Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社共和コーポレーション (6570)

長野県を起点に全国でアミューズメント施設を展開し、機器販売も併営する独立系オペレーター。メーカー系列に属さず各社の新製品や人気機種を調達でき、直営店の稼働データや運営ノウハウを販売提案に活用する点に特色を持つ。接客力、「明るい、安心、三世代」の店舗づくり、M&Aによる店舗再生実績を成長基盤とする。[本社]長野県長野市 [創業]1982年 [上場]提示テキスト内では確認できない

1. 事業概要

株式会社共和コーポレーションは、アミューズメント施設の運営とアミューズメント機器等の販売を中核とするアミューズメント事業を主力とする。施設運営では、長野県を中心に北海道、東北、関東、中部、近畿、中国・四国エリアへ展開し、ロードサイド、ショッピングセンター、駅前立地など多様なロケーションを採用する。店舗は景品ゲーム、テレビゲーム、メダルゲームを主軸に構成し、「明るい、安心、三世代」をモットーに運営する。加えて、バッティングセンター、ボウリング場、ゲームセンターとバッティングセンターを併設した大型店舗も展開する。直営店運営のほか、ショッピングセンターや温泉施設などに機器を賃貸し管理を委託する「管理委託」業務も手掛ける。機器販売では、全国のオペレーターやディストリビューター向けに、新品機器、中古機器、シールプリント用紙、部品、景品類を販売し、店舗で得た稼働データや運営ノウハウを活用した助言、提案、運営支援も行う。その他事業として、長野県中心の広告代理店業、不動産賃貸、子会社ブルームによる「スクイーズ」を主軸とした玩具・雑貨の企画開発販売、トレーディングカード専門店運営を展開する。

2. 競争優位性

同社の競争優位の中核は、アミューズメント機器メーカーの傘下に属さない独立系である点にある。これにより、各メーカーの新製品や人気機種を取り揃えた遊空間の創出が可能となり、特定メーカー系列に縛られない柔軟な機種構成を実現する。さらに、施設運営と機器販売を併営する事業構造が強みとなる。運営するアミューズメント施設での使用分も含めた仕入れを行うことで、スケールメリットを活かしたメーカー交渉が可能となり、最新人気機種の確保力を高める。販売部門は、通常の受注活動に加え、直営店で蓄積した機種稼働データ、店舗運営ノウハウを活かした助言や提案、新店舗作りに関するコンサルティングを含むトータルセールスを行うため、単なる卸売にとどまらない付加価値を持つ。施設運営面では、接客を通じた顧客との対話を重視し、人気機種や景品トレンドを店舗運営へ反映する運営力を差別化要因と位置付ける。会社自身も接客力こそが店舗の優位性や差別化につながると明記する。加えて、店舗間で機器を流動的に配置転換する運営、M&Aからの店舗再生実績、多様なロケーション展開も、現場ノウハウの蓄積という参入障壁につながる。

3. 市場環境

アミューズメント業界では、全体の店舗数は減少する一方、個々の店舗では規模拡大や機器増台が進み、競争激化が続く環境にある。人口動態の変化や価値観の多様化を背景とした消費行動の変化、業種・業態を越えた競争の激化も逆風となる。法規制面では、施設運営が「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」および「不当景品類及び不当表示防止法」の規制を受ける。規制強化や新法施行は事業制約要因となる。加えて、消費税率引き上げは税込み100円単位の現金決済が基本となる業態特性上、価格転嫁の難しさを伴う。こうした環境下で同社は、「安心・安全・安価」に楽しめる店舗運営と、ファミリー層、女性、高齢者を含む潜在顧客の開拓を重視する。

4. 成長戦略

成長戦略の柱は、継続的な新規出店、M&A活用、顧客満足度向上による差別化、周辺事業とのシナジー拡大にある。店舗展開では、新規出店基準を定め、収益予測と売上根拠を踏まえた効率的な出店を進める方針を示す。2025年3月末時点の直営店舗は全国65店舗で、東海、中国、四国などで店舗数を増やしており、既存地域を拠点に「点から線、線から面へ」と展開する方針を掲げる。M&Aは事業成長の時間短縮手段と位置付け、親近性のある事業や取得により発展が期待できる事業に注目する。差別化戦略としては、接客力の強化、潜在顧客の取り込み、オリジナル商品の活用、アミューズメントとスポーツの融合の4点を重視する。子会社ブルームの「スクイーズ」は、アミューズメント機器販売事業とのシナジーにより業界向け販路拡大を図り、新たな景品の企画開発にも注力する。加えて、トレーディングカード専門店の新業態出店も行い、事業領域の広がりを模索する。販売事業では少量多品種の要望に対応可能な体制を整え、運営支援を含むトータルセールスで顧客接点を深める。

5. リスク

主なリスクは3点挙げられる。第1に、景気変動、可処分所得の減少、レジャー支出の縮小による来店需要の変動がある。第2に、最新機器の導入遅延や十分な台数確保の失敗、導入機器がお客様の嗜好に合致しない場合、少子化進行による需要減少がある。第3に、賃借店舗主体の出店に伴う物件確保難、敷金・保証金の回収不能、借入金依存に伴う金利上昇リスクがある。加えて、感染症流行、天候不順、自然災害、人材確保難、法規制強化も業績変動要因となる。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、コンプライアンス徹底、内部管理体制強化、コーポレート・ガバナンスの充実を重要課題に位置付ける。具体的には、経営管理部門の人員充実、社内規程類の逐次見直し、内部監査および内部統制機能の強化、リスク・コンプライアンス委員会の活動強化を進める方針を示す。経営の公正性・透明性を確保し、コーポレートガバナンス・コードの基本原則に沿った施策に取り組む方針も明記する。一方、株主還元方針に関する具体的記載は提示テキスト内では確認できない。なお、創業者であり代表取締役社長の宮本和彦への依存はリスクとして開示されており、過度に依存しない体制を徐々に構築する途上にある。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W6S2 | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
7.8B 8.3倍 1.6倍 0.0% 1,282.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 16.7B 14.6B 12.4B
営業利益 1.3B 1.1B 717M
純利益 917M 647M 433M
EPS 154.0 108.7 72.7
BPS 817.0 670.5 572.0

大株主

株主名持株比率
株式会社ユーミーコーポレーション0.43%
宮本 早苗0.11%
宮本 和彦0.06%
共和コーポレーション従業員持株会0.04%
長野信用金庫0.02%
ヨシダ トモヒロ0.01%
浜本 憲至0.01%
片岡 尚0.01%
株式会社北陸銀行0.01%
櫻井 孝紀0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2023-01-12宮本 和彦 58.85%--
2022-11-30宮本 和彦 58.85%--
2022-11-30宮本 和彦 58.85%--

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-09-16TDNet業績修正共和コーポレーション2026年3月期 配当予想の修正(増配)に関するお知らせ1,340+1.87%
2025-06-19TDNet決算共和コーポレーション(訂正・数値データ訂正)「2025年3月期決算短信[日本基準](連結)」の一部訂正に関するお知らせ1,044-2.59%
2023-01-12EDINET大量保有宮本 和彦大量保有 58.85%
2022-11-30EDINET大量保有宮本 和彦大量保有 58.85%
2022-11-30EDINET大量保有宮本 和彦大量保有 58.85%