JVCケンウッドグループは、当社、子会社66社、関連会社6社で構成し、モビリティ&テレマティクスサービス分野、セーフティ&セキュリティ分野、エンタテインメント ソリューションズ分野を主要事業とする。モビリティ&テレマティクスサービス分野では、カーAVシステム、カーナビゲーションシステム、ドライブレコーダー、車載用デバイス、テレマティクスソリューションを展開する。セーフティ&セキュリティ分野では、業務用無線機器、アマチュア無線機器、業務用映像監視機器、業務用オーディオ機器、医用画像表示モニターを扱う。エンタテインメント ソリューションズ分野では、プロジェクター、ヘッドホン、ホームオーディオ、ポータブル電源、業務用ビデオカメラ、CD/DVD等の受託ビジネス、CD/DVDの製造、オーディオ・ビデオソフト・配信等のコンテンツを手掛ける。加えて、ビクターエンタテインメントを通じた企画・制作・販売、サービスパーツ事業も有する。生産、販売、開発を国内外で分担し、米国、英国、ドイツ、シンガポール、インドネシア、タイ、マレーシア、中国、イタリア、ドイツなどに拠点を配置する。
提示テキスト内で特許件数やブランド別シェア、具体的な技術優位の定量情報は確認できない。一方、競争力の源泉として確認できるのは、複数分野にまたがる製品群とグローバルな開発・生産・販売体制、ならびに北米公共安全市場での無線システム事業の事業基盤。無線システム事業は、当連結会計年度に世界的な需要増と新商品投入効果を主因として受注高が拡大し、受注残の増加と出荷進展につながった。2025年度も前年度を上回る受注獲得を見込み、成長軌道の維持を想定する。これは、公共安全市場向けの製品供給、販売網、顧客基盤、運用ノウハウの蓄積が一定の参入障壁として機能している可能性を示唆する。また、医用画像表示モニター、業務用映像監視機器、業務用無線機器など、法人・公共向けの専門機器を持つ点は、民生機器中心の企業との差別化要素となる。さらに、ASK Industries、EF Johnson Technologies、Radio Activity、Rein Medicalなど開発・生産・販売機能を持つ海外子会社群を組み込んだ体制は、地域別需要への対応力と製品供給の柔軟性を高める。
事業環境は、地政学リスク増大によるサプライチェーン見直し、世界経済動向の不透明化、部品供給不足、物流混乱、関税措置などの影響を強く受ける。会社は、北米公共安全市場について引き続き堅調と認識し、無線システム事業の成長を見込む一方、米国の関税措置はグループ事業全体に影響を及ぼす可能性があるとする。米国向け売上収益比率は約25%で、モビリティ&テレマティクスサービス分野のディスプレイオーディオ、オーディオ、スピーカー、セーフティ&セキュリティ分野の無線システム事業、業務用無線機、付属品、エンタテインメント ソリューションズ分野のヘッドホン、イヤホン、プロジェクターなどが対象となる。加えて、半導体、電子部品、金属系材料の調達制約、港湾混雑、輸送コスト上昇、国内物流の2024年問題なども継続リスクとなる。規制面では、RoHS、REACHなど製品有害化学物質管理や各国法規制への対応を進める。
中期経営計画「VISION2025」を2023年4月に策定し、「変革と成長」を基本戦略に掲げる。事業ポートフォリオとキャピタル・アロケーションの最適化、サステナビリティ経営の推進を通じて企業価値最大化を目指す。企業価値最大化の観点から、中期的な事業の成長性と自社の資本効率性を考慮した資源配分を行い、持続的な企業価値と株主価値の向上に取り組む。中間年度の2024年度には、3分野すべてが増収となり、売上収益、事業利益、ROE、ROICなど主要指標で最終年度目標を上回った。成長牽引事業として位置付ける無線システム事業では、北米公共安全市場の堅調需要を背景に、人員増強などの先行投資を継続する。財務戦略では、営業キャッシュ・フロー創出を重視しつつ、成長投資、戦略投資、株主還元、有利子負債返済の使途を明確化し、戦略的なキャピタル・アロケーションを実行する。株主還元方針は総還元性向30~40%を目安とし、配当と機動的な自己株式取得を組み合わせる。サステナビリティ面では、「利益ある成長」と「グローバルでの社会課題解決」を両輪とし、環境ではJKグリーン2030のもと、2050年カーボンニュートラル実現に向けたCO₂排出量削減目標を設定する。
主なリスクは3点挙げられる。第1に、原材料・部品調達の外部依存リスク。半導体、電子部品、金属系材料の調達制約、特定供給元依存、供給停止、価格高騰が製品開発・製造活動に影響する可能性を持つ。第2に、物流リスク。国際紛争や輸送ルート変更、物流リードタイム長期化、物流コスト上昇、国内の輸送能力低下が供給安定性を損なう可能性を持つ。第3に、関税・景気変動リスク。米国関税措置への価格転嫁や販売抑制策を進める一方、モビリティ&テレマティクスサービス分野とエンタテインメント ソリューションズ分野では生産・販売数量減少や米中景気減速の影響が想定される。
全社的な視点でリスクマネジメントを統括・推進する役員を置き、各事業分野、グループ会社責任者、リスク管理担当部門を通じて、定期的なリスク洗い出しと対応を進める。CEO主宰の全社リスク管理会議を設置し、経営への影響度や緊急性を踏まえたグローバル重要リスクを抽出し、担当役員を対応推進責任者に指名する体制を採る。気候変動リスクについてもTCFD提言に沿って管理体制を強化する。株主還元では、安定的な利益還元と成長投資の両立を重視し、総還元性向30~40%を目安とする方針を示す。加えて、取締役会実効性評価の継続的な取り組みを通じ、持続的な企業価値向上を図る。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 192.0B | 8.7倍 | 1.8倍 | 0.0% | 1,170.5円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 370.3B | 359.5B | 336.9B |
| 営業利益 | 21.8B | 18.2B | 21.6B |
| 純利益 | 20.3B | 13.0B | 16.2B |
| EPS | 135.2 | 84.3 | 99.3 |
| BPS | 634.7 | 542.7 | 486.0 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.16% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.08% |
| STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 | 0.04% |
| JP MORGAN CHASE BANK 385632 | 0.04% |
| STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 | 0.04% |
| BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC) | 0.03% |
| MSIP CLIENT SECURITIES | 0.03% |
| THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044 | 0.02% |
| THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040 | 0.02% |
| GOVERNMENT OF NORWAY | 0.02% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2025-12-19 | 野村證券株式会社 | 5.31% | +5.31% |
| 2025-11-21 | アセットマネジメントOne株式会社 | 0.07% | N/A |
| 2025-08-04 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 3.93% | (1.13%) |
| 2025-06-02 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 5.06% | +5.06% |
| 2024-05-08 | 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | 3.82% | (1.24%) |
| 2023-08-04 | 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | 5.06% | +5.06% |
| 2023-07-06 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 | 4.39% | (1.29%) |
| 2023-03-07 | 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | 3.66% | (1.64%) |
| 2023-03-06 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 | 5.68% | +0.19% |
| 2023-02-06 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 | 5.49% | (0.34%) |
| 2023-01-20 | 野村證券株式会社 | 3.70% | (1.66%) |
| 2022-12-22 | 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | 5.30% | +5.30% |
| 2022-12-07 | アセットマネジメントOne株式会社 | 0.06% | +0.06% |
| 2022-12-06 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 | 5.83% | (0.40%) |
| 2022-11-22 | 野村アセットマネジメント株式会社 | 5.36% | (1.05%) |
| 2022-11-21 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 | 6.23% | (1.98%) |
| 2022-08-19 | 野村アセットマネジメント株式会社 | 6.41% | +1.20% |
| 2022-08-19 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 | 8.21% | +1.50% |
| 2022-06-22 | 野村アセットマネジメント株式会社 | 5.21% | (1.37%) |
| 2022-05-20 | 野村アセットマネジメント株式会社 | 6.58% | (0.20%) |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-13 | TDNet | 配当・還元 | JVCKW | 自己株式の取得結果および取得終了に関するお知らせ | 1,194 | -2.97% |
| 2026-03-03 | TDNet | 配当・還元 | JVCKW | 自己株式の取得状況に関するお知らせ | 1,222 | -4.38% |
| 2026-02-25 | TDNet | 株主総会 | JVCKW | 本年定時株主総会後の新経営体制および2026年4月1日付 新執行体制に関するお知らせ | 1,272 | +0.47% |
| 2026-02-03 | TDNet | 決算 | JVCKW | 2026年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結) | 1,249 | -3.32% |
| 2026-02-03 | TDNet | IR | JVCKW | JVCケンウッド 決算説明資料 2026年3月期第3四半期 | 1,249 | -3.32% |
| 2026-02-03 | TDNet | 配当・還元 | JVCKW | 自己株式取得および自己株式の消却に係る事項の決定に関するお知らせ | 1,249 | -3.32% |
| 2026-02-03 | TDNet | 人事 | JVCKW | 2026年4月1日付 会長執行役員および社長執行役員の決定に関するお知らせ | 1,249 | -3.32% |
| 2025-12-19 | EDINET | 大量保有 | 野村證券株式会社 | 大量保有 5.31% | 1,165 | +2.23% |
| 2025-11-21 | EDINET | 大量保有 | アセットマネジメントOne株式会社 | 大量保有 0.07% | 1,152 | -2.08% |
| 2025-11-13 | TDNet | 資本政策 | JVCKW | 2030年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債の発行に関するお知らせ | 1,423 | -12.51% |
| 2025-11-13 | TDNet | 配当・還元 | JVCKW | ユーロ円CB発行および自己株式取得に関する補足説明資料 | 1,423 | -12.51% |
| 2025-11-13 | TDNet | 配当・還元 | JVCKW | 自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ | 1,423 | -12.51% |
| 2025-11-13 | TDNet | その他 | JVCKW | 自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ | 1,423 | -12.51% |
| 2025-10-31 | TDNet | 決算 | JVCKW | 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結) | 1,238 | +5.49% |
| 2025-10-31 | TDNet | IR | JVCKW | JVCケンウッド 決算説明資料 2026年3月期第2四半期(中間期) | 1,238 | +5.49% |
| 2025-10-31 | TDNet | 業績修正 | JVCKW | 2026年3月期通期連結業績予想の修正に関するお知らせ | 1,238 | +5.49% |
| 2025-10-31 | TDNet | 配当・還元 | JVCKW | 剰余金の配当(中間配当)に関するお知らせ | 1,238 | +5.49% |
| 2025-08-04 | EDINET | 大量保有 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー | 大量保有 3.93% | 1,205 | -2.28% |
| 2025-08-01 | TDNet | 決算 | JVCKW | 2026年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結) | 1,185 | +1.69% |
| 2025-08-01 | TDNet | IR | JVCKW | JVCケンウッド 決算説明資料 2026年3月期第1四半期 | 1,185 | +1.69% |