日本電気株式会社を中核とするNECグループの主力事業は、ITサービス事業と社会インフラ事業の2区分で構成する。ITサービス事業では、システム・インテグレーションとしてのシステム構築やコンサルティング、保守、アウトソーシング・クラウドサービス、システム機器、ソフトウェア・サービスを提供する。社会インフラ事業では、コアネットワーク、携帯電話基地局、光伝送システム、海洋システムなどのネットワークインフラに加え、通信事業者向けOSS・BSS、エアロスペース・ナショナルセキュリティ領域のシステム機器、SI、保守を展開する。加えて、システム機器の開発・製造・販売をその他事業として持つ。連結子会社は249社を数え、NECフィールディング、NECソリューションイノベータ、アビームコンサルティング、NECネッツエスアイ、Netcracker Technology Corporation、Avaloq Group Ltd.を傘下に持つComet Holding B.V.などを擁し、国内外で設計、開発、製造、販売、サービス提供を分担する体制を敷く。
競争優位の源泉は、ITサービスと社会インフラをまたぐ事業ポートフォリオ、グローバル子会社群、ならびにAI、セキュリティ、ネットワークにおける研究開発力の結合にある。研究開発では、世界トップクラスの技術を多く保有すると明記するAI、セキュリティ、ネットワークを重点領域に据える。具体例として、安心な生体認証技術、映像認識の強みを生かした外部環境を高度に理解するマルチモーダル基盤モデル技術、業界最高レベルの高速・高精度な応答を志向する生成AI技術、複雑な指示に自律的に動作するエージェント型AI、アプリケーションの品質やリアルタイム性を高信頼に保つネットワーク技術を挙げる。事業面では、コンサルティングからSI、工事、保守まで一貫提供する体制構築を進めており、顧客接点の広さと運用保守まで含む継続取引が強みとなる。サイバーセキュリティではゼロトラストセキュリティプラットフォーム、セキュリティ・バイ・デザイン、社内ダッシュボードを用いたデータドリブン運営を進めており、高品質で安全なサービス提供能力が差別化要因となる。市場シェアの具体数値は提示テキスト内では確認できない。
経営環境として、国内外で積極的なIT投資意欲がみられ、従来型ITインフラからのクラウドシフト、生成AIを活用した社会全体のデジタル化が進展すると記載する。加えて、経済安全保障や環境問題をはじめとした社会課題の複雑化により、持続可能な社会の実現に向けた企業の貢献とテクノロジーの役割拡大が進む。NECの事業領域は、自治体やSMEのDX、通信事業者向けソフトウェア、ナショナルセキュリティ、サイバーセキュリティなど、制度対応や信頼性が重視される分野を含む。こうした分野では、品質・安全性管理、個人情報保護、建設業法等への対応、人権配慮、サプライチェーン管理が事業遂行の前提条件となり、一定の参入障壁として機能する構図がうかがえる。
中長期戦略では、国内ITサービス事業でBluStellarを中核事業に位置づけ、価格の適正化とAI・コンサルティング・セキュリティ系の高収益な製品・サービスへのシフトを加速し、収益性向上を目指す。さらに、コンサルティングと先進テクノロジー活用の強みを掛け合わせ、価値提供基盤を強化する方針を示す。2025年3月25日にはNECネッツエスアイを完全子会社化し、NEC、NECネッツエスアイ、NECネクサソリューションズの3社で事業再編を進める。狙いは、全国の自治体およびSME向けに、IT・ネットワークを統合したDXソリューションをコンサルティングからSI、工事、保守まで一貫提供する体制の構築にある。海外ITサービス事業は成長事業と位置づけ、デジタル・ガバメントとデジタル・ファイナンスを中心に、統括機能の欧州移転、シナジー強化、オフショア活用拡大、ソフトウェア開発でのAI活用を進め、収益基盤強化と利益水準改善を図る。研究開発面では、生成AIの研究、製品開発、事業開発を一貫対応するAIテクノロジーサービス部門を新設し、市場投入までのリードタイム短縮を狙う。経営指標としては、2025中期経営計画の最終年度である2025年度に向け、EBITDA成長率とエンゲージメントスコアを中核指標に据え、エンゲージメントスコア50%を目標に掲げる。
主要リスクとして、第一に適正な製品・サービスの提供を重点対策リスクに位置づける。製品、システム、サービスの多様性とグローバルなサプライチェーンを背景に、品質・安全性や法規制対応を欠く場合、法的責任や信用低下に直結する。第二にサイバーセキュリティを重要リスクとし、AI利用拡大、クラウド活用、経済安全保障上の情報管理課題に晒される。第三に人権の尊重、重大な不祥事、人的資本経営を重要リスクに挙げ、制裁、法令違反、取引停止、人材競争力低下などが事業へ影響しうる。
全社横断のリスク管理体制として、リスク・コンプライアンス委員会とCRCOを中核に据える。リスク一覧、5段階の影響度評価、3段階の切迫性評価に基づくリスクマップを四半期ごとに更新し、事業戦略会議と取締役会へ定期報告する運営を行う。コンプライアンス面では、NEC WayのPrinciplesにインテグリティと人権尊重を掲げ、Code of Conductを整備する。個人情報保護ではCLOを担当役員とし、JIS Q 15001に準拠した運用とプライバシーマーク取得を継続する。人的資本面では、Employer of Choiceを掲げ、ジョブ型人材マネジメントの浸透、株式報酬制度の導入・拡充を進める。株主還元方針の具体記載は提示テキスト内では確認できない。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 5597.5B | 20.2倍 | 2.5倍 | 1.0% | 4,103.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3500.0B | 3582.7B | 3560.0B |
| 営業利益 | — | 359.9B | — |
| 純利益 | — | 270.2B | — |
| EPS | — | 202.9 | — |
| BPS | — | 1,656.1 | — |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.18% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.09% |
| 日本電信電話株式会社 | 0.05% |
| JP MORGAN CHASE BANK 385632 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.03% |
| STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.03% |
| 住友生命保険相互会社 | 0.02% |
| STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.02% |
| STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505025 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.02% |
| BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 0.01% |
| JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2026-01-22 | キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー | 4.11 | |
| 2025-09-19 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 | 5.34 | |
| 2025-09-18 | ブラックロック・ジャパン株式会社 | 8.47 | |
| 2025-07-07 | キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー | 5.14 | |
| 2024-09-06 | キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー | 3.93 | |
| 2024-02-22 | キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー | 5.31 | |
| 2022-10-20 | ブラックロック・ジャパン株式会社 | 7.44 | |
| 2022-10-06 | 三井住友信託銀行株式会社 | 5.43 | |
| 2022-02-07 | みずほ証券株式会社 | ||
| 2021-06-04 | ブラックロック・ジャパン株式会社 | 6.41 |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-27 | TDNet | 自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-03-13 | TDNet | buyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-03-13 | TDNet | 自己株式の取得状況に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-02-09 | TDNet | buyback: 自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-02-09 | TDNet | 自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-02-02 | TDNet | 完全子会社との会社分割(簡易吸収分割)に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-01-29 | TDNet | earnings: 2026年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結) | — | — | ||
| 2026-01-29 | TDNet | 2026年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結) | — | — | ||
| 2026-01-29 | TDNet | 2025年度(26年3月期)第3四半期 決算概要 | — | — | ||
| 2026-01-29 | TDNet | 取締役、代表執行役、執行役の異動について | — | — | ||
| 2026-01-22 | TDNet | Holding change by キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー | — | — | ||
| 2025-11-28 | TDNet | 完全子会社との会社分割(簡易吸収分割)に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-10-29 | TDNet | earnings: 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結) | — | — | ||
| 2025-10-29 | TDNet | 米国のテレコム/ブロードバンド事業者向けソフトウェア企業CSG Systems Internatio | — | — | ||
| 2025-10-29 | TDNet | 2025年度(26年3月期)第2四半期 決算概要 | — | — | ||
| 2025-10-29 | TDNet | 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結) | — | — | ||
| 2025-10-21 | TDNet | 完全子会社の吸収合併に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-09-19 | TDNet | Holding change by 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 | — | — | ||
| 2025-09-18 | TDNet | Holding change by ブラックロック・ジャパン株式会社 | — | — | ||
| 2025-08-01 | TDNet | 完全子会社との会社分割(簡易吸収分割)に関するお知らせ | — | — |