アンリツグループは、当社、子会社43社、関連会社2社で構成し、電子計測器、食品・医薬品の品質保証システム、環境計測機器、デバイスなどの開発、製造、販売、これらに附帯する保守・サービス、不動産賃貸を手掛ける。セグメントは通信計測、PQA、環境計測、その他で構成する。通信計測では、デジタル通信・IPネットワーク用測定器、光通信用測定器、移動通信用測定器、RF・マイクロ波・ミリ波帯汎用測定器、サービス・アシュアランスを展開する。PQAは自動重量選別機、自動電子計量機、異物検出機、総合品質管理・制御システムを扱う。環境計測はEV/電池向け試験装置、ローカル5G向け支援サービス、モニタリングソリューションを展開する。その他ではセンシング&デバイス、物流、厚生サービス、不動産賃貸、製造請負業務を行う。
当社の中核的な強みは、経営方針で繰り返し示すコアコンピタンス「はかる」技術にある。情報通信分野と食品・医薬品分野を中心に支えてきた実績を持ち、通信計測を主軸に複数市場へ横展開する事業構造を築く。研究開発面では通信計測事業に重点投資し、ME7873NR、ME7834NRのRF/プロトコル コンフォーマンス試験・通信事業者受入試験システムを機能強化し、IoT機器向け通信規格RedCapや衛星通信網NTN認証に対応する。これらの試験機能は認証団体GCFやPTCRB、大手通信事業者に認証され、実際の5G端末コンフォーマンス認証試験や端末受入試験に使用される。品質面ではISO 9001の認証を1993年から取得し、設計・開発から製造・サービス・保守まで一貫した品質管理をグローバルに展開する。販売・サービス網も米州、欧州、中国、韓国、東南アジア、インド、豪州まで広がり、グローバル顧客対応力が参入障壁として機能する。
主力の通信計測事業では、生成AIの普及拡大により、データセンター等でのネットワーク高速化に向けた測定需要の拡大が期待される。モバイル市場では、世界的なスマートフォン出荷台数の回復に加え、AIを搭載した高機能スマートフォンの普及加速が測定需要の獲得機会となる。一方で、情報通信市場は技術革新のスピードが速く、サービス・プロバイダ、ネットワーク機器メーカー、スマートフォン・携帯電話メーカー、半導体・デバイスメーカーの設備投資動向に業績が左右される。PQA事業は食品産業向け売上収益が8割以上を占め、食品メーカーの設備投資動向の影響を受ける。環境計測事業はEV/電池向け試験装置の売上比率が高く、自動車メーカー、自動車部品メーカー、バッテリメーカーの設備投資動向が重要となる。海外売上比率は当期実績で約70%を占め、国際情勢や各国法令対応も事業環境に影響する。
当社は2030年度に安定した収益を上げる企業として売上高2,000億円企業を目指す方針を掲げる。2024年4月に開始した3カ年の中期経営計画GLP2026では、前中計で育てた新しい芽を事業の柱へ成長させ、2027年3月期に連結売上高1,400億円、営業利益200億円、営業利益率14%を目指す。GLP2026の3年間を5Gから6Gへの移行期における重要なマイルストーンと位置付け、6Gと3つの新領域ビジネスを重点拡大する。新領域は産業計測、EV/電池、医薬品/医療で構成し、M&Aとオーガニック成長の両面で拡大を図る。基本方針として、成長投資に400億円以上を投下し、ROE10%以上を安定的に達成する事業ポートフォリオを構築し、2026年度営業利益の25%を通信計測事業以外で創出する方針を示す。事業別には、通信計測で6G需要の獲得準備を進め、PQAで食品市場の品質保証プロセスの自動化・省人化需要を捉え、医薬品市場向け新製品開発と販売力強化を推進し、環境計測で国内EV/電池向け試験需要の取り込みと海外市場進出に取り組む。
主要リスクの第1は、情報通信市場の技術革新の速さに起因する技術・マーケティング戦略リスクとなる。顧客価値を高めるソリューションをタイムリーに提供できない場合、業績に影響する。第2は市場変動リスクで、通信計測は情報通信市場、PQAは食品メーカー、環境計測は自動車・電池関連メーカーの設備投資動向に左右される。第3はグローバル展開に伴うリスクで、海外売上比率が高いため、海外諸国の経済動向、国際情勢、法令対応、為替変動、輸出入管理の影響を受ける。加えて、部品供給逼迫、在庫陳腐化、情報セキュリティ、品質問題も重要な事業リスクとして挙げる。
当社は経営環境の変化に柔軟かつスピーディに対応し、グローバル企業としての競争力向上を図るため、コーポレート・ガバナンスの充実を最重要課題の一つに位置付ける。執行役員制度により意思決定と業務執行の分離を促進し、監査等委員会設置会社へ移行し、独立社外取締役が委員長を務める指名委員会・報酬委員会・独立委員会を設置する。取締役会の実効性評価も実施し、社外取締役比率50%以上を確保して監視・監督機能を強化する。経営指標はROEと自己資本比率を重視し、資本効率改善を進める。株主還元ではGLP2026で配当性向50%以上を目指す方針を示す。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 381.5B | 39.9倍 | 3.4倍 | 0.0% | 2,807.5円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 113.0B | 110.0B | 110.9B |
| 営業利益 | 12.1B | 9.0B | 11.7B |
| 純利益 | 9.3B | 7.7B | 9.3B |
| EPS | 70.4 | 58.3 | 70.0 |
| BPS | 816.7 | 810.1 | 788.5 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.17% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.11% |
| STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済営業部) | 0.02% |
| JUNIPER (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行 決済事業部) | 0.02% |
| 住友生命保険相互会社 | 0.02% |
| 株式会社日本カストディ銀行・三井住友信託退給口 | 0.02% |
| NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE UKUC UCITS CLIENTS NON LENDING 10PCT TREATY ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行東京支店 カストディ業務部) | 0.02% |
| JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほJ銀行 決済営業部) | 0.01% |
| JPモルガン証券株式会社 | 0.01% |
| GOLDMAN, SACHS & CO. REG (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社) | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2025-11-18 | ブラックロック・ジャパン株式会社 | 5.02% | +5.02% |
| 2025-09-05 | 三井住友信託銀行株式会社 | 10.72% | (0.43%) |
| 2025-01-22 | 野村アセットマネジメント株式会社 | 5.12% | +5.12% |
| 2024-07-18 | 三井住友信託銀行株式会社 | 11.15% | +0.62% |
| 2023-10-24 | 三井住友信託銀行株式会社 | 10.53% | (0.08%) |
| 2023-09-13 | 三井住友信託銀行株式会社 | 10.61% | +0.10% |
| 2023-08-04 | 三井住友信託銀行株式会社 | 10.51% | +1.10% |
| 2023-04-20 | 三井住友信託銀行株式会社 | 9.41% | (0.04%) |
| 2023-04-06 | 三井住友信託銀行株式会社 | 9.45% | +0.19% |
| 2022-11-21 | 三井住友信託銀行株式会社 | 9.26% | (0.44%) |
| 2022-06-20 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ | 4.81% | (0.46%) |
| 2022-06-06 | 三井住友信託銀行株式会社 | 9.70% | (0.25%) |
| 2022-04-07 | 野村證券株式会社 | 4.32% | (0.73%) |
| 2022-04-04 | 三井住友信託銀行株式会社 | 9.95% | (0.36%) |
| 2022-02-17 | 野村證券株式会社 | 5.05% | +5.05% |
| 2022-02-07 | アセットマネジメントOne株式会社 | 0.04% | N/A |
| 2022-02-07 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 1.62% | (3.41%) |
| 2022-01-26 | 三井住友信託銀行株式会社 | 10.31% | (1.05%) |
| 2022-01-21 | モルガン・スタンレー・アンド・カンパニー・インターナショナル | 5.03% | +5.03% |
| 2021-12-21 | 野村證券株式会社 | 4.59% | (1.01%) |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-01-29 | TDNet | 決算 | アンリツ | 2026年3月期第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結) | 2,368 | -9.54% |
| 2026-01-29 | TDNet | IR | アンリツ | 2026年3月期第3四半期業績概要(決算説明会資料) | 2,368 | -9.54% |
| 2025-11-18 | EDINET | 大量保有 | ブラックロック・ジャパン株式会社 | 大量保有 5.02% | 2,260 | -2.19% |
| 2025-10-30 | TDNet | 決算 | アンリツ | 2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結) | 1,886 | +21.20% |
| 2025-10-30 | TDNet | IR | アンリツ | 2026年3月期第2四半期(中間期)業績概要(決算説明会資料) | 1,886 | +21.20% |
| 2025-09-05 | EDINET | 大量保有 | 三井住友信託銀行株式会社 | 大量保有 10.72% | 1,698 | +1.06% |
| 2025-08-29 | TDNet | その他 | アンリツ | 従業員持株会に対する譲渡制限付株式としての自己株式処分の払込完了及び一部失権に関するお知らせ | 1,744 | -0.46% |
| 2025-07-30 | TDNet | 決算 | アンリツ | 2026年3月期第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結) | 1,832 | -10.29% |
| 2025-07-30 | TDNet | IR | アンリツ | 2026年3月期第1四半期業績概要(決算説明会資料) | 1,832 | -10.29% |
| 2025-01-22 | EDINET | 大量保有 | 野村アセットマネジメント株式会社 | 大量保有 5.12% | — | — |
| 2024-07-18 | EDINET | 大量保有 | 三井住友信託銀行株式会社 | 大量保有 11.15% | — | — |
| 2023-10-24 | EDINET | 大量保有 | 三井住友信託銀行株式会社 | 大量保有 10.53% | — | — |
| 2023-09-13 | EDINET | 大量保有 | 三井住友信託銀行株式会社 | 大量保有 10.61% | — | — |
| 2023-08-04 | EDINET | 大量保有 | 三井住友信託銀行株式会社 | 大量保有 10.51% | — | — |
| 2023-04-20 | EDINET | 大量保有 | 三井住友信託銀行株式会社 | 大量保有 9.41% | — | — |
| 2023-04-06 | EDINET | 大量保有 | 三井住友信託銀行株式会社 | 大量保有 9.45% | — | — |
| 2022-11-21 | EDINET | 大量保有 | 三井住友信託銀行株式会社 | 大量保有 9.26% | — | — |
| 2022-06-20 | EDINET | 大量保有 | 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー | 大量保有 4.81% | — | — |
| 2022-06-06 | EDINET | 大量保有 | 三井住友信託銀行株式会社 | 大量保有 9.7% | — | — |
| 2022-04-07 | EDINET | 大量保有 | 野村證券株式会社 | 大量保有 4.32% | — | — |