山洋電気グループは、当社および子会社19社で構成し、主に冷却ファン、電源機器、サーボアンプ、サーボモータを生産・販売する。報告セグメントは、冷却ファンを担うサンエースカンパニー、電源装置・サーボアンプ・ステッピングドライバを担うエレクトロニクスカンパニー、サーボモータ・ステッピングモータを担うモーションカンパニー、電気機器販売・電気工事などのその他で構成する。主要販売市場は通信装置、ロボット、半導体製造装置などのファクトリーオートメーション関連で、日本およびフィリピンを主な生産拠点とし、国内、北米、ヨーロッパ、東アジア、東南アジアへ販売する。2024年4月には社内カンパニー制を導入し、各カンパニーの業績を基礎に経営資源配分、意思決定、評価を進める体制へ移行する。
競争優位の中核は、品質・性能・信頼性を重視した製品開発力と、用途別に最適化した製品群の厚さにある。研究開発では営業部門と設計開発部門が一体となり、テクノロジーセンターを主要拠点として市場ニーズの先取りと顧客要求への即応を図る。冷却ファンでは「San Ace 60」9CRHタイプ、「San Ace 80」9CRHタイプ、「San Ace 38」9HVAタイプ、「San Ace 120W」9WPAタイプ、「San Ace 200」9GAタイプなどで、業界トップの高静圧、高風量、低消費電力を訴求する。電源機器では再生可能エネルギーシステム用パワーコンディショナ「SANUPS W83A」を開発し、電力変換効率95%を達成する。モーション分野では「SANMOTION G」に2軸一体ACサーボアンプを追加し、単軸2台構成比で待機時電力36%低減、定格出力時18%低減を実現する。リチウムイオン電池パック搭載UPSでIEC62040-1、IEC60730、安全規格IEC62133-2への適合を進めており、安全性・信頼性の裏付けとなる。会社自身も「業界No.1の性能、品質、信頼性を有する製品の製造」に取り組むと明記する。
主要市場は通信装置、ロボット、半導体製造装置などで、景気変動や設備投資動向の影響を受けやすい。直近の経営環境では、通信装置、ロボット、半導体製造装置などのファクトリーオートメーション市場からの需要は全体的に低調とする一方、AIに関連した市場では回復の兆しが見られると記載する。製品開発面では、高機能サーバ、通信機器、1Uサーバ、液冷システム、EV充電器、蓄電池、太陽光発電用インバータ、デジタルサイネージ、植物工場、医療機器など、用途の広がりが確認できる。規制・認証面では、UPSや電池パックで国際安全規格への適合を進めており、一定の参入障壁として機能する可能性がある。ただし、提示テキスト内では国内外シェアや競合企業名の具体的記載は確認できない。
2021年4月から5カ年の「第9次中期経営計画」を推進する。計画の目的は「殻を破る。」とし、グローバル企業として「世界のトップブランド」を構築する方針を掲げる。重要方針は、強みを武器に殻を破ること、新たな地域・新たな業界で市場を広げること、新たな夢を実現する製品を開発すること、新たなビジネスを創り出すこと、ナンバーワンの業務品質にすること、どんな変化も得意にできる企業体質にすることの6点で構成する。経営指標としてはフリー・キャッシュ・フロー重視、ROE10%以上、営業利益率重視を掲げる。具体策として、2024年4月に社内カンパニー制を導入し、各カンパニーの独立性向上、利益確保体制の構築、設備・資金の有効活用、技術の結集による新市場展開を強化する。供給面ではSANYO DENKI PHILIPPINES, INC.の第4工場を本格稼働し、San Ace、SANUPS、SANMOTIONの各ブランド製品の生産体制を整備する。販売面では2024年5月に山洋電气(成都)貿易有限公司を設立し、西南・華中地区で半導体製造装置、医療機器、通信機器、蓄電システム向け販売と代理店支援を強化する。新規事業としては、生産技術エンジニアリングサービスを開始し、自動化装置・生産支援システム、DX化による組立作業支援システム、自動検査装置、金型製作、シミュレーション、データ測定サービスを提供する。
主なリスクは3点に整理できる。第1に、工作機械、ロボット、半導体製造装置など景気感応度の高い市場への依存にあり、国内外景気の低迷や設備投資抑制が受注減少につながる可能性を持つ。第2に、急速な技術革新と顧客ニーズ変化にあり、既存製品・サービスの陳腐化が進み、競合に対する優位性が損なわれる可能性を持つ。第3に、グローバル展開に伴う地政学、法制、税制、言語、習慣の差異に起因するリスクにあり、海外拠点運営や新地域進出に追加費用や事業停滞を招く可能性を持つ。このほか、情報システム、自然災害、知的財産、製造物責任、調達、為替、人権、人材確保も重要リスクとして列挙する。
ガバナンス面では、経営の透明性確保とコーポレート・ガバナンスの充実、経営環境の変化に迅速に対処できる体制の構築・維持を重要施策と位置付ける。2024年4月導入の社内カンパニー制は、各カンパニーの業績を基礎に取締役会が経営資源配分、意思決定、評価を行う枠組みにあり、責任と権限の明確化を通じた経営基盤強化策と位置付く。人的資本面では、多様性を尊重し、専門性を活かせる組織体制の構築と体系的・継続的な教育訓練を進める。株主還元方針については、提示テキスト内では具体的な配当方針や自己株式取得方針を確認できない。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 264.2B | 20.1倍 | 1.9倍 | 2.5% | 6,790.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 128.8B | 107.3B | 107.1B |
| 営業利益 | 16.3B | 10.9B | 11.6B |
| 純利益 | 12.0B | 8.7B | 8.5B |
| EPS | 338.1 | 243.9 | 237.6 |
| BPS | — | 3,602.7 | — |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 協同興業株式会社 | 0.15% |
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.10% |
| INTERTRUST TRUSTEES CAYMAN LIMITED AS TRUSTEE OF JAPAN-UP UNIT TRUST(常任代理人  立花証券株式会社) | 0.10% |
| INTERTRUST TRUSTEES (CAYMAN) LIMITED SOLEL Y IN ITS CAPACITY AS TRUSTEE OF JAPAN-UP(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.04% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.03% |
| 山洋開発株式会社 | 0.03% |
| 日本生命保険相互会社 | 0.03% |
| GOVERNMENT OF NORWAY(常任代理人  シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 0.02% |
| 株式会社みずほ銀行 | 0.02% |
| 三井住友信託銀行株式会社 | 0.02% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2026-02-16 | 株式会社ストラテジックキャピタル | 15.89 | |
| 2026-02-06 | 株式会社ストラテジックキャピタル | 15.89 | |
| 2026-01-20 | 株式会社ストラテジックキャピタル | 15.47 | |
| 2025-10-09 | 株式会社ストラテジックキャピタル | 15.24 | |
| 2025-07-14 | 株式会社ストラテジックキャピタル | 14.23 | |
| 2025-04-16 | 株式会社ストラテジックキャピタル | 13.2 | |
| 2025-03-21 | 株式会社ストラテジックキャピタル | 12.07 | |
| 2025-02-05 | 株式会社ストラテジックキャピタル | 11.1 | |
| 2024-10-25 | 株式会社ストラテジックキャピタル | 10.0 | |
| 2024-09-27 | 株式会社ストラテジックキャピタル | 10.0 | |
| 2024-09-17 | 株式会社ストラテジックキャピタル | 9.09 | |
| 2024-09-09 | 株式会社ストラテジックキャピタル | 8.01 | |
| 2024-09-05 | 株式会社ストラテジックキャピタル | 7.39 | |
| 2024-09-02 | 株式会社ストラテジックキャピタル | 6.28 | |
| 2024-08-27 | 株式会社ストラテジックキャピタル | 5.24 | |
| 2024-04-04 | 三井住友信託銀行株式会社 | 4.27 | |
| 2022-08-01 | 協同興業株式会社 | 16.69 | |
| 2022-01-11 | 野村アセットマネジメント株式会社 | 4.81 |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
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| 2026-02-16 | TDNet | Holding change by 株式会社ストラテジックキャピタル | — | — | ||
| 2026-02-06 | TDNet | Holding change by 株式会社ストラテジックキャピタル | — | — | ||
| 2026-01-20 | TDNet | Holding change by 株式会社ストラテジックキャピタル | — | — | ||
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| 2025-10-09 | TDNet | Holding change by 株式会社ストラテジックキャピタル | — | — | ||
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| 2025-08-20 | TDNet | 株式分割および株式分割に伴う定款の一部変更ならびに配当予想の修正に関するお知らせ | — | — | ||
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| 2025-05-07 | TDNet | buyback: 自己株式の取得及び自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付 | — | — | ||
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