Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

アイホン株式会社 (6718)

インターホンを中核とする電気通信機器メーカー。戸建、集合住宅、医療・福祉、オフィス・公共施設向けに製造販売し、据付工事や修理まで展開。自社ブランドの下、開発から生産、販売、アフターサービスまで一貫対応する体制に特色を持つ。世界約70カ国へ輸出し、北米・欧州を軸にアジア・オセアニアも拡大。成長軸は国内集合住宅のリニューアル、海外販売強化、IPネットワーク対応商品、Pabbit浸透に置く。[本社]愛知県名古屋市中区 [創業]1947年 [上場]1990年

1. 事業概要

アイホンは、インターホンを中心とした通信機器の専門メーカーとして、戸建住宅向けシステム、集合住宅向けシステム、医療・福祉施設向けシステム、オフィス・公共施設向けシステム等の電気通信機器を製造・販売する。加えて、各事業に関連する据付工事、請負、修理等も展開する。自社ブランドを基本とし、開発から生産・販売・アフターサービスまで一貫して行う体制を採る。生産は国内のアイホンコミュニケーションズに加え、タイのアイホンコミュニケーションズ(タイランド)、ベトナムのアイホンコミュニケーションズ(ベトナム)が担う。販売は北米のアイホンコーポレーション、欧州のアイホンS.A.S.とアイホンUK、オセアニアのアイホンPTY、東南アジアのアイホンPTE.が担当する。開発面ではソフトウェア札幌、テシオテクノロジ、日本マイクロリンクがソフトウェア開発等を担う。国内だけでなく世界約70カ国に輸出するグローバル展開を進める。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、自社ブランドを基盤に、開発・生産・販売・アフターサービスを一貫して行う垂直統合型の事業運営に置く。この体制は商品づくりの品質管理、安定供給、顧客対応の一体運営につながる。品質面では1993年にISO 9001認証を取得し、沿革上1981年と2018年にデミング賞を受賞しており、品質管理力の蓄積を示す。研究開発は技術本部に集約し、基礎研究と新製品の事業化を並行して進める体制を構築する。さらに、ソフトウェア開発力強化を目的にソフトウェア札幌、テシオテクノロジ、日本マイクロリンクを子会社化し、多様化する国内外ニーズへの対応力を高める。製品面では、集合住宅向け主力インターホンシステム「PATMOα」に宅配ソリューションサービス「Pabbit」機能を標準搭載した製品を投入しており、ハードとサービスの連携を進める。市場シェアの具体数値や特許件数は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

国内住宅市場は、戸建・集合とも新築住宅着工戸数が減少傾向で推移する一方、旺盛なセキュリティニーズを背景にリニューアル需要の拡大が見込まれる。ケア市場では病院の新設着工件数が減少傾向にあるものの、病院や高齢者施設を中心に「見守り支援」ニーズが高まる。業務市場では公共施設等の無人化・省人化ニーズが強まり、ネットワーク対応商品への需要が追い風となる。海外では、米国の政治動向、欧州景気回復の不透明感、中国不動産不況に伴う投資停滞などの懸念がある一方、欧米を中心にセキュリティニーズは高水準を維持する。加えて、米国の関税政策、為替変動、各国法令・規制の変更が事業環境に影響し得る。競争環境については、競合他社との競争や価格競争激化の可能性を会社自らリスクとして認識する。

4. 成長戦略

中長期の成長ドライバーとして、国内の集合住宅市場を中心としたリニューアルと海外市場を位置付ける。国内住宅市場では、戸建向けで積極提案と安定供給により拡大を図り、集合住宅向けでは需要の多いリニューアル案件で受注から施工までの営業支援体制を強化し、確実な受注につなげる方針を示す。Pabbitについては、宅配事業者や各種生活サービス事業者との連携を強化し、再配達問題等の社会課題解決とサービス拡充を推進する。ケア市場では、自治体等の補助金活用を含むソリューション提案を継続し、リニューアル売上の拡大を狙う。業務市場では、無人化・省人化ニーズに対応したネットワーク対応商品、既存設備の統合、スマートフォン対応による他社連携も視野に提案を強化する。海外では北米・欧州を中心にIPネットワーク対応商品の販売拡大を進め、アジア・オセアニアではシンガポールを中心とした販売体制強化を継続する。開発面では2024年12月に日本マイクロリンクを子会社化し、開発力をさらに強化する。研究開発コストは高止まりしているが、開発リソースの効率活用と新製品開発を継続する。具体的な中期数値目標は提示テキスト内では確認できない。

5. リスク

主要リスクの第一は、国内新設住宅市場への依存にあり、新設住宅着工戸数の減少が業績に影響し得る点に置く。第二は競争激化にあり、競合他社の動向や市場環境悪化により需要変動や価格競争が強まる可能性を抱える。第三は部品調達、品質問題、国際情勢、為替変動などサプライチェーンと海外展開に伴うリスクに置く。各国の政治・経済動向、関税引き上げ、自然災害、感染症拡大、情報漏洩、法令変更、知的財産紛争も経営成績に影響し得る要因として列挙する。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、コンプライアンス体制確立のため行動規範や規程等を整備し、リスク管理委員会等を設置する。自然災害等に対しては事業継続マネジメントシステム(BCMS)等を構築し、リスクマネジメントを行う。株式保有については、事業戦略、取引先との関係強化、地域社会との関係維持等を総合的に勘案し、中長期的な企業価値向上の観点から実施し、個別銘柄ごとに経済合理性等を検証したうえで保有意義が薄い株式は売却する方針を示す。株主還元の具体方針や社外取締役比率などの詳細は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W55W | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
50.7B 12.6倍 0.7倍 0.0% 2,782.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 63.3B 61.3B 52.8B
営業利益 3.8B 5.3B 3.8B
純利益 3.6B 4.6B 2.9B
EPS 221.2 284.0 179.3
BPS 4,079.4 3,966.7 3,574.8

大株主

株主名持株比率
市川 周作0.12%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.11%
アイホン従業員持株会0.05%
光通信株式会社0.03%
株式会社みずほ銀行 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.03%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.03%
三菱UFJ信託銀行株式会社 (常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)0.03%
日本生命保険相互会社 (常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)0.03%
アイホン取引先持株会0.02%
住友生命保険相互会社 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-07-29株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 7.73%+0.75%
2023-10-06株式会社みずほ銀行 0.03%N/A
2022-01-19市川周作 12.42%(3.62%)
2021-12-20市川周作 12.42%(3.62%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-03TDNet決算アイホン2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)3,000-4.07%
2026-02-03TDNet業績修正アイホン業績予想の修正に関するお知らせ3,000-4.07%
2025-09-19TDNetその他アイホン自己株式の消却完了に関するお知らせ2,894-0.45%
2025-09-09TDNetその他アイホン自己株式の消却に関するお知らせ2,859+0.59%
2025-08-05TDNet決算アイホン2026年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)2,916-0.93%
2025-07-18TDNetその他アイホン譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ2,743+0.36%
2024-07-29EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 7.73%
2023-10-06EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.03%
2022-01-19EDINET大量保有市川周作大量保有 12.42%
2021-12-20EDINET大量保有市川周作大量保有 12.42%