Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

三相電機株式会社 (6518)

三相電機はモータ、ポンプ、応用製品と部品の製造販売を主力とし、保守や研究開発も手掛ける。国内外の子会社で組立、機械加工、プレス加工、固定子製造まで担う一貫体制を構築。技術提案型・顧客指向型を掲げ、省エネ、省資源、電子制御技術を活用した高性能製品やユニット製品を開発し、インフラ機器、医療機器、半導体製造関連、養殖分野などで拡販を図る。[本社]兵庫県姫路市 [創業]1957年 [上場]1995年

1. 事業概要

三相電機グループは、当社と子会社4社で構成し、モータ、ポンプおよびモータ応用製品、部品の製造・販売を主力事業とし、これらに附帯する保守、研究開発、その他サービスを展開する。事業セグメントは単一で、製造部門を中心に人員と機能を集約する。中核の当社がモータ・ポンプを製造販売し、岡山三相電機が組立加工と部品加工、上海三相電機が中国での製造販売、サンソー精工が機械加工、新宮三相電機がプレス加工、切削加工、主要部品であるモータ固定子の製造を担う。グループ内で主要部品加工から組立までを分担する体制を敷き、国内顧客に加え、中国国内および海外顧客にも販売する。研究開発では、従来のモータ・ポンプ固有技術に電子制御技術を組み合わせ、高性能化と環境配慮を進める。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、モータ・ポンプの固有技術と、電子制御技術を応用した独自の発想による製品開発力に置く。構造・流体・磁場をCAE解析ソフトと評価装置で検証し、信頼性の高い製品開発を進める点は、技術提案型を掲げる同社の差別化要素となる。加えて、固定子製造、プレス加工、切削加工、機械加工、組立加工をグループ内で担う一貫生産体制を持ち、品質管理、納期対応、コスト最適化で優位性を形成する。顧客要望に合わせたモノづくりを重視し、特殊モータや特殊ポンプ、技術応用型のユニット製品まで展開するため、標準品供給にとどまらない提案余地を持つ。日本水道協会に水道用給水器具の検査工場として登録され、認定製品の製造販売を行ってきた沿革は、一定の品質・認証対応力を示す。市場シェアの具体的数値や特許件数は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

事業環境は、海外の地政学リスク、中国経済の先行き懸念、円安、部材入手難、資源調達価格の高騰など、外部要因の影響を受けやすい。顧客側では、インフラ機器や医療機器に組み込む製品に対し、顧客ニーズに即した開発とタイムリーな供給体制が求められる。加えて、低消費電力化や低環境負荷への要求が強く、環境適合商品への需要が拡大する方向にある。半導体市場は一時的に減速しているものの、会社は今後の回復を予想し、受注回復に備えた生産体制準備を進める。環境規制の要求追加にも対応し、新製品だけでなく既存製品の設計変更も進める方針を示す。競合状況や業界内ポジションの詳細は提示テキスト内では確認できない。

4. 成長戦略

成長戦略は、基幹事業であるモータとポンプの強化に加え、応用製品とユニット製品の拡大に置く。具体策として、低消費電力化への市場ニーズに応えた製品開発、新機能を付加した新製品開発、グローバルな市場マーケティング、自社の強みを活かせる分野への注力、市場シェア拡大を掲げる。生産面では、製品分類ごとの生産拠点見直しによる最適地生産、新たな生産管理システムの活用、製造技術標準の確立による品質向上と再発不良削減を進める。研究開発では、半導体製造関連向けPDH型ポンプで使用可能な液温範囲の拡大を図り、市場拡大を目指す。陸上養殖向け循環ポンプPSPX型は、必要流量を確保しつつ無駄な圧力を低減して省エネ化を図る製品として市場投入済みとなる。養殖業界や農作物育成向け気体溶解装置「Sansolver」では、ラインナップ拡充と低消費電力化に取り組む。さらに、ユニット製品の市場拡大、新規顧客開拓、満足度の高いサービス提供を課題対応として明示する。設備面では、新工場着工を含む投資を実施し、高付加価値型企業への転換を進める。中期経営計画の数値目標は提示テキスト内では確認できない。

5. リスク

主なリスクは3点挙げられる。第1に、特定販売先への依存度リスクとなる。販売依存度が総販売実績の10%を超える取引先が存在し、取引縮小時には売上減少を通じて業績悪化につながる可能性を持つ。第2に、中国市場での活動リスクとなる。中国で生産活動と販売活動を行うため、経済的、社会的、政治的要因による支障が業績に影響しうる。第3に、原材料価格変動と為替変動のリスクとなる。鉄鋼、非鉄金属の市況変動や外貨建て項目の円換算変動が収益を左右する可能性を持つ。

6. ガバナンス

経営理念は「愛と感謝と積極性」を社是とし、社会の繁栄、地球環境、世界の平和と豊かさへの貢献を掲げる。経営の基本方針は、技術提案型と顧客指向型の特長を伸ばし、時代に適応できる経営基盤の強化を図る点に置く。経営指標としては売上高営業利益率を重視し、高付加価値商品の開発と販売を通じて収益性向上を目指す。人的側面では、研究開発部門53人を含む体制を持ち、提出会社の管理職に占める女性労働者比率、男性育児休業取得率、男女賃金差異を開示する。労働組合との関係に特記すべき事項はない。株主還元方針の具体的記載は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100VZWU | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
5.8B 48.1倍 0.5倍 0.0% 1,250.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 16.0B 17.7B 18.6B
営業利益 70M 678M 901M
純利益 118M 493M 816M
EPS 26.0 108.5 180.0
BPS 2,608.2 2,575.2 2,451.9

大株主

株主名持株比率
ケイアールディー株式会社0.26%
三相電機取引先持株会0.13%
株式会社石野製作所0.09%
石野一郎0.05%
倉茂電工株式会社0.03%
黒田直樹0.03%
黒田栄子0.02%
三井住友カード株式会社0.02%
株式会社百十四銀行0.02%
明治安田生命保険相互会社0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2022-02-09石野 一郎 13.60%+1.04%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-01-26TDNetその他三相電機事業譲受および新会社設立に関するお知らせ1,024+0.49%
2025-07-18TDNetその他三相電機譲渡制限付株式報酬としての新株式の発行の払込完了に関するお知らせ850-0.35%
2022-02-09EDINET大量保有石野 一郎大量保有 13.6%