Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社インターネットインフィニティー (6545)

超高齢社会向けに、短時間リハビリ型デイサービス「レコードブック」、介護専門サイト「ケアマネジメント・オンライン」、生活支援・福祉用具、在宅介護を展開する。強みは直営・FC・合弁を含む店舗網、11万人超のケアマネジャー会員基盤、介護相談データ、介護現場とWebを連動させる運営ノウハウにある。FCロイヤルティ収入も持つ。[本社]東京都千代田区 [創業]2001年 [上場]2017年

1. 事業概要

株式会社インターネットインフィニティーは、「健康な未来」をコーポレートスローガンに掲げ、超高齢社会における課題解決をミッションとする。事業はヘルスケアソリューション事業と在宅サービス事業の2本柱で構成する。ヘルスケアソリューション事業では、短時間リハビリ型通所介護サービス「レコードブック」を中核に、介護専門Webサイト「ケアマネジメント・オンライン」を活用したシルバーマーケティング支援、仕事と介護の両立支援サービス「わかるかいごBiz」、製薬メーカー・医療機器メーカー向け医療用薬品マーケティング支援、福祉用具貸与・販売、住宅改修、住宅リフォームなどを展開する。在宅サービス事業では、居宅介護支援、訪問介護、通所介護、施設介護を提供する。2025年3月末時点で、レコードブックは直営23ヵ所、フランチャイズ191ヵ所、名古屋鉄道との合弁会社が展開する「名鉄レコードブック」22ヵ所を有する。加えて、在宅サービスは居宅介護支援8ヵ所、訪問介護5ヵ所、通所介護6ヵ所、施設介護2ヵ所を展開する。

2. 競争優位性

同社の競争優位性は、リアルの介護事業とWeb事業を併せ持つ点に集約する。会社は、介護現場での課題をWebで解決し、テクノロジーを起点に介護現場の生産性を高める双方の機能を活用できる強みを明示する。具体的な資産として、「レコードブック店舗ネットワーク」「ケアマネジャーネットワーク」「介護相談データ」等のプラットフォームを保有する。レコードブックでは、スポーツクラブ経験者などで構成する運動指導チームによる研修で育成したトレーナーが、スポーツ医学や老年体力学などに基づく運動プログラムを個別指導する。加えて、介護を感じさせない空間、本格的な運動指導、ホスピタリティを組み合わせたコンセプトで差別化を図る。Web領域では、「ケアマネジメント・オンライン」に2025年3月末時点で11万人超のケアマネジャー会員を擁し、アンケート、サンプリング、啓発コンテンツ配信、介護コンシェルジュ紹介などの展開基盤とする。リカーリング性の観点では、レコードブックのフランチャイズ加盟金、初期費用、加盟店売上高に応じたロイヤルティ収入を有する点が特徴となる。会社は、長年の介護保険ビジネス運営によるノウハウ蓄積、独自のエリアマーケティングシステム、ケアマネジャーネットワークを用いたブランド戦略を優位性として挙げる。

3. 市場環境

同社が属する高齢社会関連市場は、中長期的に高齢化率の上昇基調が続くことから、ヘルスケアサービス需要の拡大が見込まれる。2025年問題に伴う後期高齢者増加により、健康寿命延伸に資する短時間リハビリ型通所介護サービスの需要増加を会社は想定する。加えて、2025年4月改正の介護・育児休業法で、労働者への仕事と介護の両立支援制度の周知が義務化され、ビジネスケアラー増加を背景に企業の人的資本経営の重要性が高まるため、「わかるかいごBiz」などの需要拡大余地がある。一方、介護業界では人材不足が深刻で、2040年問題として医療・介護人材不足が社会課題化する。2024年の介護報酬改定では、介護職員の処遇改善や生産性向上を推進する事業所への加算が強化され、DX、AI、ICT活用分野の市場拡大が期待される。他方、会社自身も、介護福祉・予防介護市場は一定の法理解やノウハウ蓄積を要するものの、必ずしも参入障壁が高いとは言えず、複数事業者が参入していると認識する。

4. 成長戦略

中長期戦略の中核は、ヘルスケアプラットフォームの価値向上による事業拡大と新規事業開発に置く。第1に、レコードブック店舗ネットワークの拡大を掲げ、全国の大都市圏や地方都市でフランチャイズ展開を加速し、企業とのアライアンスを含むパートナー連携を強化する。地元企業や事業主をオーナーとするFC方式に加え、異なるノウハウや顧客基盤、ブランドを持つ企業との提携出店も進める方針を示す。第2に、ターゲット層拡大として、介護保険適用外のヘルスケアソリューション開発を進める。レコードブック店舗網を活用し、ヘルスケア関連商品の販売や関連サービス提供を通じて介護保険外サービスを強化する。第3に、2026年3月期から名称変更するDXソリューション事業を強化し、シルバーマーケティング支援案件の深耕、仕事と介護の両立支援の新規顧客開拓、中規模介護事業者向けDXソリューション提供を進める。さらに、介護事業運営ノウハウ、各種データ、ネットワークを用いたシステム連携やコンサルティングサービスの提供も志向する。第4に、事業ポートフォリオ分散・拡充のため、独自技術を持つベンチャー企業等への企業買収、戦略的提携、資本参加を必要に応じて行う方針を示す。2024年8月公表の中期経営計画の達成に向け、持続的成長と中期的企業価値向上を目指す。

5. リスク

主なリスクは3点挙げられる。第1に制度リスクで、レコードブック事業と在宅サービス事業は介護保険法の適用を受けるため、介護保険制度改正や介護報酬改定の影響を強く受ける。第2に競争リスクで、参入障壁が必ずしも高くない市場であるため、多数の事業者参入や大手企業の本格参入が起きた場合、利用者獲得競争が激化する可能性がある。第3に人材・運営リスクで、有資格者確保、安全管理、感染症対応、フランチャイズ加盟店の経営不振や評判悪化、ソフトウエア開発遅延などが業績に影響する可能性がある。

6. ガバナンス

経営基盤強化策として、ガバナンス体制強化とコンプライアンス体制強化を中長期施策に明記する。内部管理面では、規程及び業務マニュアル運用の徹底、業務フロー改善、リスク管理体制整備を進める方針を示す。組織面では、2022年4月に在宅サービス事業及びアクティブライフ事業、2024年4月にレコードブック事業を分社化し、権限委譲拡大による意思決定迅速化、情報の一元管理体制、適切なグループマネジメント体制の構築を進める。経営指標としてはROEと売上高営業利益率を重視する。株主還元の具体方針は、提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100W4X4 | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
3.9B 8.9倍 2.1倍 3.5% 717.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 6.1B 5.9B 6.0B
営業利益 670M 536M 530M
純利益 431M 319M 310M
EPS 80.6 60.4 58.6
BPS 334.6

大株主

株主名持株比率
株式会社別宮圭一事務所0.19%
大同生命保険株式会社0.07%
別宮 圭一0.05%
キユーピー株式会社0.04%
藤澤 卓0.04%
BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC) (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.04%
永井 詳二0.03%
清板 大亮0.03%
別宮 均0.01%
インターネットインフィニティー従業員持株会0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-03-25藤澤 卓 5.0
2026-03-24藤澤 卓 5.0
2026-02-18藤澤 卓 5.08
2026-02-18藤澤 卓 6.08
2024-02-27別宮 圭一 24.67
2024-02-26別宮 圭一 24.67
2023-09-08別宮 圭一 25.93
2022-03-24別宮 圭一 26.94
2022-02-24別宮 圭一 28.02
2022-02-24別宮 圭一 28.39
2022-02-24別宮 圭一 28.3
2022-02-17別宮 圭一 28.02
2021-08-19別宮 圭一 28.39
2021-08-18別宮 圭一 28.39

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-05-27TDNet連結子会社からの配当金受領に関するお知らせ
2026-03-25TDNetHolding change by 藤澤 卓
2026-03-24TDNetHolding change by 藤澤 卓
2026-03-13TDNet執行役員人事に関するお知らせ
2026-03-13TDNet完全子会社間の吸収合併に関するお知らせ
2026-02-18TDNetHolding change by 藤澤 卓
2026-02-18TDNetHolding change by 藤澤 卓
2026-01-05TDNetbuyback: 自己株式の取得状況及び取得終了に関するお知らせ
2026-01-05TDNet自己株式の取得状況及び取得終了に関するお知らせ
2025-12-04TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-12-04TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-11-20TDNet2026年3月期 第2四半期(中間期)決算説明会資料
2025-11-20TDNet2026年3月期第2四半期(中間期)決算説明会における質疑応答(要旨)
2025-11-14TDNetearnings: 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-11-14TDNet2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-11-14TDNet2026年3月期第2四半期(中間期)決算補足説明資料
2025-11-14TDNet企業価値向上に向けた取り組み セントワークス(株)を中核とする当社DXソリューション構想について
2025-11-05TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-11-05TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-10-03TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ