Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社富士通ゼネラル (6755)

空調機とテックソリューションを主力とする電機メーカー。空調機はルームエアコン、VRF、ATW、設計施工、保守まで展開し、タイ・中国の開発生産拠点と欧州・北米R&Dを活用する。ヒートポンプ技術、インバータ技術、クラウド活用の空調ソリューション強化を成長軸とし、消防・防災やEMSも育成する。[本社]神奈川県川崎市 [創業]1936年 [上場]1955年

1. 事業概要

富士通ゼネラルは、空調機部門とテックソリューション部門を中核とする企業グループ。空調機部門では、ルームエアコン、パッケージエアコン、VRF(ビル用マルチエアコン)、ユニタリーエアコン、ATW(ヒートポンプ式温水暖房システム)、空調関連設備の設計・施工、サービスメンテナンス、空調関連商品を展開する。開発・製造・販売・サービスを一体で担い、タイ、中国、欧州、北米などに拠点網を持つ。テックソリューション部門では、消防システム、防災システム、外食産業向けソリューション、医療向け外来情報ソリューション、BPO・人材派遣、電子部品・ユニット製品、車載カメラを手掛ける。情報通信システム分野では富士通との緊密な連携体制の下で開発、製造、販売を進める。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、主力空調機事業におけるヒートポンプ技術とインバータ技術の活用にある。会社はこれらを、クリーンかつ省エネ性・快適性・安全性に優れ、暖房や給湯用途で化石燃料機器の代替にもつながる技術基盤として位置付ける。研究開発面では、川崎本社と富士通ゼネラル研究所が基礎研究を担い、川崎・タイ・中国の各開発拠点が新商品開発や量産設計を担当し、欧州と北米のR&Dセンターが現地協業先との共同開発を進める体制を構築する。さらに、モジュール単位での開発・生産最適化を進め、商品力強化、コストダウン、開発効率向上を図る。空調機では設計・施工からサービスメンテナンスまで提供範囲が広く、関連サービスのクラウド化を通じた一気通貫の顧客接点拡充も掲げる。テックソリューションでは、消防・防災領域を自社の強みとして明示しており、新たな顧客価値創造を重点施策に据える。市場シェアや特許件数などの定量的優位は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

空調機市場について会社は、中長期的な市場拡大を見込む。背景には、世界各国・地域での省エネ性、快適性、安全性への需要に加え、暖房や給湯用途で化石燃料機器の代替として気候変動抑制に貢献する期待がある。テックソリューション部門でも、災害対応力強化への社会的要請、電子機器の小型化・省エネ化ニーズを追い風とみる。一方で、各市場での競争激化、消費行動の変化、紛争、原材料価格高騰、世界的インフレ、金融政策、為替動向など不透明要因が大きい。加えて、環境関連規制、知的財産紛争、税法・競争法、人権対応など法的規制の影響も受ける。空調機販売では一部地域で販売代理店制度を採用しており、提携先や代理店の状況変化も事業環境に影響する。

4. 成長戦略

中期重点施策の第一は空調事業の成長促進で、成長地域として米国、欧州、インドを挙げ、日本では住宅設備ルートを強化領域とする。販売代理店との関係強化や一部地域での直販化を通じ、需要取り込みを図る。第二はテックソリューションの加速で、消防・防災領域での新たな顧客価値創造とEMS事業での付加価値向上を進める。第三は開発・生産改革で、サプライチェーン全体で最適化した生産体制の構築、内外製最適化、将来的な地産地消への移行、在庫最適化、開発・調達力強化を掲げる。第四は新たな付加価値提供で、空調ソリューション事業の強化、関連サービスのクラウド化、データ利活用、「Life Conditioner」の観点に立つ新ビジネス創造を推進する。研究開発では、北米・欧州向け新機種で環境負荷の低い冷媒採用を進め、クラウド基盤の業務用空調機器コントローラーや運用管理システム、自然冷媒を採用したATW新機種、新型「ノクリア」Wシリーズ・Lシリーズ、次期消防デジタル無線システム、「ウェアラブルエアコン」次世代モデルなどを開発する。2024年10月からは2部門に集約し、CxOが全社横断機能を統括する新体制へ移行する。さらに、パロマ・リームホールディングスの完全子会社化後は、施策推進の加速と事業シナジー追求を目指す。中期計画の数値目標は提示テキスト内では確認できない。

5. リスク

主なリスクは三つ挙げられる。第一に、空調機を中心に世界展開するため、天候不順や景気後退による需要変動の影響を受けやすい点。第二に、海外売上高比率が約75%で、主力空調機を主に中国・タイ工場で製造するため、為替変動の影響が大きい点。第三に、コンプレッサーや電子部品、銅、アルミなどの調達環境悪化や市況変動が、生産計画見直しやコスト増につながる点。加えて、海外の政策変更、貿易摩擦、海上運賃高騰、品質問題、情報漏洩、自然災害も重要なリスクとなる。

6. ガバナンス

経営体制では、2024年10月よりビジネスラインを空調機部門とテックソリューション部門の2部門に集約し、CEO、CTrO、CSO、CFO、CHROなどのCxOが全社横断でビジネス推進と支援機能を統括する体制へ移行する。両事業の成長加速に向け、グループ全社員参加のプロジェクトも立ち上げる。人材面では、社員がいきいきと働き、スキルを高めて自己成長を実現できる労働環境の実現を掲げる。労働組合とは労働協約を締結し、穏健な労使関係を維持する。株主還元方針に関する具体的記載は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W1YW | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 354.1B 316.5B 371.0B
営業利益 14.5B 5.7B 15.1B
純利益 -3.9B 3.1B 8.7B
EPS -37.2 29.3 83.0
BPS 1,248.6 1,324.1 1,272.8

大株主

株主名持株比率
富士通株式会社0.44%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.07%
ゴールドマン・サックス・インターナショナル(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)0.03%
JPモルガン証券株式会社0.03%
ジエイピー ジエイピーエムエスイー ルクス ユービーエス アーゲー ロンドン ブランチ エク コル(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.03%
バンク オブ ニユーヨーク ジーシーエム クライアント アカウント ジエイピーアールデイ アイエスジー エフイー―エイシー(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.02%
エイチエスビーシー ホンコン トレジャリー サービシィズ アカウント アジアン エキュイティーズ デリバティブス(常任代理人 香港上海銀行東京支店 カストディ業務部)0.02%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.02%
株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.02%
モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-06-20野村證券株式会社 1.85%(3.67%)
2025-06-06野村證券株式会社 5.52%+0.33%
2025-06-04JPモルガン証券株式会社 1.95%(3.92%)
2025-06-04株式会社パロマ・リームホールディングス 86.75%+86.75%
2025-06-04富士通株式会社 86.75%+44.59%
2025-05-22野村證券株式会社 5.19%+5.19%
2025-05-20JPモルガン証券株式会社 5.87%(0.08%)
2025-05-02JPモルガン証券株式会社 5.95%+0.40%
2025-04-18JPモルガン証券株式会社 5.55%+5.55%
2025-01-10富士通株式会社 42.16%(0.05%)
2022-12-22ティー・ロウ・プライス・ジャパン株式会社 3.95%(1.14%)
2022-12-07ティー・ロウ・プライス・ジャパン株式会社 5.09%(1.34%)
2022-11-08ティー・ロウ・プライス・ジャパン株式会社 6.43%(2.64%)
2022-05-16ティー・ロウ・プライス・ジャパン株式会社 9.07%(1.29%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-08-18TDNetMBO・上場廃止富士通ゼ当社株式の上場廃止に関するお知らせ2,798
2025-07-29TDNetその他富士通ゼ株式併合並びに単元株式数の定めの廃止及び定款の一部変更に係る承認決議に関するお知らせ2,800-0.14%
2025-07-24TDNet決算富士通ゼ2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)2,798-0.04%
2025-07-24TDNetIR富士通ゼ2025年度(2026年3月期)第1四半期決算説明資料2,798-0.04%
2025-07-07TDNet資本政策富士通ゼ資本金及び資本準備金の額の減少に関するお知らせ2,796+0.14%
2025-06-20EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 1.85%2,794+0.07%
2025-06-09TDNetその他富士通ゼ連結子会社における一部事業の譲渡および特別利益の計上のお知らせ2,795+0.00%
2025-06-06EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 5.52%2,796-0.04%
2025-06-04EDINET大量保有JPモルガン証券株式会社大量保有 1.95%2,795+0.00%
2025-06-04EDINET大量保有株式会社パロマ・リームホールディングス大量保有 86.75%2,795+0.00%
2025-06-04EDINET大量保有富士通株式会社大量保有 86.75%2,795+0.00%
2025-05-22EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 5.19%2,804+0.00%
2025-05-20EDINET大量保有JPモルガン証券株式会社大量保有 5.87%2,803+0.04%
2025-05-02EDINET大量保有JPモルガン証券株式会社大量保有 5.95%2,802+0.04%
2025-04-18EDINET大量保有JPモルガン証券株式会社大量保有 5.55%2,772-0.14%
2025-01-10EDINET大量保有富士通株式会社大量保有 42.16%
2022-12-22EDINET大量保有ティー・ロウ・プライス・ジャパン株式会社大量保有 3.95%
2022-12-07EDINET大量保有ティー・ロウ・プライス・ジャパン株式会社大量保有 5.09%
2022-11-08EDINET大量保有ティー・ロウ・プライス・ジャパン株式会社大量保有 6.43%
2022-05-16EDINET大量保有ティー・ロウ・プライス・ジャパン株式会社大量保有 9.07%