Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

ウインテスト株式会社 (6721)

半導体検査装置の開発・製造・販売・貸与・技術サポートを手掛ける。イメージセンサー、ディスプレイドライバIC、ディスプレイアレイ、先端ロジック向けに前工程から後工程まで対応する。業界最大画素検査能力や有機EL測定特許、高速データ転送、省電力装置を強みとし、中国武漢工場と大阪事業所で量産・開発を分担し中国・台湾市場の開拓を進める。[本社]神奈川県横浜市 [創業]1993年 [上場]2000年

1. 事業概要

ウインテスト株式会社は、半導体検査装置事業を主力とし、横浜本社、大阪事業所、中国の製造販売子会社で事業を構成する。先端ロジックIC、イメージセンサーIC、ディスプレイアレイ、ディスプレイドライバICの製造工程に用いる検査装置の開発、製造、販売、貸与、技術サポートを展開する。装置は前工程のウェーハ検査から後工程のパッケージ完成品検査まで対応し、イメージセンサー向けWTS-311NX、新型WTS-9000IS、ディスプレイアレイ向けWTS-311NXL、ディスプレイドライバIC・先端ロジック向けWTS-577SR、WTS-577SX、WTS-9000C、WTS-9000S、WTS-588D、ロジック検査向けWTS-3000、WTS-677、WTS-577Lなどを揃える。加えて、マイクロCTX線照射型3D断層撮影のWTS-CT130、イメージセンサー検査用のWLS光源シリーズも展開する。2019年に大阪事業所を開設し、2020年に中国武漢市へ製造拠点を設置し、従来のファブレスから製造能力を持つ体制へ転換した点が事業基盤の変化として重要となる。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、特定デバイス向けの検査技術と装置の汎用性にある。半導体の電気的検査を必要とする全工程で、被測定ICに対応したテストパッケージとプローブカードを用意することで幅広い検査に対応できる構成を採る。イメージセンサー検査では、3億8千万画素までの取り込みと一括検査が可能な業界最大画素検査能力を持ち、業界で唯一の一眼レフ専用設計のWTS-311NXを有する。色むら検査や、専用光源を組み合わせたTOF検査にも対応する。ディスプレイアレイ検査では、低温・高温ポリシリコン型TFT液晶の高速応答画素回路や周辺回路を電気的に検査する技術を確立し、ポリシリコン、シリコン両タイプで強みを持つと記載する。有機ELディスプレイの測定方法では特許2件を取得する。ディスプレイドライバIC検査では、高速信号転送技術と高速データ処理技術により、競合比でローコストかつ高速・高精度の検査を提供し、4K・8K向けIC検査に対応する。TDDI検査をワンタッチで行える機能も備える。さらに、WTS-577シリーズでは他社装置比で大幅な低消費電力動作を可能とし、環境対応も差別化要素となる。製造面では武漢工場で量産・改良・改版、大阪事業所で次世代開発と試作に集中する分業体制を構築し、コストダウン、製造スピード、品質向上、開発速度向上を図る。

3. 市場環境

同社が属する半導体市場は、2024年にAI関連投資が牽引しつつも、AI関連以外では自動車、産業用途、民生向け半導体の需要が鈍化し、新規設備投資の抑制が続いたと記載する。一方で2025年はWSTS予想で市場規模が前年比12%増となり、AI関連に加え再生可能エネルギー、EV、自動運転向け需要の拡大が見込まれる。イメージセンサー市場は2024年時点で283.2億米ドル、2024年から2029年にかけてCAGR8.24%とされ、産業、医療、自動車、監視カメラなど用途拡大が追い風となる。ディスプレイドライバIC市場も2025年から2030年にCAGR7.3%を見込む。表示デバイス市場は2025年から2032年にCAGR12.9%で成長し、2027年までに1,900億ドル規模が見込まれる。OLED、Mini-LED、4K、8K化が需要を支える。競合については、イメージセンサー関連で国内外3社程度、ディスプレイドライバIC関連で3社ないし4社程度の競合が存在すると認識する。

4. 成長戦略

成長戦略の主軸は、次世代検査装置の投入、製造能力強化、中国・台湾市場の深耕にある。2024年12月のセミコンジャパン2024で、次世代ディスプレイドライバIC検査装置WTS-577SX、超多ピン・高速・高精度・同時多数個測定を実現するWTS-9000、研究開発向け小型装置WTS-588Dの販売開始を公表した。WTS-577SRはローエンドデバイスやリペアマーケット向けに継続販売し、ローエンドからハイエンドまでのフルラインナップを整備する。WTS-577SXとWTS-9000には2025年初頭から引き合いが多く、顧客工場でのベンチマークを積極化する方針を示す。製造面では、PCボード製造強化と武漢子会社での組立増産体制、品質管理強化を進める。加えて、WLS-150Sをリリースし、日本の大手イメージセンサー製造メーカーから引き合いを得るほか、撮像素子検査技術を生かしたWTS-CT-130の販売も開始する。営業面では、中国のPMI社、台湾のViccom社との協業を強化し、メインマーケットを日本国内から中国、台湾へ移して事業拡大を図る。経営指標として売上高経常利益率20%以上の確保と配当性向30%の回復を掲げる。

5. リスク

主なリスクは3点挙げられる。第1に、市場動向の変動リスクがある。情報端末、デジタル家電、半導体在庫調整、シリコンサイクル、世界的感染症、天変地異、金融市場収縮の影響を受けやすい。第2に、競争激化リスクがある。イメージセンサー、ディスプレイアレイ、ディスプレイドライバICの各分野で国内外競合が存在し、簡易検査装置の台頭や新規参入の可能性も示される。第3に、技術革新リスクがある。デバイス製造過程や検査手法に劇的な技術革新が生じ、同社が対応できない場合、現製品需要の減少につながる可能性がある。

6. ガバナンス

提示テキスト内では取締役会構成や社外取締役比率などの詳細な統治体制は確認できない。一方、経営方針として顧客満足第一、No.1志向、高品質と持続的改善、PDCAの高速回転を掲げる。組織面では横浜本社と大阪事業所の開発環境整備、人材育成、増員、組織の若返り、ERPやIT活用による業務推進体制の革新を進める方針を示す。株主還元については、配当性向30%の回復を目標として明示する。短期的な財務指標への影響を伴っても棚卸資産評価を厳格化し、資産評価の健全性確保と持続的成長基盤の強化を優先する姿勢も読み取れる。

出典: 有価証券報告書 (2024-12) doc_id=S100VJEK | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
4.9B 7.2倍 109.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 417M 407M 210M
営業利益 -1.1B -558M -694M
純利益 -1.1B -555M -686M
EPS -25.3 -13.8 -19.9
BPS 15.1 37.9 37.2

大株主

株主名持株比率
Wuhan Jingce Electronic Group Co., Ltd. (常任代理人 三田証券株式会社 代表取締役社長 門倉 健仁)0.44%
RAKUGEN OVERSEAS INTERNATIONAL (HK) LIMITED (常任代理人 ベリーベスト弁護士法人 代表社員 萩原達也)0.08%
大畑 雅稔0.03%
楽天証券株式会社0.02%
PHILLIP SECURITIES (HONG KONG) LIMITED (常任代理人 フィリップ証券株式会社 代表取締役社長 下山均 )0.02%
INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社 代表取締役 ケリガン ダニエル)0.02%
UBS AG HONG KONG (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店 カストディ業務部長 石川 潤)0.02%
岡三証券株式会社0.01%
坂野 恵一朗0.00%
松村 正人0.00%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-02-27abc株式会社 10.19%(1.05%)
2026-02-20abc株式会社 11.24%(0.30%)
2026-02-20abc株式会社 11.24%(0.30%)
2026-01-19abc株式会社 11.54%+6.54%
2025-07-24GFA株式会社 16.81%(1.83%)
2025-07-24GFA株式会社 9.42%(7.39%)
2025-07-24GFA株式会社 7.13%(2.29%)
2025-07-24GFA株式会社 3.06%(4.07%)
2024-12-26GFA株式会社 18.64%+2.07%
2024-11-25GFA株式会社 18.64%+18.64%
2024-11-25GFA株式会社 18.64%+18.64%
2023-10-26楽言海外国際有限公司 8.41%+3.41%
2023-04-11GFA株式会社 4.84%(1.13%)
2023-04-03GFA株式会社 9.45%(0.31%)
2023-04-03GFA株式会社 8.13%(1.32%)
2023-04-03GFA株式会社 7.19%(0.94%)
2023-04-03GFA株式会社 5.97%(1.22%)
2023-03-28GFA株式会社 5.97%(1.22%)
2023-03-16GFA株式会社 8.13%(1.32%)
2023-03-16GFA株式会社 7.19%(0.94%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-02TDNet資本政策ウインテスト第三者割当による第13回新株予約権(行使価額修正条項付)の月間行使状況に関するお知らせ123-6.50%
2026-02-27EDINET大量保有abc株式会社大量保有 10.19%126-2.38%
2026-02-20EDINET大量保有abc株式会社大量保有 11.24%123-1.63%
2026-02-20EDINET大量保有abc株式会社大量保有 11.24%123-1.63%
2026-02-16TDNet決算ウインテスト2025年12月期 決算短信 [日本基準] (連結)122+16.39%
2026-02-16TDNetその他ウインテスト棚卸資産評価損、営業外費用に関するお知らせ122+16.39%
2026-02-16TDNetその他ウインテスト通期連結業績及び通期個別業績と前期実績値との差異に関するお知らせ122+16.39%
2026-02-02TDNet資本政策ウインテスト第三者割当による第13回新株予約権(行使価額修正条項付)の月間行使状況に関するお知らせ119+1.68%
2026-01-30TDNet人事ウインテスト役員人事に関するお知らせ116+2.59%
2026-01-23TDNetその他ウインテスト公益財団法人 財務会計基準機構への加入状況等について118-2.54%
2026-01-19EDINET大量保有abc株式会社大量保有 11.54%122-5.74%
2025-12-26TDNet資本政策ウインテスト第三者割当による第13回新株予約権(行使価額修正条項付)の発行に関するお知らせ101+17.82%
2025-12-26TDNetその他ウインテスト新事業「半導体の前工程検査装置事業」開始に関するお知らせ101+17.82%
2025-11-14TDNetその他ウインテスト棚卸資産評価損、営業外収益及び特別利益に関するお知らせ107-1.87%
2025-11-14TDNet決算ウインテスト2025年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)107-1.87%
2025-08-14TDNet特損・減損ウインテスト棚卸資産評価損、営業外収益及び特別損失に関するお知らせ123-5.69%
2025-08-14TDNet決算ウインテスト2025年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)123-5.69%
2025-07-24EDINET大量保有GFA株式会社大量保有 16.81%131-5.34%
2025-07-24EDINET大量保有GFA株式会社大量保有 9.42%131-5.34%
2025-07-24EDINET大量保有GFA株式会社大量保有 7.13%131-5.34%