サクサ株式会社は、情報通信システムに関する機器および部品の開発、製造および販売ならびに付帯サービスの提供を行う企業グループとして展開。連結子会社5社で構成し、事業区分は単一セグメントながら、実務上はネットワークソリューション分野とセキュリティソリューション分野を中核に据える。研究開発では、中堅・中小企業におけるDX推進の課題対応を重視し、独自の「Office AGENT」シリーズを軸に、「SECURITY」「WORKSTYLE」「COMMUNICATION」の3領域で製品・サービスを拡充。具体例として、IP-PBX対応SIP電話機「NP530」、小規模オフィス向けボタン電話装置「OPTYS」、Wi-Fi6対応セキュリティアクセスポイント「LG1500AP」シリーズ、警備会社向け機械警備送信機「TS-MT0804」などを開発。加えて、工事・保守およびコールセンタ機能の当社移管、株式会社ソアーの子会社化を通じ、開発・設計・組立・検査・出荷・品質保証にサービス開発を組み合わせた体制整備を進める。
競争優位の源泉として、まず独自技術を核とする製品開発力が挙がる。研究開発活動は音声、映像、データ、アプリケーションを含む多様な技術領域に及び、ネットワーク機器とセキュリティ機器の双方で具体的な商品化実績を有する。中堅・中小企業向けに、情報システム部門を持たない顧客でもセキュアなネットワーク環境を容易に構築・維持できるよう支援する設計思想は、顧客課題への適合度が高い。Wi-Fi6対応APにマルウェア感染拡大防止機能を備える点、警備送信機にLTE通信およびBluetooth機能を搭載し設置効率を高める点は、現場運用まで踏み込んだ差別化要素となる。さらに、AI画像認識技術を活用した多用途対応型ソリューションを構築し、港湾関連物流業界向け省人化システムを受注した実績を持つ。将来技術としても、生成AI、省人化技術、マルチモーダルAI、ローカル環境でのLLM活用、高品質データ収集、学習手法、プロンプト圧縮技術などの要素技術習得を進めており、提示テキスト上でも競争優位性の向上が期待されると明記。加えて、工事・保守・コールセンタ機能の内製化と共創パートナー連携は、導入後支援まで含めた提供力を高め、一定のスイッチングコスト形成に資する可能性を持つ。市場シェアや特許件数の明示は提示テキスト内では確認できない。
主戦場は国内の情報通信ネットワーク関連市場にあり、国内売上比率が高い構造を持つ。この市場は急速な技術革新と激しい競争にさらされ、新商品のタイムリーな投入とサービス向上が継続的に求められる環境にある。加えて、同社はアミューズメント市場にも関与しており、同市場は規制環境や市場環境の変化が大きく、法的規制の重大変更が業績に影響し得る。法規制面では、商取引、独占禁止、知的財産権、電気製品の安全性、電気通信事業の変更、国の安全保障、輸出入など幅広い規制の適用を受ける。品質・環境面ではISO9001認証、ISO14001に基づく環境マネジメントシステムを整備。情報セキュリティ需要の高まりは事業機会となる一方、顧客側の要求高度化、価格競争、サイバー攻撃リスクへの対応が不可欠となる。
2024年5月公表の中期経営計画「共に創る未来」では、2030年のありたい姿として「中堅・中小企業のDX推進サポーター」を掲げる。成長戦略の柱は、バリューチェーン変革とオープンイノベーションに集約。前者では「米沢アドバンスドファクトリー構想」に着手し、米沢地区を共創型のモノづくり発信拠点として整備。後者では、テリロジーホールディングスとの資本業務提携を通じて情報セキュリティ対策を強化し、その導入経験を活かして中堅・中小企業向けサイバーセキュリティサービスを共同提供する方針を示す。また、チャットボット、音声対話、クラウドPBX、自動翻訳AIなどのDX・AIツールを持つ共創パートナーと連携する「サクサコミュニケーションイニシアティブ構想」を推進。2024年度にグループ入りした株式会社ソアーを中心に新たな共創パートナーを開拓し、モノづくりだけでなくサービス開発とセットで受託可能な体制構築を進める。経営基盤面では、「DX事業推進プラットフォーム」による経営ダッシュボードとCRMの活用、「SAXA-DXサービスプラットフォーム」による共通データ基盤整備とサービスアプリケーション拡充を進める。資本配分方針では、「セキュリティ」「ワークスタイル」「コミュニケーション」の新商品創出、研究開発、資本業務提携、DX実装、人財育成、米沢アドバンスドファクトリーや拠点強化への重点投資を掲げる。
主なリスクは3点に整理できる。第1に、国内情報通信ネットワーク関連市場およびアミューズメント市場への依存に伴う景気変動、需要縮小、規制変更の影響を受ける点が挙がる。第2に、中国や東南アジア等からの調達および製造委託を行うため、供給遅延、調達価格上昇、為替変動が収益に影響し得る。第3に、技術革新の速さに対し新商品投入が遅れた場合の陳腐化、システムインテグレーション案件での見積乖離や納期遅延、情報セキュリティ事故、特定取引先への販売依存、人財確保難が事業遂行上のリスクとなる。
人財多様化と社外人財活用を重視する体制を採る。提出会社の社外取締役選任に関する指標として、社外取締役比率62.5%、独立取締役比率80.0%、企業経営経験者比率60.0%、女性取締役比率40.0%を掲げる。取締役および監査役のキャリア採用者比率60.0%、執行役員におけるキャリア採用者比率41.6%も示し、外部知見の取り込みを進める。人財面ではDX人財の採用・育成・新人事制度整備を推進し、女性比率を高めた採用活動も強化。株主還元方針としては、2024年度から2026年度の中期経営計画期間において1株あたり135円の年間配当継続を基本方針とし、安定的かつ継続的な配当を目指す。さらに2026年3月期から2030年3月期まで、特別配当として1株あたり105円、総額30億円の実施予定を示す。なお、本社所在地は提示テキスト内では確認できない。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 43.0B | 11.4倍 | 1.3倍 | 0.0% | 6,890.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 44.0B | 40.9B | 37.3B |
| 営業利益 | 3.2B | 3.3B | 2.4B |
| 純利益 | 3.5B | 2.8B | 601M |
| EPS | 603.5 | 479.9 | 103.1 |
| BPS | 5,314.3 | 4,874.3 | 4,263.6 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 沖電気工業株式会社 | 0.14% |
| THE HONGKONG AND SHANGHAI BANKING CORPORATION LTD - SINGAPORE BRANCH PRIVATE BANKING DIVISION CLIENTS A/C 8221-623793(常任代理人 香港上海銀行東京支店 カストディ業務部 Senior Manager,Operation 小松原 英太郎) | 0.12% |
| 株式会社グローセル | 0.04% |
| 株式会社みずほ銀行 | 0.04% |
| 株式会社三井住友銀行 | 0.03% |
| BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCTS M ILM FE(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行 取締役頭取執行役員 半沢淳一) | 0.03% |
| 立花証券株式会社 | 0.02% |
| 株式会社三菱UFJ銀行 | 0.02% |
| 有限会社エーシーエヌウインド | 0.01% |
| みずほ信託銀行株式会社 | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2026-03-16 | アセット・バリュー・インベスターズ・リミテッド | 7.37% | +1.30% |
| 2026-03-05 | アセット・バリュー・インベスターズ・リミテッド | 1.00% | (4.03%) |
| 2026-02-19 | アセット・バリュー・インベスターズ・リミテッド | 5.03% | +0.03% |
| 2025-02-27 | GLOBAL MANAGEMENT PARTNERS LIM | 11.91% | +0.10% |
| 2023-04-19 | 重田 光時 | 11.81% | +0.74% |
| 2023-02-10 | 重田 光時 | 11.81% | +0.74% |
| 2022-11-08 | 株式会社みずほ銀行 | 0.04% | N/A |
| 2022-10-21 | 重田 光時 | 11.07% | +1.00% |
| 2022-10-18 | 重田 光時 | 11.07% | +1.00% |
| 2022-08-12 | 重田 光時 | 10.07% | +1.01% |
| 2021-12-15 | 重田 光時 | 9.06% | +0.02% |
| 2021-12-09 | 重田 光時 | 9.04% | +1.01% |
| 2021-12-07 | 株式会社みずほ銀行 | 0.04% | N/A |
| 2021-10-08 | 重田 光時 | 8.03% | +1.00% |
| 2021-06-29 | 重田 光時 | 7.03% | +1.00% |
| 2021-05-12 | 重田 光時 | 6.03% | +1.01% |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-16 | EDINET | 大量保有 | アセット・バリュー・インベスターズ・リミ | 大量保有 7.37% | 7,000 | -1.86% |
| 2026-03-05 | EDINET | 大量保有 | アセット・バリュー・インベスターズ・リミ | 大量保有 1.0% | 7,880 | +0.25% |
| 2026-02-27 | TDNet | 事業計画 | サクサ | 中期経営計画見直しならびに事業構造変革についてのお知らせ | 8,210 | -3.41% |
| 2026-02-19 | EDINET | 大量保有 | アセット・バリュー・インベスターズ・リミ | 大量保有 5.03% | 7,190 | +7.51% |
| 2025-12-25 | TDNet | 資本政策 | サクサ | 株式分割および株式分割に伴う定款の一部変更に関するお知らせ | 5,780 | +2.94% |
| 2025-12-25 | TDNet | その他 | サクサ | 株主優待制度の変更(拡充)に関するお知らせ | 5,780 | +2.94% |
| 2025-12-18 | TDNet | M&A | サクサ | 株式会社ニューテック(証券コード:6734)に対する公開買付けの開始に関するお知らせ | 5,530 | +5.61% |
| 2025-07-25 | TDNet | 人事 | サクサ | 当社取締役および執行役員ならびに当社子会社の取締役および執行役員に対する譲渡制限付株式としての自己株 | 4,215 | +3.20% |
| 2025-06-26 | TDNet | 人事 | サクサ | 当社取締役および執行役員ならびに当社子会社の取締役および執行役員に対する譲渡制限付株式としての自己株 | 4,090 | -1.34% |
| 2025-02-27 | EDINET | 大量保有 | GLOBAL MANAGEMENT PA | 大量保有 11.91% | 3,275 | +0.46% |
| 2023-04-19 | EDINET | 大量保有 | 重田 光時 | 大量保有 11.81% | — | — |
| 2023-02-10 | EDINET | 大量保有 | 重田 光時 | 大量保有 11.81% | — | — |
| 2022-11-08 | EDINET | 大量保有 | 株式会社みずほ銀行 | 大量保有 0.04% | — | — |
| 2022-10-21 | EDINET | 大量保有 | 重田 光時 | 大量保有 11.07% | — | — |
| 2022-10-18 | EDINET | 大量保有 | 重田 光時 | 大量保有 11.07% | — | — |
| 2022-08-12 | EDINET | 大量保有 | 重田 光時 | 大量保有 10.07% | — | — |
| 2021-12-15 | EDINET | 大量保有 | 重田 光時 | 大量保有 9.06% | — | — |
| 2021-12-09 | EDINET | 大量保有 | 重田 光時 | 大量保有 9.04% | — | — |
| 2021-12-07 | EDINET | 大量保有 | 株式会社みずほ銀行 | 大量保有 0.04% | — | — |
| 2021-10-08 | EDINET | 大量保有 | 重田 光時 | 大量保有 8.03% | — | — |