Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

天昇電気工業株式会社 (6776)

天昇電気工業は、国内・中国・米州でプラスチック成形品を展開し、自動車部品、物流産業資材、機構品部品、金型を製造販売する。金型設計から成形、加工までの一貫生産体制と、顧客の製品設計段階からの提案活動を強みとする。国内6工場を基盤に自動車向けを主軸としつつ、自社製品拡大と省力・省人化、自動化を推進する。[本社]東京都世田谷区 [創業]1936年 [上場]1961年

1. 事業概要

天昇電気工業グループは、当社、子会社2社、持分法適用関連会社1社とその子会社2社、その他の関係会社2社で構成し、日本成形関連事業、中国成形関連事業、アメリカ成形関連事業、不動産関連事業を展開する。主力はプラスチック成形品関連にあり、自動車部品、物流産業資材、機構品部品、金型の製造販売を手掛ける。日本では当社と竜舞プラスチック株式会社、中国では天昇塑料(常州)有限公司、アメリカでは三甲アメリカコーポレーション、三甲プラスチックスメキシココーポレーション、TMCロサリートが担う。不動産関連では、相模原市所在の土地・建物を株式会社アイリスプラザに賃貸するほか、二本松市所在の土地賃貸を行う。連結従業員数は727名で、日本成形関連事業が中核を占める。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、金型設計から成形、加工部門までをつなぐ一貫生産体制にある。研究開発活動でもこの体制をグループの特徴として明示し、各部門が緊密に連携・協力することで製品開発を進める。技術部門は顧客の開発部門と緊密な連携関係を保ち、製品設計段階から積極的な提案活動を実施する。最新の成形技術や塗装技術の取得に向けた情報収集も継続する。自動車部品については、技術力に支えられた製品として継続供給可能と認識しており、工場単位での顧客との共同開発や自社独自の新製品開発、全社横断のアイデア公募も推進する。加えて、国内6工場での生産体制、全社横断的に編成した生産革新チームによる省力・省人化、自動化の取り組みも、品質・価格・納期対応力の底上げにつながる。市場シェアや特許件数、ブランド優位に関する具体的記載は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

国内では主要顧客である自動車関連企業向け取引が大半を占める構造にあり、需要動向の影響を受けやすい。売上高の約50%は日系自動車メーカー向けにあり、主要納入先の自動車生産台数の減少は業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性がある。一方で、物流産業資材や機構品部品も展開し、分野分散を進める方針を示す。海外では中国拠点が現地需要、法規制、インフラ、治安、労働争議などの影響を受ける。生産活動では環境・リサイクル関連法などの法的規制を受け、各工場に法的資格取得者を配置して対応する。原油や樹脂素材価格の上昇も収益性に影響する重要な外部要因となる。

4. 成長戦略

成長戦略の主軸は、自動車部品関連の拡大と自社製品の大幅な売上拡大に置く。国内では、得意技術を顧客へ提案しながら受注拡大に向けた営業活動を進める方針を掲げる。生産面では、生産革新チームを通じて省力・省人化、自動化を積極推進し、生産性向上を図る。中国では経費削減を進めつつ、売上回復と収益改善を推進し、中国国内の日系企業向け成形品の受注獲得に向けて日本国内の営業・技術部門との連携を強化する。また、中国国内での金型発注窓口としての機能強化も進める。設備投資は継続的に実施しており、全社の金型投資、三重工場・福島工場の成形設備、福島工場・矢吹工場の工場棟、三甲アメリカコーポレーションのメキシコ工場成形設備などに投資する。沿革上は2003年の中国子会社設立、2018年の米国子会社連結子会社化、2021年の竜舞プラスチック株式会社の連結子会社化が確認でき、地域展開と生産基盤拡充を進めてきた経緯を持つ。中期経営計画の数値目標は提示テキスト内では確認できない。

5. リスク

主なリスクは3点に整理できる。第1に顧客集中リスクにあり、売上高の約50%を日系自動車メーカーが占めるため、自動車生産台数の減少が業績に影響する可能性を持つ。第2に原材料価格リスクにあり、原油や樹脂素材価格の上昇を製品価格へ十分転嫁できない場合、収益性が圧迫される。第3に海外・操業リスクにあり、中国での法規制、インフラ、治安、労働争議に加え、災害発生時には工場の操業停止が生じる可能性を持つ。技術革新への対応遅れも将来の成長性、収益性を低下させる要因となる。

6. ガバナンス

経営理念は「ものづくりを通じて豊かな社会を創造しよう」とし、ステークホルダーとの信頼構築、品質・価格・納期による顧客満足、法令遵守にとどまらない社会貢献・環境保全・安全配慮、業務効率と改善による健全経営を経営方針に掲げる。内部統制面では、企業倫理の重要性を認識し、経営の健全性、意思決定と業務執行の透明性・公正性の保持に向け、コーポレートガバナンスの充実とコンプライアンス強化に努める。法規制対応では各工場に法的資格取得者を配置する。株主還元方針や取締役会構成、社外取締役比率などの具体情報は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W3DX | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
4.8B 3.8倍 0.4倍 0.0% 280.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 27.9B 26.9B 23.9B
営業利益 914M 1.1B 604M
純利益 1.3B 948M 612M
EPS 74.3 55.8 36.0
BPS 624.5 543.6 465.9

大株主

株主名持株比率
三甲不動産株式会社0.34%
三井物産株式会社0.14%
タキロンシーアイ株式会社0.05%
株式会社ワコーパレット0.03%
株式会社三井住友銀行0.03%
損害保険ジャパン株式会社0.01%
三井化学株式会社0.01%
石川 忠彦0.01%
株式会社十六銀行0.01%
菊地 茂男0.01%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-12TDNet決算天昇電2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)275-1.82%
2026-02-12TDNet業績修正天昇電2026年3月期 通期連結業績予想の修正に関するお知らせ275-1.82%
2025-11-12TDNet決算天昇電2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)265-1.51%
2025-11-12TDNet業績修正天昇電2026年3月期中間期連結業績予想と実績との差異及び、2026年3月期通期連結業績予想の修正に関する265-1.51%
2025-11-12TDNet特損・減損天昇電特別損失の計上に関するお知らせ265-1.51%
2025-08-29TDNetその他天昇電親会社等の決算に関するお知らせ267-0.37%
2025-08-06TDNetその他天昇電一時会計監査人の選任及び公認会計士等の異動に関するお知らせ266+0.75%