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株式会社戸上電機製作所 (6643)

戸上電機製作所グループは、産業用配電機器を中核に、電子制御器、配電用自動開閉器、配電盤・システム機器を製造販売する。配電用自動開閉器及び配電システムの専門メーカーとして長い歴史と高い技術力を有し、高品質の配電用機器を送り出すリーディングメーカーと位置付ける。周辺でプラスチック成形加工、金属加工、ソフト開発も展開する。[本社]佐賀県佐賀市 [創業]1925年 [上場]1961年

1. 事業概要

戸上電機製作所グループは、当社と子会社8社で構成し、「産業用配電機器事業」「プラスチック成形加工事業」「金属加工事業」「その他」を展開する。中核は産業用配電機器事業で、主要製品は電子制御器、配電用自動開閉器、配電盤及びシステム機器とする。電子制御器は当社に加え、㈱戸上コントロール、戸上電子(常熟)有限公司が製造し、東京戸上電機販売㈱が販売する。配電用自動開閉器は当社と戸上電気(蘇州)有限公司が製造し、販売は東京戸上電機販売㈱が担う。配電盤及びシステム機器は当社と㈱戸上デンソーが製造する。周辺事業として、㈱戸上化成が自動車業界向けプラスチック成形加工品を製造販売し、㈱戸上メタリックスが産業用機械向け金属加工品を製造販売する。その他では、金型加工や㈱戸上電機ソフトによるソフトウエア開発を行う。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、配電用自動開閉器及び配電システムの専門メーカーとしての長い歴史と高い技術力にある。リスク記載では、産業用配電機器事業が売上高、利益ともに高い比率を占める背景として、この長い歴史と高い技術力を明示する。また、同社は高品質の配電用機器を送り出すリーディングメーカーと位置付ける。研究開発面では、電力会社向け配電自動化用子局で通信機能や各種計測機能を向上させた製品を開発し、配電系統管理の高度化に対応する。加えて、AIを用いた「微地絡・地絡原因特定システム」で特許を取得し、「カメラによる状態見える化システム」も出展するなど、IoT機器やシステム開発を進める。主力製品の波及事故防止機器(通称SOG開閉器)では継続的なコストダウンに取り組み、価格競争力の強化と利益改善を図る。品質面では一部でISO9001:2015を取得し、徹底した品質管理体制を敷く。

3. 市場環境

経営環境として、米国の関税政策、中国経済の停滞、ロシア・ウクライナ問題の長期化、中東情勢の悪化を背景に、原材料やエネルギー価格の高止まり、サプライチェーンや為替動向の不安定化を想定する。国内では雇用環境の改善や少子化の影響により、人件費高騰と人手不足の進行を見込む。事業別には、主力の産業用配電機器事業で一定需要を見込む一方、プラスチック成形加工や金属加工は自動車や建設機械等の業界動向に大きく左右され、不透明な状況が続くとみる。競争環境では、価格競争激化の可能性をリスクとして挙げる。規制面では、租税、特許、労働、環境、為替その他の法的規制を受ける。

4. 成長戦略

中期経営計画を基本に、販売価格の適正化や人財確保を進めつつ、三つの重点課題に取り組む。第一は既存事業の高収益化で、TPW(Togamigroup Production Way)を推進し、主力製品を中心にコストダウンと生産体制最適化を図る。製品開発では設計ツールやノウハウを徹底活用し、効率化と迅速化を進める。直接部門・間接部門を問わずAI導入やDX推進に取り組み、業務効率化と品質向上を狙う。第二は新規事業の創出と海外展開の加速で、新たな分野への挑戦、魅力発信、GX推進を意識した製品開発の技術確立、米国市場を中心とした海外展開加速を掲げる。研究開発でも米国向けリクローザーの品質向上とコストダウンに取り組む。第三は人的資本の強化で、行動力・成長力・創造力・基礎力・共有力の5つの力を身につけた自律人財の育成を継続する。加えて、販売管理・生産管理・在庫管理を一元化する統合基幹業務システムを2024年5月より順次稼働し、滞留在庫発生リスクの低減、経営分析機能の強化、経営効率化を図る。

5. リスク

主なリスクは三点挙げられる。第一に、産業用配電機器事業への依存が高く、主要顧客による設備投資抑制が想定を超えた場合、業績に影響する可能性を抱える。第二に、原材料等の調達リスクで、災害や地政学的リスクによる価格上昇や納期遅延が収益を圧迫する可能性を持つ。第三に、品質・クレームリスクで、社外調達部品を含む製品に欠陥が生じた場合、回収や製造物責任賠償、評価低下による売上減少につながる可能性を持つ。加えて、佐賀県佐賀市の主要拠点は風水害が比較的多い地域に立地する。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、提示テキスト内で取締役会構成や社外取締役比率などの詳細は確認できない。一方、経営方針として「社会を、地球を、未来を豊かに。」を掲げ、持続可能な社会の実現と中長期的な企業価値向上に取り組む。人的資本では、従業員一人一人の多様な働き方を尊重し、安全で健康的な職場環境整備を進める方針を示す。労使関係については、複数の労働組合が組織され、特に記載すべき事項はないとする。株主還元方針については、提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W8GJ | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
29.1B 12.1倍 1.3倍 0.0% 5,940.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 27.6B 26.7B 24.8B
営業利益 3.4B 2.7B 1.8B
純利益 2.4B 2.1B 1.4B
EPS 491.3 421.9 289.3
BPS 4,646.6 4,214.2 3,780.1

大株主

株主名持株比率
株式会社戸上ビル0.10%
戸上電機取引先持株会0.06%
株式会社三井住友銀行0.05%
株式会社佐賀銀行0.05%
戸上 信一0.04%
戸上電機製作所従業員持株会0.04%
戸上 鴻太朗0.03%
戸上 千裕0.03%
日本生命保険相互会社0.02%
戸上 孝弘0.02%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-09TDNet配当・還元戸上電自己株式の取得状況及び取得終了に関するお知らせ5,930+4.89%
2026-02-02TDNet決算戸上電2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)4,700-0.43%
2026-02-02TDNet配当・還元戸上電自己株式取得に係る事項の決定及び自己株式消却に関するお知らせ4,700-0.43%
2025-09-24TDNet配当・還元戸上電自己株式の取得状況及び取得終了に関するお知らせ4,060-1.23%
2025-09-17TDNet配当・還元戸上電自己株式の取得状況に関するお知らせ4,070-1.11%