Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

デンヨー株式会社 (6517)

エンジン発電機、エンジン溶接機、エンジンコンプレッサを中核とする産業用電気機械器具メーカー。補修部品販売と保守点検を含むアフターサービスを併営し、国内外で製造・販売・リース網を展開する。高品質電力、耐久性、低騒音・低排出ガス、多品種展開、全国指定サービス工場網、長年培ったDenyoブランドが強み。国内可搬形発電機・溶接機のトップシェア維持向上と非常用発電機、水素関連製品、海外網拡充を推進する。[本社]東京都中央区 [創業]1948年 [上場]提示テキスト内では確認できない

1. 事業概要

デンヨー株式会社グループは、エンジン発電機、エンジン溶接機、エンジンコンプレッサ等の産業用電気機械器具の製造・販売を中核事業とし、これらに付随する補修部品の販売、保守点検等のアフターサービスまで一体で展開する。日本では当社が主力製品を製造・販売し、ニシハツ㈱が防災用及び非常用発電機を担い、デンヨー興産㈱が補修部品販売と保守点検を担う。関連会社新日本建販㈱は販売に加えリース・レンタルを展開する。海外では米国、ベトナム、インドネシア、欧州、アジア各地に製造・販売拠点を配置し、部品加工から完成品製造、販売、リース・レンタルまで機能分担を進める。主要製品は建設関連市場向けが中心だが、定置形の非常用発電機も取り扱い、企業、医療施設、公共施設向けに広く販売する。

2. 競争優位性

競争優位性の中核は、専業メーカーとして蓄積した製造ノウハウ、製品品質、サービス網、ブランドにある。会社は競争優位性として、高品質な電気を安定的に供給できる点、メンテナンス性の高い機構、耐久性能、低騒音・低排出ガスなどの環境性能を明示する。加えて、顧客ニーズに適合した多数の製品ラインナップを揃える点も差別化要因となる。販売後の支援体制も厚く、日本全国に指定サービス工場を擁してアフターサービス網を構築し、修理・保守を通じて顧客接点を維持する。中期計画でも東日本、西日本の大型修理拠点活用によるサービス体制充実を掲げており、保守網は参入障壁として機能する。ブランド面では、長年にわたり高品質製品を供給し続けた結果、高品質パワーソースの“Denyo”ブランドを確立したと記載する。市場シェアについては、国内市場における可搬形発電機、溶接機のトップシェア維持向上を掲げ、中核分野でもトップブランド製品を中心に国内シェア維持向上を目指すとする。研究開発面では当社開発部門を中心に72名が従事し、当社保有の産業財産権は国内外合計502件に達する。

3. 市場環境

主要製品群は建設機械に分類され、商社、販売店、建機レンタル会社等を通じて主として建設関連市場向けに販売するため、建設需要の影響を強く受ける。国内では都市再開発工事やインフラ関連工事が堅調に推移する一方、長期的には公共投資抑制による需要減少の可能性を認識する。海外では北米で老朽インフラの維持・更新需要を見込み、アジアを中心にインフラ投資の潜在需要も存在するとみる。他方、世界の発電機市場には大手総合建設機械メーカーを含め多数の競合が存在し、価格競争激化リスクを抱える。加えて、製品は電気用品安全法、電気事業法、消防法、排出ガス規制、騒音規制などの対象となり、海外でも各国の安全・環境規制に対応する必要がある。自然災害の頻発を背景に、BCP対策として非常用発電機需要が期待される点は追い風となる。

4. 成長戦略

2035年度長期ビジョンの下、2024年度開始の中期経営計画「Denyo2026」を最初の3年間の計画と位置付ける。基本方針は、長期ビジョン達成に向けた成長投資の実行と経営基盤づくりの推進にある。中核分野では、国内建設関連市場でエンジン発電機、溶接機のトップブランド製品を中心に国内シェアを維持向上し、安定収益確保を図る。成長分野では、国内定置形発電機市場で非常用発電機のシェア拡大を目指し、国内グループ3社の連携強化、ニシハツ新本社工場の投資効果最大化、非常用発電機のメンテナンス収益拡大を進める。海外では販売網・サービス網を充実拡大し、既存製品による市場深耕、新規製品開発による拡販、アジア・中近東等での販売店網強化を進める。挑戦分野では、グローバルサウス未開拓市場への進出を調査・検討し、M&Aを含めた進出形態を模索する。新機軸製品では、燃料電池式可搬形発電機、燃料電池電源車、水素混焼発電機、水素専焼発電機の研究開発を推進し、社会実装を目指す。経営指標は中期でROE7%以上、売上高経常利益率10%以上、長期でROE8%以上、売上高経常利益率12%以上を目標とする。

5. リスク

第1に、主力販売先が建設関連市場である点が需要変動リスクとなる。国内外の民間・公共投資抑制は可搬形発電機等の需要減少につながる可能性がある。第2に、価格競争、為替変動、原材料価格上昇、サプライチェーン停滞が収益圧迫要因となる。特に発展途上国では低スペック製品分野で価格競争が進む可能性を示す。第3に、法規制対応と製品責任が重要リスクとなる。安全・環境規制の変更で現行製品の販売が制限される可能性があり、製造物責任やアフターサービス力低下はブランド毀損につながる。

6. ガバナンス

提示テキスト内で取締役会構成や社外取締役比率などの詳細な統治体制は確認できない。一方、経営管理面ではグループ全体の統一的方針の下で各社の自主性を尊重しつつ協調運営する体制を採る。情報セキュリティでは、情報セキュリティポリシーを定め、情報セキュリティ統括責任者をトップとする管理体制を構築する。人事制度面では、給与規程や評価制度で男女差を設けず、制度運用は常勤取締役から成る会議体が定期的に監視すると記載する。株主還元方針については提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100VTO2 | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
83.2B 13.3倍 1.0倍 0.0% 3,640.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 70.8B 73.1B 64.3B
営業利益 7.4B 7.1B 4.9B
純利益 5.6B 5.1B 3.6B
EPS 274.0 246.8 175.6
BPS 3,777.7 3,526.5 3,193.7

大株主

株主名持株比率
ザ エスエフピー バリュー  リアライゼーション マスター  ファンド エルティーディー (常任代理人 立花証券株式会社)0.09%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.09%
株式会社久栄0.07%
みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 みずほ銀行口 再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行0.05%
株式会社日本カストディ銀行 (信託E口)0.03%
デンヨー親栄会0.03%
第一生命保険株式会社0.03%
ザ チェース マンハッタン バンク エヌエイ ロンドン スペシャル オムニバス エス エル アカウント (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.03%
株式会社鶴見製作所0.03%
株式会社三菱UFJ銀行0.03%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-10-17シンフォニー・フィナンシャル・パートナーズピーティーイー・リ 13.68%+0.55%
2025-06-06シンフォニー・フィナンシャル・パートナーズピーティーイー・リ 13.13%+1.02%
2024-12-12シンフォニー・フィナンシャル・パートナーズピーティーイー・リ 12.11%+1.02%
2022-12-06シンフォニー・フィナンシャル・パートナーズピーティーイー・リ 11.09%+1.00%
2021-12-07シンフォニー・フィナンシャル・パートナーズピーティーイー・リ 10.09%+1.12%
2021-11-30株式会社みずほ銀行 0.05%N/A
2021-11-08シンフォニー・フィナンシャル・パートナーズピーティーイー・リ 8.97%+1.16%
2021-08-20シンフォニー・フィナンシャル・パートナーズピーティーイー・リ 7.81%+1.02%
2021-05-12シンフォニー・フィナンシャル・パートナーズピーティーイー・リ 6.79%+1.56%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-01-05TDNet配当・還元デンヨー自己株式の取得状況に関するお知らせ3,525+1.13%
2025-10-17EDINET大量保有シンフォニー・フィナンシャル・パートナー大量保有 13.68%2,875+2.99%
2025-06-06EDINET大量保有シンフォニー・フィナンシャル・パートナー大量保有 13.13%2,779+0.86%
2024-12-12EDINET大量保有シンフォニー・フィナンシャル・パートナー大量保有 12.11%
2022-12-06EDINET大量保有シンフォニー・フィナンシャル・パートナー大量保有 11.09%
2021-12-07EDINET大量保有シンフォニー・フィナンシャル・パートナー大量保有 10.09%
2021-11-30EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.05%
2021-11-08EDINET大量保有シンフォニー・フィナンシャル・パートナー大量保有 8.97%
2021-08-20EDINET大量保有シンフォニー・フィナンシャル・パートナー大量保有 7.81%
2021-05-12EDINET大量保有シンフォニー・フィナンシャル・パートナー大量保有 6.79%