株式会社アルチザネットワークスグループは、当社と子会社株式会社シー・ツー・エムで構成し、通信計測機等の開発・販売およびテストサービスを主力事業とする。報告セグメントは物販とサービスの2区分で運営する。物販では、移動体通信分野向けに「プロトコル・シミュレータ」と呼ばれる通信計測機、保守管理機器等を開発・販売し、通信インフラ機器の信頼性向上と開発効率向上に用いられる。固定通信分野では、「パケットキャプチャ」と呼ばれるネットワーク監視装置やネットワークセキュリティ関連製品の開発・販売、商材開拓を進め、通信ネットワークの品質と信頼性向上に寄与する。サービスでは、移動体通信分野で通信計測機や保守管理機器等のテストサービスを提供し、子会社が情報通信システムおよびネットワークの保守・運用・監視サービス等を担う。沿革上もSS7テストシステム、PHS基地局テストシステム、W-CDMA評価テストシステム、HSDPA対応シミュレータ、UEシミュレータ、LTE eNB Tester、LTE eNB Load Tester、EPC Load Tester、WiMAX VPNルータ、WiMAXモバイルルータなどを順次投入してきた。
競争力の中核は、通信インフラ構築を側面支援してきた技術志向型企業としての開発力と、移動体通信の世代交代に追随してきた製品開発の蓄積にある。会社は創業以来「次世代通信インフラを実現するエキスパート集団」と位置付け、通信事業者、通信機器メーカー、ネットワーク・インテグレータ向けに研究開発段階から製造、保守に至る用途で使われる製品・サービスを提供する。顧客の研究開発部門で採用されることが、その後の製造部門や保守部門の受注動向に大きく影響すると自ら記載しており、初期開発段階への食い込みが実質的なスイッチングコストや継続受注の起点になりうる構造を持つ。加えて、テスト機器の開発やモバイル通信技術を基盤に、品質保証・テスト受託、テスト施設提供、保守サービス、コンサルティングまで広げる方針を示しており、単体機器販売にとどまらないソリューション化が差別化要因となる。品質面ではISO9001、労働安全ではISO45001、環境ではISO14001の認証取得を明記する。知的財産については、従来は技術公開回避の観点から特許申請を限定してきたが、今後は独自開発製品や工程について国内外で特許等の取得に努める方針を示す。市場シェアの具体数値や圧倒的ブランド力を示す記載は提示テキスト内では確認できない。
通信サービスおよび通信機器関連市場は中長期的に拡大を見込む一方、短期的には国内外の政治経済情勢や景気動向、通信業界の競争激化に伴う設備投資・研究開発投資の選別姿勢の影響を受ける。移動体通信では5G商用サービス開始後も、高速化・大容量化・サービス品質向上に向けた研究開発と設備投資が継続する。基地局市場ではO-RANアライアンスによるRANオープン化が進み、標準仕様適用によるマルチベンダー化と柔軟なRAN構築への期待が高まる。さらに6Gに向けた検討進展も想定する。固定通信ではデータトラフィック増加、テレワーク推進、クラウドサービス高度化、IOWN研究開発開始を背景に、ネットワーク負荷低減投資やネットワーク処理のソフトウエア化が進む。規制面では、同社製品が電波法等の規制を受ける点をリスクとして明示する。
成長戦略の柱は6点に整理できる。第1に、5G、O-RAN、将来の6Gを含む次世代移動体通信技術への対応。新製品開発、商材開拓、専用テスト環境整備、子会社を含めたテストサービスによる販路拡大を進める。研究開発活動でも、物販・サービスの両セグメントで主に5G対応製品および製品保守に関する研究開発を実施する。第2に、海外事業展開。5G国内市場で実績のある製品とテストサービスを、インドや中東などのアジア市場、欧米市場を中心に積極展開する方針を示す。第3に、次世代ネットワーク分野のソリューション提案力向上。移動体通信依存の収益構造を補完するため、固定通信、ネットワーク、ネットワークセキュリティ、社会インフラ、産業向けへ対象領域を広げる。第4に、通信分野の新事業展開。通信インフラ機器市場への参入や、ネットワーク仮想化技術に対応した製品開発に取り組む。第5に、サービス事業拡大。品質保証・テストを軸に、受託、施設提供、保守、コンサルティングを強化し、付加価値の高いサービス提供を図る。第6に、内部管理体制強化。なお、中期経営計画の数値目標や売上構成比、リカーリング比率などの具体数値は提示テキスト内では確認できない。
主要リスクは、まず顧客と業界の集中。主な顧客が通信事業者および通信機器メーカーの研究開発部門、製造部門等に集中し、各社の経営動向や通信ネットワーク開発進捗の影響を受ける。次に、技術世代交代局面での採用競争。研究開発部門で競合製品に採用が決まった場合、その後の製造・保守部門の受注にも影響しうる。さらに、納期遅延や不具合、部品製造中止や半導体等の供給遅延、為替変動、海外規制変更、新規事業の不確実性、人材確保難も重要なリスクとなる。
ガバナンス面では、内部統制およびコンプライアンス体制の充実・強化を重要課題に位置付ける。経営哲学「アルチザフィロソフィ」をベースにコンプライアンス徹底を図り、社外専門家の協力を得た内部通報制度を運用する。情報開示に対応する内部管理体制を保持する一方、少人数運用への依存を課題として認識し、人員採用・育成と相互確認を進める。人材面では教育制度拡充、労働環境整備、ダイバーシティ推進を掲げる。従業員数は連結161人、提出会社132人と記載する。株主還元方針や取締役会構成、社外取締役比率などの詳細は提示テキスト内では確認できない。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 6.1B | 43.2倍 | 0.9倍 | 0.0% | 641.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2.7B | 2.8B | 4.1B |
| 営業利益 | 116M | 33M | 398M |
| 純利益 | 133M | -143M | 119M |
| EPS | 14.8 | -15.7 | 12.9 |
| BPS | 747.2 | 765.5 | 811.5 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 床次 隆志 | 0.20% |
| 有限会社エス・エイチ・マネジメント | 0.09% |
| 東 政光 | 0.01% |
| 楽天証券株式会社 | 0.01% |
| THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.01% |
| JPモルガン証券株式会社 | 0.01% |
| 床次 直之 | 0.01% |
| THE BANK OF NEW YORK MELLON 140042 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.01% |
| 呉 志英 | 0.01% |
| 伊藤 和義 | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2021-05-21 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 4.64% | (0.76%) |
| 2021-05-11 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 5.40% | (1.11%) |
| 2021-04-22 | 野村證券株式会社 | 0.41% | (5.03%) |
| 2021-04-21 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 6.51% | +0.95% |
| 2021-04-14 | 床次 隆志 | 28.48% | -- |
| 2021-04-07 | 野村證券株式会社 | 5.44% | (3.92%) |
| 2021-04-07 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 5.56% | +5.56% |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-12 | TDNet | 決算 | アルチザ | 2026年7月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結) | 614 | +0.81% |
| 2025-12-12 | TDNet | 決算 | アルチザ | 2026年7月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | 614 | -3.58% |
| 2025-09-30 | TDNet | 人事 | アルチザ | 役員人事に関するお知らせ | 617 | -1.13% |
| 2025-09-30 | TDNet | その他 | アルチザ | 会計監査人の異動に関するお知らせ | 617 | -1.13% |
| 2025-09-11 | TDNet | 決算 | アルチザ | 2025年7月期 決算短信〔日本基準〕(連結) | 674 | -5.79% |
| 2025-09-11 | TDNet | 業績修正 | アルチザ | 通期業績予想と実績値の差異に関するお知らせ | 674 | -5.79% |
| 2025-06-13 | TDNet | 決算 | アルチザ | 2025年7月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | 647 | +3.86% |
| 2021-05-21 | EDINET | 大量保有 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 大量保有 4.64% | — | — |
| 2021-05-11 | EDINET | 大量保有 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 大量保有 5.4% | — | — |
| 2021-04-22 | EDINET | 大量保有 | 野村證券株式会社 | 大量保有 0.41% | — | — |
| 2021-04-21 | EDINET | 大量保有 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 大量保有 6.51% | — | — |
| 2021-04-14 | EDINET | 大量保有 | 床次 隆志 | 大量保有 28.48% | — | — |
| 2021-04-07 | EDINET | 大量保有 | 野村證券株式会社 | 大量保有 5.44% | — | — |
| 2021-04-07 | EDINET | 大量保有 | モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 大量保有 5.56% | — | — |