Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

ホーチキ株式会社 (6745)

火災報知設備を中核に、消火・防犯設備の製造販売、施工、保守を展開する防災機器メーカー。国内で製造・販売・施工・保守を一体運営し、海外は米国、欧州、豪州、アジア、中東、メキシコへ拠点を配置。成長注力領域は海外、リニューアル、保守で、顧客接点を担う保守拡大とシステム販売強化を進める。OEM供給先も有する。[本社]東京都町田市 [創業]1918年 [上場]1963年

1. 事業概要

ホーチキは、火災報知設備、消火設備、防犯設備の製造、販売、施工、保守を主力とする企業グループ。連結子会社15社で構成し、火災報知設備では当社製造販売に加え、ホーチキ茨城電子からの仕入、関西ホーチキエンジニアリング、水戸ホーチキによる販売・施工を組み合わせる体制を敷く。保守では火災報知設備、消火設備に係る保守点検と整備工事を当社および子会社が担う。防犯設備では株式会社ディーディーエルが開発・製造・販売を担う。海外では米国、英国、豪州、シンガポール、メキシコ、中東、イタリア、タイに営業・製造拠点を配置し、火災報知機器の製造販売や輸入販売を展開する。綜合警備保障に対するOEM供給も行う。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、火災報知設備の製造から販売、施工、保守までを一体で担う事業基盤にある。顧客との関係基盤として保守事業を拡大する方針を明示しており、導入後も継続接点を持つ構造を形成する。研究開発では火災感知器などのセンシング機器、防災盤を含むシステム制御機器を継続開発し、国内外の規格準拠に加え、信頼性向上、施工性改善、環境配慮を進める。大規模施設向け防災表示装置「HDS」は、受信機の火災・障害情報をスマートフォンなどの情報端末へ通知可能とし、メンテナンス性、視認性、操作性を改善する。米国向けでは煙感知器新規格に対応したアナログ式熱・煙マルチタイプ「ACE」を開発し、検知精度を向上する。1918年創業、わが国最初の火災報知機メーカーとしての沿革も、長期のノウハウ蓄積を示す要素となる。

3. 市場環境

事業は国内外の設備投資や建設市場の動向の影響を受ける。国内では少子高齢化に伴う建設市場の成長減速リスクを認識する一方、火災報知設備は消防法その他関係法令により設置等が義務付けられる分野にあり、法規制が市場形成に関与する。各国展開では認証機関の認証を受けて販売しており、国ごとに規格が異なるため認証取得に時間を要する場合がある。建設業では時間外労働の上限規制への対応も必要となる。海外では英国その他各地で事業を営み、地政学、関税政策、為替、部材供給の影響を受ける。提示テキスト内では国内外シェアや競合比較の具体数値は確認できない。

4. 成長戦略

中長期経営計画「GLOBAL VISION 2030」を掲げ、実現したい姿として「人と技術の力で世界中にLife Safetyを創造する」を設定する。重点方針は、事業ポートフォリオ最適化による資本収益性向上、人的資本経営の推進、DXによるイノベーション創出の3点。事業ポートフォリオではROICによる評価結果に基づき個々の事業価値を高め、戦略的投資判断を可能とする管理体制整備を進める。成長注力領域は海外、リニューアル、保守にあり、「海外におけるシステム販売の拡張」「建物のライフサイクルに合わせたリニューアル需要への対応力強化」「顧客との関係基盤としての保守事業の拡大」を進める。海外市場では戦略商品として市場投入した新型受信機を軸に、火災報知設備を構成する製品群のシステム販売を進め、段階的な拡大を図る。DXではビジネスプロセス効率化と、従来の火災防災ソリューションの枠を超えた新たな価値創出に挑む。2026年3月期の目標として、売上高1,009億円、営業利益100億円、営業利益率9.9%、ROE11.7%を掲げる。

5. リスク

主要リスクは、国内建設市場の成長減速に伴う市場リスク、海外展開に伴う地政学・関税・為替の変動リスク、部品・原材料の供給不足や価格高騰リスクに集約される。加えて、消防法その他関係法令や各国認証制度への対応遅延、建設業における時間外労働上限規制への対応も事業運営に影響し得る。品質面では検定品・認定品の提供や消防検査合格品の納入、PL委員会等による管理を行うが、不具合発生時には損害拡大の可能性がある。自然災害に対してはBCP基本計画書策定と机上訓練を実施する。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、透明性の高いコーポレート・ガバナンスの充実を進める方針を示す。海外リスク対応では、各海外グループ会社との連携を強め、定期的に経営委員会へ海外グループ会社メンバーを参加させるなど情報共有を行う。コンプライアンス面では、関連規程の制定、申請・届出による事前チェック体制、内部監査、定期的な社内教育を実施する。政策保有株式については、貸借対照表計上額総額が直近期末の連結純資産の10%を超えないこと等をルール化し、保有をコントロールする。株主還元方針の具体内容は、提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W2KY | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
170.3B 21.0倍 2.7倍 0.0% 6,450.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 100.9B 93.5B 85.5B
営業利益 9.6B 7.4B 5.6B
純利益 7.7B 5.7B 4.4B
EPS 307.9 228.2 176.7
BPS 2,377.2 2,127.6 1,849.8

大株主

株主名持株比率
綜合警備保障株式会社0.17%
三和ホールディングス株式会社0.09%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.09%
東京海上日動火災保険株式会社0.08%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.03%
ホーチキ従業員持株会0.03%
トーア再保険株式会社0.03%
MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)0.02%
重田 康光0.02%
セコム株式会社0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-03-16ニューバーガー・バーマン株式会社 5.56%+2.56%
2024-09-24東京海上日動火災保険株式会社 7.04%(0.09%)
2024-09-12三和ホールディングス株式会社 7.89%+0.09%
2024-09-12綜合警備保障株式会社 15.20%+0.19%
2023-09-06東京海上日動火災保険株式会社 7.13%(1.06%)
2022-05-19東京海上日動火災保険株式会社 8.20%--
2022-05-18東京海上日動火災保険株式会社 8.20%--

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-16EDINET大量保有ニューバーガー・バーマン株式会社大量保有 5.56%6,540+3.21%
2026-03-16TDNet業績修正ホーチキ配当予想の修正に関するお知らせ6,540+3.21%
2026-02-04TDNet決算ホーチキ2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)4,945+2.33%
2026-02-04TDNetその他ホーチキ2026年3月期 第3四半期連結決算に関する補足説明資料4,945+2.33%
2026-02-04TDNet資本政策ホーチキ株式分割に関するお知らせ4,945+2.33%
2025-11-06TDNet決算ホーチキ2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)4,055-1.48%
2025-11-06TDNetその他ホーチキ2026年3月期 第2四半期(中間期)連結決算に関する補足説明資料4,055-1.48%
2025-11-06TDNet配当・還元ホーチキ剰余金の配当(中間配当)に関するお知らせ4,055-1.48%
2025-10-30TDNet業績修正ホーチキ第2四半期(中間期)連結業績予想の修正に関するお知らせ3,850+0.26%
2025-08-05TDNet決算ホーチキ2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)3,205+4.06%
2025-08-05TDNetその他ホーチキ2026年3月期 第1四半期連結決算に関する補足説明資料3,205+4.06%
2024-09-24EDINET大量保有東京海上日動火災保険株式会社大量保有 7.04%
2024-09-12EDINET大量保有三和ホールディングス株式会社大量保有 7.89%
2024-09-12EDINET大量保有綜合警備保障株式会社大量保有 15.2%
2023-09-06EDINET大量保有東京海上日動火災保険株式会社大量保有 7.13%
2022-05-19EDINET大量保有東京海上日動火災保険株式会社大量保有 8.2%
2022-05-18EDINET大量保有東京海上日動火災保険株式会社大量保有 8.2%