リオンは、微粒子計測器、医療機器、環境機器の開発、製造、販売、サービスを手掛ける。グループは当社と主たる子会社6社で構成し、微粒子計測器事業では液中微粒子計、気中微粒子計を展開する。医療機器事業では補聴器、難聴者訓練用機器、オージオメータ、聴力検査室を扱う。環境機器事業では騒音計、振動計、地震計、周波数分析器を展開する。販売子会社、製造子会社、サービス子会社を組み合わせた体制を敷き、製品供給から保守までをグループ内で担う。研究開発は当社主体で進め、環境機器ではNorsonic ASと連携する。直近では、半導体の微細化に対応する最先端の微粒子計測器、充電式耳かけ型補聴器「リオネット2」、振動レベル計「VM-57」、FFT分析機能付き振動分析器「VA-14」を開発・発売する。
最大の特徴は、主要製品のすべてが国内市場で高いシェアを確保している点にある。これは、他社が手がけていない独自の事業を切り開き、各分野で先進的な製品を継続投入してきた歴史に支えられる。沿革上も、わが国最初の量産型補聴器、世界初の防水耳かけ型補聴器、世界初のデジタル補聴器、世界初の防水型オーダーメイド補聴器、世界初の軟骨伝導補聴器など、先行開発の実績が並ぶ。「リオネット」の商標登録を行い、補聴器分野ではブランド資産も蓄積する。研究開発センターを中心とした継続的な研究開発、多数の知的財産権の保有、微粒子計生産用クリーンルームへの投資、法令対応が必要な製品群の認証・許認可対応、販売・サービス子会社網が参入障壁として機能する。会社自身も国内では知名度、技術力、業界への影響力により比較的競争力が高いと認識する。
事業領域は、半導体の微細化、高齢化社会、環境計測需要といった構造的テーマに接する。微粒子計測器では半導体の微細化に対応するため、より細かい粒径の計測ニーズが高まる。補聴器市場では高齢化が追い風となる一方、海外大手メーカーが複数存在し、国内でも販売競争が激化する。微粒子計測器、医用検査機器、音響・振動計測器でも国内外に競合他社が複数存在し、販売面と技術面の競争が続く。法規制面では、製造販売に業許可、届出、製品ごとの認証が必要な製品が多数含まれ、規制対応は事業運営の前提となる。会社は品質部門による日常的な監視を行い、法的環境の変化に備える。
中期的な経営方針として、既存事業のさらなる成長に加え、経営資源の有効活用とあらゆるイノベーションによる新たなビジネスモデル創出を掲げる。2031年3月期までの経営指標として、売上高350億円、売上高営業利益率15%、ROE10%を設定する。成長の当面の課題は海外販路の拡大にあり、欧米や東南アジアを中心に進出を進める。会社は、国内で培った技術力と良質なサービスが海外でも高い評価を得ていると記載し、日本型ビジネスモデルを相手国の状況に合わせて輸出する方針を示す。製品面では、基本性能の向上に加え、付加機能の拡充を進める。研究開発では、補聴器に最新のデジタル信号処理とAIを組み合わせた騒音抑制機能、会話音声への影響が少ない衝撃音低減機能を搭載するなど、高付加価値化を推進する。外部成長では、Norsonic ASの子会社化、東洋テクニカルシステムの子会社化を実施し、今後も出資、合弁、アライアンス、M&Aを選択肢とする。
第1に競争リスクがある。補聴器では海外大手メーカーの参入、その他製品でも国内外競合との販売競争が続き、価格下落や利益率低下につながる可能性がある。第2に海外展開リスクがある。輸出先には政治・経済的に不安定な国も含み、為替変動、テロ、戦争などの社会的混乱が業績に影響する可能性がある。第3に技術・知財・品質リスクがある。急激な技術革新で市場ニーズが変化した場合、製品価値の低下により優位性が損なわれる可能性がある。知的財産権の侵害や訴訟、自主回収や人的被害を伴う品質問題も損失要因となる。
提示テキスト内では取締役会構成や指名・報酬委員会などの詳細な統治体制は確認できない。一方、経営管理上の特徴として、筆頭株主の一般財団法人小林理学研究所は設立母体にあり、音響物理学を中心とする基礎研究分野で共同研究先でもある。長期にわたり友好的関係を維持するが、同財団の保有方針変更は経営環境に影響し得る。人的資本面では、女性活躍推進に取り組む方針を示し、男性育児休業取得率も開示する。株主還元方針については、提示テキスト内では確認できない。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 34.6B | 12.1倍 | 1.1倍 | 0.0% | 2,807.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 27.9B | 25.7B | 23.9B |
| 営業利益 | 4.0B | 3.5B | 2.8B |
| 純利益 | 2.9B | 2.7B | 1.8B |
| EPS | 232.2 | 215.5 | 146.3 |
| BPS | 2,551.8 | 2,372.9 | 2,163.3 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 一般財団法人小林理学研究所 | 0.25% |
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.11% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.08% |
| リオン取引先持株会 | 0.04% |
| 株式会社みずほ銀行 | 0.02% |
| JPモルガン証券株式会社 | 0.02% |
| リオン従業員持株会 | 0.01% |
| STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済営業部) | 0.01% |
| NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN(CASHPB)(常任代理人 野村證券株式会社) | 0.01% |
| 日本生命保険相互会社 | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2025-10-07 | 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | 5.15% | +5.15% |
| 2025-07-07 | 株式会社みずほ銀行 | 0.02% | N/A |
| 2024-11-08 | 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | 4.02% | (1.06%) |
| 2024-06-21 | 株式会社みずほ銀行 | 0.02% | N/A |
| 2024-06-07 | 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | 5.08% | +5.08% |
| 2024-02-22 | 株式会社みずほ銀行 | 0.02% | N/A |
| 2024-02-07 | 株式会社みずほ銀行 | 0.02% | +0.02% |
| 2023-01-19 | 三井住友信託銀行株式会社 | 4.02% | (1.03%) |
| 2022-11-07 | 三井住友信託銀行株式会社 | 5.05% | (1.03%) |
| 2022-03-04 | 三井住友信託銀行株式会社 | 6.08% | +1.00% |
| 2021-12-22 | 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | 4.05% | (1.37%) |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-16 | TDNet | 人事 | リオン | 人事異動に関するお知らせ | 2,903 | -0.83% |
| 2026-01-29 | TDNet | 業績修正 | リオン | 配当予想の修正(増配)に関するお知らせ | 2,847 | -3.79% |
| 2026-01-29 | TDNet | 決算 | リオン | 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | 2,847 | -3.79% |
| 2026-01-26 | TDNet | その他 | リオン | 従業員持株会制度の拡充に関するお知らせ | 2,749 | +3.56% |
| 2025-10-30 | TDNet | 決算 | リオン | 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結) | 2,524 | -0.87% |
| 2025-10-07 | EDINET | 大量保有 | 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | 大量保有 5.15% | 2,620 | +0.04% |
| 2025-08-18 | TDNet | その他 | リオン | 譲渡制限付株式報酬としての新株発行の払込完了に関するお知らせ | 2,702 | +0.44% |
| 2025-07-30 | TDNet | 決算 | リオン | 2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | 2,691 | -3.27% |
| 2025-07-22 | TDNet | その他 | リオン | 譲渡制限付株式報酬としての新株発行に関するお知らせ | 2,592 | +1.85% |
| 2025-07-07 | EDINET | 大量保有 | 株式会社みずほ銀行 | 大量保有 0.02% | 2,554 | -0.23% |
| 2024-11-08 | EDINET | 大量保有 | 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | 大量保有 4.02% | — | — |
| 2024-06-21 | EDINET | 大量保有 | 株式会社みずほ銀行 | 大量保有 0.02% | — | — |
| 2024-06-07 | EDINET | 大量保有 | 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | 大量保有 5.08% | — | — |
| 2024-02-22 | EDINET | 大量保有 | 株式会社みずほ銀行 | 大量保有 0.02% | — | — |
| 2024-02-07 | EDINET | 大量保有 | 株式会社みずほ銀行 | 大量保有 0.02% | — | — |
| 2023-01-19 | EDINET | 大量保有 | 三井住友信託銀行株式会社 | 大量保有 4.02% | — | — |
| 2022-11-07 | EDINET | 大量保有 | 三井住友信託銀行株式会社 | 大量保有 5.05% | — | — |
| 2022-03-04 | EDINET | 大量保有 | 三井住友信託銀行株式会社 | 大量保有 6.08% | — | — |
| 2021-12-22 | EDINET | 大量保有 | 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | 大量保有 4.05% | — | — |