業への集中を明確化。近年では、2020年5月に日立ハイテクを完全子会社化、同年7月にはスイスABB社のパワーグリッド事業を取得し、Hitachi ABB Power Grids Ltdとして営業を開始するなど、戦略的なM&Aを通じて事業基盤を強化している。

3. 収益・成長戦略

日立製作所は社会イノベーション事業を通じて社会課題解決ソリューションを提供し、顧客価値向上と持続的成長を目指す。データ増加、気候変動、資源不足、高齢化、都市化といった社会課題解決ニーズに加え、COVID-19によるリモート・非接触・自動化要請、DX加速が主要な成長ドライバーだ。製造業の自動化、サプライチェーン最適化、公共・社会インフラ・医療分野でのデータ活用、リモートワーク支援などでソリューション提供を強化している。Lumadaを中核に、グローバルM&A・提携、デジタル人財育成、先進技術開発を推進。特にエネルギーセクターでは、ABBパワーグリッド事業買収によりLumadaを活用したグリッドソリューション・サービスを強化し、グローバル事業拡大を加速させている。研究開発は社会イノベーション事業に重点配分し、顧客課題解決、グローバル競争力強化、Lumada拡大に向けたコア技術強化に取り組む。2021中期経営計画では、売上収益年成長率3%超、調整後営業利益率10%超、ROIC10%超、海外売上比率60%超などを目標に掲げている。

4. 財務健全性

直近の連結会計年度では、営業キャッシュ・フロー5,609億2,000万円を計上し、強固なキャッシュ創出力を示している。総資産は9兆9,300億8,100万円、純資産は3兆1,599億8,600万円。有利子負債は1兆5,038億500万円に対し、現金及び現金同等物は8,123億3,100万円を保有している。ROICを用いた投資収益管理や運転資本圧縮を推進し、収益性・キャッシュ創出力のさらなる向上を図ることで、財務健全性の維持・強化に努めている。

5. 株主還元

日立製作所は、ステークホルダーの期待に応え、株主価値向上を図ることを基本方針としている。

出典: 有価証券報告書 (2024-03) doc_id=S100QZT0 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
4690.3B 53.5倍 3.0倍 0.0% 4,849.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 9728.7B 10881.1B 10264.6B
営業利益 147.7B 88.0B
純利益 589.9B 649.1B 583.5B
EPS 634.6 684.5 603.8
BPS 3,899.2 3,557.5 2,731.8

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-03-04ブラックロック・ジャパン株式会社 1.00%(6.32%)
2025-09-19三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 5.54%(0.54%)
2023-09-20ブラックロック・ジャパン株式会社 7.32%+1.01%
2022-03-22三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 6.08%+1.04%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-23TDNetその他日立日立、長期的な企業価値向上に向けて、従業員向け株式報酬制度の導入および株式購入プランのグローバル展開
2026-03-23TDNetその他日立自己株式の消却に関するお知らせ
2026-03-04EDINET大量保有ブラックロック・ジャパン株式会社大量保有 1.0%4,750+2.32%
2026-03-03TDNet配当・還元日立自己株式の取得状況に関するお知らせ(会社法第459条第1項の規定による定款の定めに基づく自己株式の取4,815-1.35%
2026-01-29TDNet人事日立役員(代表執行役および執行役)人事について5,077+5.59%
2026-01-29TDNet決算日立2026年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)5,077+5.59%
2026-01-29TDNetその他日立2026年3月期 第3四半期連結決算の概要 [FY2025]5,077+5.59%
2026-01-29TDNet配当・還元日立自己の株式の取得に関するお知らせ(会社法第459条第1項の規定による定款の定めに基づく自己株式の取得5,077+5.59%
2025-12-19TDNet配当・還元日立自己株式の取得状況及び取得終了に関するお知らせ(会社法第459条第1項の規定による定款の定めに基づく4,911+1.89%
2025-12-02TDNet配当・還元日立自己株式の取得状況に関するお知らせ(会社法第459条第1項の規定による定款の定めに基づく自己株式の取4,893-0.33%
2025-11-05TDNet配当・還元日立自己株式の取得状況に関するお知らせ(会社法第459条第1項の規定による定款の定めに基づく自己株式の取4,998+4.06%
2025-10-30TDNet決算日立2026年3月期 第2四半期 (中間期) 決算短信〔IFRS〕(連結)4,963+7.15%
2025-10-30TDNetその他日立2026年3月期 第2四半期連結決算の概要[FY2025]4,963+7.15%
2025-10-30TDNetその他日立Hitachi Energy Investor Day 資料公開に関するお知らせ(CEO プレゼン)4,963+7.15%
2025-10-30TDNetその他日立Hitachi Energy Investor Day 資料公開に関するお知らせ(CFO プレゼン)4,963+7.15%
2025-10-02TDNet配当・還元日立自己株式の取得状況に関するお知らせ(会社法第459条第1項の規定による定款の定めに基づく自己株式の取3,900+10.26%
2025-09-19EDINET大量保有三井住友トラスト・アセットマネジメント株大量保有 5.54%3,863-0.41%
2025-09-02TDNet配当・還元日立自己株式の取得状況に関するお知らせ(会社法第459条第1項の規定による定款の定めに基づく自己株式の取3,967-3.48%
2025-08-04TDNet配当・還元日立自己株式の取得状況に関するお知らせ(会社法第459条第1項の規定による定款の定めに基づく自己株式の取4,145-0.46%
2025-07-02TDNet配当・還元日立自己株式の取得状況に関するお知らせ(会社法第459条第1項の規定による定款の定めに基づく自己株式の取4,148-1.69%