Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

EIZO株式会社 (6737)

EIZOは映像技術を核に、B&P、ヘルスケア、クリエイティブワーク、V&S、アミューズメント向けへ高品質・高信頼の映像環境ソリューションを展開する。医療では撮影・記録・配信・表示を一貫提供し、V&Sでは航空管制向け世界シェアNo.1を維持する。自社開発ハードと固有アルゴリズム・AIを組み合わせたEVS強化で事業領域拡大を図る。 [本社]石川県白山市 [創業]1968年 [上場]1996年

1. 事業概要

EIZOは、映像機器および関連製品を開発・生産し、国内外の多様な市場に高品質・高信頼性の映像環境ソリューションを提供する企業グループで、2025年3月末時点で18社、うち国内6社、海外12社で構成する。事業領域は、金融機関、公共機関、文教施設、一般オフィス、ホームオフィス向けのB&P、診断・治療・処置用途を担うヘルスケア、出版・印刷・写真編集・映画・アニメーション・放送向けのクリエイティブワーク、航空管制・船舶・監視・ディフェンス向けのV&S、遊技機向けのアミューズメントに広がる。B&PではTCOパフォーマンス、低消費電力、軽量化、リサイクル材活用、疲れ目抑制の画面輝度自動設定機能や反射抑制などを訴求する。ヘルスケアでは、レントゲンやCTの診断用表示に加え、手術室・内視鏡向けモニター、術野カメラ、映像記録・配信システム、映像操作ソフトウェア、ネットワーク配線やサービスまで含めた総合提案を行い、「撮影、記録、配信、表示」を一貫して担う。クリエイティブワークでは「正しい色」を守るカラーマネージメントソフトウェアを提供し、V&Sでは多品種少量生産、柔軟なカスタム対応、長期安定供給、長期保守を強みとする。アミューズメントではハードウェアとソフトウェアを一体供給する。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、映像技術を核に複数市場へ展開しつつ、各市場で求められる品質、信頼性、規格対応、保守、ソフトウェアを組み合わせたソリューション型の事業構造にある。会社はB&Pで培った要素技術、品質、ノウハウを核に、ヘルスケア等の特定市場に深く根差した製品を開発し、相互にシナジーを生む事業を展開してきたと記載する。特に独自システム事業「EIZO Visual Systems(EVS)」は、自社開発モニター、カメラ、ネットワークエンコーダ等のハードウェアと、固有アルゴリズムやAI等を要素とするソフトウェアを融合し、「撮影、記録、配信、表示」のImaging Chainを構築する点に特徴を持つ。これは単体モニター販売から一段進んだシステム提案力を示す。市場シェア面では、V&Sの航空管制用途向けで全世界における市場シェアNo.1のポジションを維持すると明記する。参入障壁の観点では、医療向けで100%自社開発・自社生産、表示性能の確認・維持管理ソフトウェア、保守・運用サポートの実績と経験を有し、国内初となる「特定保守管理医療機器」に該当する画像診断用モニターを製品化した点が強い。品質面でも、ISOに基づく品質マネジメント規格認証の下、企画・開発から製造・販売・アフターサービスまで一貫した品質マネジメントシステムを構築する。環境性能でも、FlexScan FLTで世界トップクラスの標準消費電力6W、欧州エネルギーラベルClass Aを24型クラスのデスクトップモニターで世界初取得とし、製品差別化要素を持つ。

3. 市場環境

電子機器業界は、技術進化と液晶パネルに代表される電子デバイス業界の変容により激しく変化し、ソリューションビジネスの拡大と新たな価値創造が進む局面にある。B&Pでは大型化、高精細化、高解像度化、環境配慮需要、USB Type-C接続など利便性向上ニーズが高まる。ヘルスケアでは、先進国でモダリティ進化に伴う高解像度モニター需要が高まり、新興国でも医療高度化により需要拡大を見込む。遠隔診断の広がり、低侵襲手術やロボット手術の進展も追い風となる。クリエイティブワークでは4K・HDR制作環境の浸透、映画制作や動画ストリーミング配信サービス、ゲーム制作分野での需要増加が示される。V&Sでは工作機械向けタッチモニター、航空管制、監視、船舶、ディフェンスで幅広い需要を見込む。航空管制では更新需要に加え、中国やインドの空港新設需要もある。一方、アミューズメント市場は遊技人口減少により厳しい環境が続く。リスク面では、競争力ある他社製品の出現や新規参入、欧州市場変動、為替、部品調達、環境規制強化などが事業環境に影響しうる。

4. 成長戦略

第8次中期経営計画は2024年度を初年度とし、「Visual Technology Evolution ~EIZOにしかできない映像価値を~」を掲げる。ハードウェアとソフトウェアの両面から独自の映像価値を高め、持続可能な社会の実現に向けた取組みを推進しつつ、事業領域の拡大を目指す方針を示す。具体策の中心はEVSの強化にあり、Imaging Chainを通じて、より便利で簡単に利活用できる新たな映像価値をグローバルに提供する。地域戦略では、欧州・米国・中国に続き、成長著しいインドや中東での事業拡大に取り組む。生産性向上策として、戦略的なグループ開発体制・生産体制・販売体制の構築、事業基盤を支えるITインフラ刷新を進める。M&Aについても、独自ビジネスモデルを進化させ、固有技術と強いシナジーを発揮するノウハウや技術等の取得を目的に、必要に応じ機動的に実施する方針を示す。研究開発では、日本、ドイツ、米国、中国の開発拠点が連携し、市場ニーズに合致した製品をタイムリーに投入する体制を構築する。製品面では、B&PでFlexScan FLT、ヘルスケアで30型ワイド6メガピクセル医用モニターRadiForce RX670、クリエイティブワークで30.5型DCI 4K解像度の4K HDRリファレンスモニターColorEdge PROMINENCE CG1を開発する。ColorEdge PROMINENCE CG1はSMPTE ST 2110対応を進めるなど、先端規格対応を通じた高付加価値化を図る。

5. リスク

主なリスクは3点挙げられる。第1に市場変化と競争激化で、競争力ある他社製品の出現や新規参入により差別化が損なわれる可能性を持つ。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100VZDT | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
94.3B 21.3倍 0.7倍 0.1% 2,145.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 80.5B 80.5B 80.8B
営業利益 3.7B 3.9B 5.0B
純利益 4.1B 5.5B 5.9B
EPS 100.8 132.6 140.5
BPS 3,021.4 3,145.0 2,930.6

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.12%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.11%
株式会社北陸銀行0.04%
株式会社北國銀行0.04%
佐々木 嘉樹0.03%
株式会社ヒロアキコーポレーション0.03%
株式会社ハヅキコーポレーション0.03%
EIZO社員持株会0.02%
株式会社FUJI0.02%
三井住友信託銀行株式会社(信託口甲25号)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2023-06-07野村アセットマネジメント株式会社 3.79%(1.34%)
2023-06-06LSV Asset Management 4.27%(0.81%)
2022-11-18SOMPOアセットマネジメント株式会社 5.95%(1.02%)
2021-11-05三井住友信託銀行株式会社 4.08%(1.01%)
2021-08-06野村アセットマネジメント株式会社 5.13%+5.13%
2021-07-07フィデリティ投信株式会社 3.55%(1.60%)
2021-05-11SOMPOアセットマネジメント株式会社 6.97%+1.07%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-12TDNet事業計画EIZO中期経営計画の数値目標の見直しに関するお知らせ2,184-1.97%
2026-03-12TDNet人事EIZO代表取締役の異動及びガバナンス体制の変更に関するお知らせ2,184-1.97%
2026-03-12TDNet人事EIZO人事異動に関するお知らせ2,184-1.97%
2025-11-21TDNetその他EIZO自己株式の消却に関するお知らせ2,205-0.05%
2025-11-10TDNetその他EIZO自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ2,196-1.64%
2023-06-07EDINET大量保有野村アセットマネジメント株式会社大量保有 3.79%
2023-06-06EDINET大量保有LSV Asset Management大量保有 4.27%
2022-11-18EDINET大量保有SOMPOアセットマネジメント株式会社大量保有 5.95%
2021-11-05EDINET大量保有三井住友信託銀行株式会社大量保有 4.08%
2021-08-06EDINET大量保有野村アセットマネジメント株式会社大量保有 5.13%
2021-07-07EDINET大量保有フィデリティ投信株式会社大量保有 3.55%
2021-05-11EDINET大量保有SOMPOアセットマネジメント株式会社大量保有 6.97%