Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社日本トリム (6788)

日本トリムは、電解水素水整水器を中核とするウォーターヘルスケア事業と、電解水透析・細胞バンクを柱とする医療関連事業を展開する。30年以上の産官学共同研究と国際学術誌での論文発表を基盤に科学的エビデンスを蓄積し、管理医療機器認証や品質規格対応が参入障壁となる。整水器の消耗品カートリッジはストック収益源。ステムセル研究所は国内さい帯血保管総数の約99%シェアを握る。[本社]大阪府大阪市北区 [創業]1982年 [上場]2003年

1. 事業概要

日本トリムグループは、ウォーターヘルスケア事業と医療関連事業を主軸に展開する。ウォーターヘルスケア事業では、電解水素水整水器等を中心とした健康機器の製造販売、附属品販売、ボトルドウォーターの製造販売を行う。製造はトリムエレクトリックマシナリー、取付・アフターサービスはトリムライフサポートが担い、機能水細胞分析センターが機能水や活性水素の測定・科学分析を担う。海外では広州多寧健康科技有限公司が整水器の輸入販売、PT.SUPER WAHANA TEHNOがインドネシアでボトルドウォーターを展開する。医療関連事業では、トリムメディカルインスティテュートが電解水透析用機器を販売し、ステムセル研究所が再生医療・細胞治療を目的としたさい帯血やさい帯等の周産期組織由来細胞のバンク事業を展開する。加えて、ストレックスが医薬研究用機器・医療関連機器を製造販売する。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、科学的エビデンスの蓄積と規制対応力にある。電解水素水整水器は、アルカリ性で抗酸化性のある水素を含有した電解水素水を生成し、「胃腸症状の改善」に効果が認められた厚生労働省所管の管理医療機器となる。30年以上にわたり産官学共同研究を継続し、国際学術誌で多数の論文を発表してきた点は、健康機器分野での信頼性形成に寄与する。研究先として神戸大学、理化学研究所、東北大学、早稲田大学、東海大学などが挙がる。製造面では、整水器をQMS省令に則り、ISO13485およびISO9001を取得した自社工場で製造しており、品質管理体制自体が参入障壁となる。収益構造では、整水器導入後に継続購入が見込まれる浄水カートリッジが安定収益基盤として機能する。医療関連では、ステムセル研究所が国内のさい帯血保管総数の約99%シェアを占める国内最大手の民間さい帯血バンクにあり、圧倒的な保管実績がネットワークと信用の優位性を形成する。

3. 市場環境

ウォーターヘルスケア事業を取り巻く環境には追い風が多い。健康志向の高まり、腸活ブーム、水素の効果に対する公的認知の進展、PFOS・PFOAによる水質汚染問題を背景とした水の安全性への関心上昇、脱炭素・SDGs意識の高まりが需要喚起要因となる。整水器はボトルドウォーターやウォーターサーバーと比較して、医療効果、コスト、環境面でメリットがあると位置付ける。医療関連では、2018年7月の腎疾患対策検討会報告書でCKD患者のQOL維持向上が大方針に掲げられ、疲労感抑制が報告される電解水透析に政策面の整合性がある。一方で、国内透析患者数は2022年度から減少傾向にあり、医療施設間の差別化ニーズが高まる。再生医療分野では、国内出生数の漸減が中長期課題となる一方、国内のさい帯血年間保管率は約1%にとどまり、米国約3%、シンガポール約20%との比較から拡大余地を示す。

4. 成長戦略

中期経営計画では2028年3月期連結売上高310億円を目標に掲げる。ウォーターヘルスケア事業では、整水器アクティブユーザー数を現在の約85万件から300万件規模へ拡大する方針を示す。企業向け一括導入を軸とする健康経営分野、導入企業従業員への展開、スポーツ分野、美容分野への販路拡大を進める。ユーザー基盤拡大は浄水カートリッジ販売のストック化を通じて収益安定化に直結する。海外では、インドネシアで「Pristine」ブランドのボトルドウォーター事業を展開し、2034年度に売上高1兆ルピアを目標とする。テレビCMやデジタル・マーケティングへの先行投資、ジャワ島外への地域拡大、新工場建設計画が成長施策となる。医療関連では、電解水透析について国内約4,500施設の約7%に当たる300施設への設置を目指し、医療機器化や海外展開も視野に入れる。再生医療関連では、さい帯血年間保管率3%、2万件の達成を目標とし、2024年11月設立のシンガポール現地法人を起点に東南アジア進出を準備する。

5. リスク

主力の整水器および浄水カートリッジへの依存度が高く、整水器関連事業に支障が生じた場合に業績へ影響する可能性がある。販売面では、整水器売上高の多くを対面説明販売が占めており、感染症拡大や対面機会制限が営業機会減少につながる。供給面では、原材料・部品の調達停滞や市況変動、自然災害が生産に影響する可能性がある。品質面では、整水器の欠陥やリコール、細胞バンク事業における試薬・液体窒素供給や設備稼働の問題が事業継続に影響する。加えて、薬機法、再生医療等安全性確保法、個人情報保護法などの法規制対応も重要となる。

6. ガバナンス

経営の基本方針として、「資本効率性」「株主還元」「財務健全性」をバランス良く実現し、株主価値の持続的向上を目指す方針を掲げる。経営指標としてはROE10%以上、連結売上高経常利益率20%以上を中期目標に設定する。人的投資や研究開発投資にも積極姿勢を示し、中長期的な企業価値向上を図る。品質・法令順守面では、整水器でQMS省令、ISO13485、ISO9001、細胞バンクでAABBやISO9001など第三者認証を活用し、統制水準の維持向上に取り組む。株主還元の具体的手法や取締役会構成の詳細は、提示テキスト内では確認できない。[本社]大阪府大阪市北区 [創業]1982年 [上場]2003年

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W12R | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
39.7B 15.7倍 1.5倍 0.0% 4,590.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 22.5B 20.4B 18.0B
営業利益 3.3B 3.1B 2.4B
純利益 2.2B 2.2B 1.6B
EPS 292.4 280.5 214.8
BPS 3,125.8 2,911.2 2,743.4

大株主

株主名持株比率
森澤 紳勝(注1)0.40%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(注2)0.07%
株式会社プレミアムウォーターホールディングス0.06%
株式会社日本カストディ銀行(信託E口)(注3)0.05%
野村信託銀行株式会社(日本トリム従業員持株会専用信託口)(注4)0.02%
日本トリム従業員持株会0.02%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(注2)0.01%
BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCTS M ILM FE(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.01%
三谷 禎秀0.01%
光通信株式会社0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-03-04光通信株式会社 1.00%(13.63%)
2026-01-29光通信株式会社 14.63%+1.02%
2025-12-23光通信株式会社 13.61%+1.01%
2025-11-18光通信株式会社 12.60%+1.01%
2025-10-08光通信株式会社 11.59%+1.03%
2025-08-27光通信株式会社 10.56%+1.14%
2025-07-11光通信株式会社 9.42%+1.03%
2025-05-22光通信株式会社 8.39%+1.02%
2025-04-15光通信株式会社 7.37%+1.06%
2025-03-19光通信株式会社 6.31%+1.02%
2025-01-23光通信株式会社 5.29%+5.29%
2023-04-07みずほ信託銀行株式会社 0.05%+0.05%
2022-11-16いちよしアセットマネジメント株式会社 4.67%(1.04%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-04EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 1.0%4,765+3.04%
2026-01-29EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 14.63%4,780+0.21%
2025-12-23EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 13.61%
2025-12-19TDNet配当・還元日本トリム自己株式の取得状況及び取得終了に関するお知らせ5,020-0.40%
2025-12-01TDNet配当・還元日本トリム自己株式の取得状況に関するお知らせ4,875-0.21%
2025-11-18EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 12.6%4,865-0.21%
2025-11-04TDNet配当・還元日本トリム自己株式の取得状況に関するお知らせ4,895-1.12%
2025-10-08EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 11.59%4,610+1.08%
2025-10-01TDNet配当・還元日本トリム自己株式の取得状況に関するお知らせ4,575-0.33%
2025-09-01TDNet配当・還元日本トリム自己株式の取得状況に関するお知らせ4,610+0.22%
2025-08-27EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 10.56%4,565+0.55%
2025-08-01TDNet配当・還元日本トリム自己株式の取得状況に関するお知らせ4,555-1.43%
2025-07-11EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 9.42%4,460+1.57%
2025-07-01TDNet配当・還元日本トリム自己株式の取得状況に関するお知らせ4,305+1.05%
2025-05-22EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 8.39%4,030+3.60%
2025-04-15EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 7.37%3,895+1.03%
2025-03-19EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 6.31%3,955+0.38%
2025-01-23EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 5.29%
2023-04-07EDINET大量保有みずほ信託銀行株式会社大量保有 0.05%
2022-11-16EDINET大量保有いちよしアセットマネジメント株式会社大量保有 4.67%