三櫻工業グループは、自動車部品(スチールチューブ応用加工製品)、電器部品、設備製造・販売を主たる業務とし、日本、北南米、欧州、中国、アジアにグローバルな生産・販売ネットワークを展開しています。海外売上高比率が高いことが特徴です。
競争優位性として、自動車配管市場の寡占性と新規参入の限定性が挙げられます。製品の輸送非効率性から顧客である自動車メーカーの工場近接に拠点を構える必要があり、同社はこのグローバルな現地生産ネットワークを確立しています。この強みを活かし、競合企業が内燃機関車向け製品から撤退する中、「サンオー・ラストマン・スタンディング戦略」を掲げ、顧客が製品を必要とする限り供給を継続。これにより局地的に独占的な供給体制を整え、市場占有率を着実に上昇させ、グローバルシェアNo.1を目指します。オンリーワンの存在である地域では、価格決定権の向上も実現しています。また、自動車配管事業で培った技術は、データセンター用水冷配管や家電用水冷配管、設備の外販事業といった新市場への転用を可能にします。特にデータセンター向け冷却装置事業では、スーパーコンピューター「富岳」への採用実績を持ちます。重要保安部品を扱う企業として、APQP(先行製品品質計画)を通じた品質管理体制も強みです。
沿革として、1939年に大宮航空工業株式会社として設立され、航空機機体部品の製造を開始しました。1952年に三櫻工業株式会社へ商号変更し、1961年には東京証券取引所市場第二部に上場、1998年に市場第一部指定、2022年にはプライム市場へ移行しました。1979年以降、世界各地に子会社を設立し、グローバルな生産・販売体制を構築。2024年6月には茨城県古河市に本店を移転しています。
同社グループは、レジリエントなマルチポートフォリオの構築を目指しています。自動車部品事業を「現業のキャッシュカウ化」と位置付け、中期経営方針において売上高営業利益率10%以上を目標とする高収益化を図ります。成長ドライバーとして、以下の戦略を推進しています。自動車部品事業では、電動車向けのサーマル・ソリューション製品に積極的に投資し、市場シェア拡大を図ります。2025年6月にはメキシコの自動車部品メーカーWinkelmann Powertrain México S. de R.L. de C.V.(WPM)の全持分取得を決議し、米国販売市場向けフューエルインジェクションビジネスにおける圧倒的なポジショニング確立を目指します。また、電動車市場においてCASE機能を担うメガサプライヤーへの供給を狙う「Tier1.5戦略」を遂行します。
新事業としては、データセンター向け冷却装置事業、生産ソリューション事業、冷蔵庫向けワイヤーコンデンサー事業を育成します。データセンター向け冷却装置事業では、スーパーコンピューター「富岳」での実績を基に、データセンター市場の拡大を捉え、水冷/液冷式熱マネジメント部品「ボールバルブ継手」「シャットオフコネクタ」の新規開発・試験評価を完了し、受注販売を開始しました。共同検証にも参画しています。生産ソリューション事業では、自社加工設備の開発・製作ノウハウを活かし、自働化ニーズに応える設備外販事業化を目指します。冷蔵庫向けワイヤーコンデンサー事業は、インド市場での現地競争力強化と事業拡大を図ります。研究開発活動では、サーマル・ソリューション、環境負荷低減、窒化ガリウム(GaN)半導体基板加工サービス、AIと自動化による生産性向上に注力し、新技術開発を推進しています。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 25.5B | 33.4倍 | 0.6倍 | 0.0% | 688.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 159.5B | 156.8B | 137.7B |
| 営業利益 | 4.9B | 8.1B | 1.3B |
| 純利益 | 737M | 4.2B | -907M |
| EPS | 20.6 | 117.4 | -25.1 |
| BPS | 1,236.3 | 1,248.4 | 1,012.8 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.10% |
| 神鋼商事株式会社 | 0.06% |
| 本田技研工業株式会社 | 0.06% |
| スズキ株式会社 | 0.04% |
| 有限会社竹田コーポレーション | 0.04% |
| 株式会社三菱UFJ銀行 | 0.04% |
| 株式会社常陽銀行 | 0.03% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.03% |
| アルコニックス株式会社 | 0.02% |
| 竹田 八重子 | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2026-03-18 | 野村證券株式会社 | 5.03% | (0.08%) |
| 2026-03-13 | 本田技研工業株式会社 | 4.25% | (1.14%) |
| 2026-02-17 | 野村證券株式会社 | 5.11% | +5.11% |
| 2025-11-27 | 本田技研工業株式会社 | 5.39% | +3.39% |
| 2025-06-20 | 本田技研工業株式会社 | 5.39% | +0.39% |
| 2024-07-29 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 6.47% | (0.05%) |
| 2024-07-16 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 6.52% | +1.11% |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-18 | EDINET | 大量保有 | 野村證券株式会社 | 大量保有 5.03% | 719 | — |
| 2026-03-13 | EDINET | 大量保有 | 本田技研工業株式会社 | 大量保有 4.25% | 710 | -0.42% |
| 2026-03-02 | TDNet | 人事 | 三桜工 | 当社取締役会の実効性評価結果の概要について | 860 | -7.33% |
| 2026-02-17 | EDINET | 大量保有 | 野村證券株式会社 | 大量保有 5.11% | 815 | +2.21% |
| 2026-01-13 | TDNet | その他 | 三桜工 | ステークホルダーの皆さまから頂戴した質問とそれに対する回答(2026年3月期第2四半期決算) | 877 | +0.11% |
| 2025-12-10 | TDNet | IR | 三桜工 | 2026年3月期第2四半期決算説明会サマリー(動画・説明会資料・書き起こし) | 805 | -0.62% |
| 2025-12-10 | TDNet | IR | 三桜工 | ステークホルダーの皆さまから頂戴した質問とそれに対する回答(2026年3月期第2四半期決算説明会) | 805 | -0.62% |
| 2025-11-28 | TDNet | その他 | 三桜工 | 海外子会社の解散及び清算に関するお知らせ | 840 | -2.02% |
| 2025-11-27 | EDINET | 大量保有 | 本田技研工業株式会社 | 大量保有 5.39% | 838 | +0.24% |
| 2025-11-27 | TDNet | IR | 三桜工 | 2026年3月期第2四半期 決算説明会資料 | 838 | +0.24% |
| 2025-10-07 | TDNet | その他 | 三桜工 | ステークホルダーの皆さまから頂戴した質問とそれに対する回答(2026年3月期第1四半期決算) | 941 | +0.21% |
| 2025-07-08 | TDNet | その他 | 三桜工 | ステークホルダーの皆さまから頂戴した質問とそれに対する回答(2025年3月期通期決算) | 629 | +1.75% |
| 2025-06-20 | EDINET | 大量保有 | 本田技研工業株式会社 | 大量保有 5.39% | 607 | -1.48% |
| 2024-07-29 | EDINET | 大量保有 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー | 大量保有 6.47% | — | — |
| 2024-07-16 | EDINET | 大量保有 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー | 大量保有 6.52% | — | — |