シャープグループは、当社、親会社である鴻海精密工業股份有限公司、連結子会社118社、持分法適用会社13社で構成し、電気通信機器・電気機器・電子応用機器全般および電子部品の製造販売を主力とする。事業は5セグメントで構成し、スマートライフ&エナジーでは冷蔵庫、過熱水蒸気オーブン、電子レンジ、小型調理機器、エアコン、洗濯機、掃除機、空気清浄機、プラズマクラスターイオン発生機、LED照明、太陽電池、蓄電池、センサモジュール、オプトセンサ、CMOSイメージセンサなどを展開する。スマートオフィスではデジタル複合機、インフォメーションディスプレイ、業務プロジェクター、POSシステム機器、オフィス関連ソリューション・サービス、各種ソフトウエア、パソコンを扱う。ユニバーサルネットワークではテレビ、ブルーレイディスクレコーダー、オーディオ、携帯電話機・スマートフォン、タブレット端末、ルーター、車載ワイヤレス機器を展開する。ディスプレイデバイスではディスプレイモジュール、車載カメラ、エレクトロニックデバイスではカメラモジュール、ウエハファウンドリ、半導体レーザーを手掛ける。
競争優位の中核は、経営方針で明示する「目の付けどころ」「特長技術」「スピード」にある。技術面では、エッジAIとクラウドAIを用途に応じて切り替える独自AI技術「CE-LLM」を保有し、迅速な応答性、強固な安全性、深い思考力、広い汎用性を組み合わせた応用展開を進める。ディスプレイ分野ではIGZO技術を活用し、白山工場で高付加価値製品をマルチに供給する方針を示す。車載向けでは超低反射、デュアルビュー、クリックディスプレイなどの特長技術開発を加速し、成長し続ける車載用LCD需要への対応を進める。さらに、XR用超高精細LCDの量産化により、XR用ディスプレイ市場で圧倒的シェアを堅持する方針を掲げる点は、ニッチ領域での優位性を示す記述と位置付けられる。ブランド面では“SHARP”ブランドのグローバル拡大を明示し、ブランド事業を再成長の中核に据える。加えて、親会社グループの技術力・生産性・コスト力を活かした事業シナジー追求が可能と記載し、開発・生産面の補完力も競争力の一部となる。
2024年度の世界経済は回復基調で推移した一方、中国の不動産市場停滞や物価下落、年度末にかけた米国の通商政策影響、インフレ予想の高まり、消費者心理悪化など不透明感が残る。会社は、米国の関税政策や各国の対抗措置による貿易摩擦、地政学リスク、原材料供給や価格変動、為替変動を重要な外部要因として挙げる。事業面では、家電・オフィス機器・通信機器・デバイスにまたがる広範な市場で競争し、ユーザーも一般消費者から事業会社、官公庁まで多岐にわたる。ディスプレイ市場ではボラティリティの高い事業環境を踏まえ、量産汎用品から車載、XR、産業用途など高付加価値領域への集中を進める。規制面では、先端技術の輸出管理強化が間接的影響を与える可能性があるほか、サプライチェーンでは人権・環境問題や法規制への注視が必要と記載する。
2025年5月12日に再成長に向けた中期経営計画を公表し、3つの重点取り組みを掲げる。第1はブランド事業の「グローバル拡大」と「事業変革」の加速にあり、事業の集中と転換を進めつつ、ブランド事業に従来比2倍以上の成長資金を投下し、収益性と成長性の大幅向上を狙う。第2は持続的な事業拡大を支える成長基盤の構築にあり、社内外連携を強化し、コア技術の深化、将来技術の探索、人への投資拡大を進める。第3はマネジメント力の強化にあり、コーポレートとビジネスグループの役割と責任を明確化し、経営スピード向上と事業成長の加速を図る。組織面では2025年4月1日付でブランド事業をスマートライフビジネスグループとスマートワークプレイスビジネスグループに再編した。個別施策として、スマートライフではAIoT事業拡大、美容・ヘルスケア強化、ASEAN強化、米州および中近東・アフリカでの成長を掲げる。スマートワークプレイスではAIや特長技術を活用したスマートプロダクト、SaaS中心のDXサービス、ハイブリッド型システムをオフィス、リテール、ロジスティクス、パブリック向けに展開する。ディスプレイデバイスではアセットライト化を進め、亀山第2工場の鴻海グループへの譲渡協議、亀山第1工場の車載専用化、白山工場でのXR用超高精細LCD量産化と高付加価値製品拡大を進める。新産業領域では親会社リソースも活用し、EV、AIデータソリューション、インダストリーDX・ロボティクス、宇宙で新たな取り組みを展開する。経営目標として、2027年度にブランド事業の営業利益率7%を挑戦目標とし、全社営業利益800億円を目指す。
主なリスクは3点に整理できる。第1に世界市場、為替、貿易摩擦、地政学リスク、原材料供給など外部環境変動の影響を受けやすい点がある。海外売上高比率が高く、為替変動の影響も受ける。第2にデバイス事業は顧客仕様に合わせた供給特性から顧客依存が生じやすく、大口顧客の需要減少や仕様変更が販売に影響しうる。第3に財務面では借入金依存や財務制限条項への抵触リスクを抱える。提示テキストでは重要な疑義を生じさせる事象または状況の存在に言及する一方、重要な不確実性は認められないと記載する。
ガバナンス面では、戦略的提携・協業について事前に事業戦略上の必要性、収益性、財務的妥当性を十分に検証し、経営戦略会議や取締役会で審議のうえ意思決定する体制を敷く。実行後も各事業本部と連携し進捗をモニタリングし、想定未達が見込まれる場合は早期に経営陣へ報告する運用を行う。親会社グループとの関係では、相互に独立性・自律性を十分に尊重しつつ緊密に連携すると記載する。研究開発面では研究開発本部、目的別開発センター、事業部技術部を設置し、基礎研究から製品設計までの体制を整備する。株主還元方針については、提示テキスト内では確認できない。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 404.2B | 9.6倍 | 1.4倍 | 0.0% | 621.5円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1770.0B | 1892.8B | 1870.0B |
| 営業利益 | 49.0B | 48.6B | 45.0B |
| 純利益 | 42.0B | 47.4B | 53.0B |
| EPS | 64.7 | 73.0 | 81.6 |
| BPS | — | 431.1 | — |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| HON HAI PRECISION INDUSTRY CO., LTD. (常任代理人 ㈱みずほ銀行) | 0.22% |
| SIO INTERNATIONAL HOLDINGS LIMITED (常任代理人 ㈱みずほ銀行) | 0.13% |
| FOXCONN (FAR EAST) LIMITED (常任代理人 ㈱みずほ銀行) | 0.12% |
| FOXCONN TECHNOLOGY PTE. LTD. (常任代理人 ㈱みずほ銀行) | 0.10% |
| 日本マスタートラスト 信託銀行㈱(信託口) | 0.07% |
| LGT BANK LTD (常任代理人 ㈱三菱UFJ銀行) | 0.04% |
| WORLD PRAISE LIMITED (常任代理人 みずほ証券㈱) | 0.04% |
| CLEARSTREAM BANKING S.A. (常任代理人 香港上海銀行) | 0.02% |
| ㈱日本カストディ銀行 (信託口) | 0.02% |
| 日本生命保険相互会社 | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2026-04-06 | SIO International Holdings Lim | 10.05 | |
| 2026-03-19 | SIO International Holdings Lim | 13.2 | |
| 2025-07-01 | フォックスコン・テクノロジー・ピーティーイー・エルティーディ | 10.56 | |
| 2025-05-28 | ワールドプレイズリミテッド | 5.91 | |
| 2025-05-28 | ワールドプレイズリミテッド | 5.91 | |
| 2025-05-27 | ワールドプレイズリミテッド | 5.91 | |
| 2025-05-27 | ワールドプレイズリミテッド | 5.91 | |
| 2024-04-03 | ワールドプレイズリミテッド | 5.91 | |
| 2024-04-03 | ワールドプレイズリミテッド | 5.91 | |
| 2022-09-14 | イーエス・プラットフォーム・エルピー | 1.61 | |
| 2022-09-14 | SIO International Holdings Lim | 13.2 | |
| 2022-07-05 | ワールドプレイズリミテッド | 5.91 | |
| 2022-07-04 | ワールドプレイズリミテッド | 6.28 | |
| 2022-02-14 | ホンハイジンミゴンイェ・グーフェン・ヨーシェン・コンスー | 36.2 | |
| 2022-01-24 | ホンハイジンミゴンイェ・グーフェン・ヨーシェン・コンスー | 36.2 | |
| 2021-07-26 | イーエス・プラットフォーム・エルピー | 10.01 |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-27 | TDNet | (訂正・数値データ訂正)「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正について | — | — | ||
| 2026-04-06 | TDNet | Holding change by SIO International Holdings Limit | — | — | ||
| 2026-03-31 | TDNet | 財務上の特約が付された金銭消費貸借契約の締結について | — | — | ||
| 2026-03-19 | TDNet | 代表取締役の異動および役員人事に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-03-19 | TDNet | Holding change by SIO International Holdings Limit | — | — | ||
| 2026-03-10 | TDNet | ストック・オプション(新株予約権)の内容確定に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-03-02 | TDNet | 株式会社シナプスイノベーションの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-02-10 | TDNet | (経過開示)ストック・オプション(新株予約権)の発行に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-01-26 | TDNet | (開示事項の経過)控訴の判決(勝訴)に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-12-22 | TDNet | 連結子会社からの特別配当受領に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-12-22 | TDNet | dividend: 連結子会社からの特別配当受領に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-12-19 | TDNet | 完全子会社の吸収合併(簡易合併・略式合併)に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-08-29 | TDNet | 固定資産の譲渡に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-07-16 | TDNet | 当社に対する控訴の提起に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-07-01 | TDNet | Holding change by フォックスコン・テクノロジー・ピーティーイー・エルティーディー | — | — | ||
| 2025-06-30 | TDNet | 支配株主等に関する事項について | — | — | ||
| 2025-06-30 | TDNet | (開示事項の経過)連結子会社の異動(持分譲渡)及び資産譲渡による当社カメラモジュール事業の譲渡につい | — | — | ||
| 2025-06-12 | TDNet | (訂正)「2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正について | — | — | ||
| 2025-06-12 | TDNet | earnings: (訂正)「2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正について | — | — | ||
| 2025-06-10 | TDNet | ストック・オプション(新株予約権)の内容確定に関するお知らせ | — | — |