Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社中央製作所 (6846)

独自製造の産業用電源、めっき・アルマイト向け表面処理装置、電気抵抗溶接機を主力とする受注型メーカー。電気・電子を軸に機械・化学を組み合わせた開発力を特徴とし、産学官連携も推進。表面処理装置ではIoT予防保全システムCCCS-M、溶接分野では新制御装置CK5を投入し、省人化、デジタル化、カーボンニュートラル需要の取り込みを図る。[本社]愛知県名古屋市瑞穂区 [創業]1936年 [上場]1961年

1. 事業概要

株式会社中央製作所は、電源機器、表面処理装置、電気溶接機、その他機器の製造販売を手掛ける。電源機器は当社が独自で製造販売し、電気化学工業、表面処理、学術用など多様な分野で採用する。表面処理装置は、めっき、アルマイト(陽極酸化)、化成処理向けに顧客ニーズへ対応した装置を提供する。電気溶接機は電気抵抗溶接機に加え、タイマや溶接電流計など関連機器まで展開する。その他では電解加工機、試験機、計測器等を販売する。受注型企業として顧客仕様への対応力を重視し、営業・設計・製造の連携で案件を進める事業構造を持つ。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、永年培ってきた電気・電子技術を主軸に、機械・化学等の要素技術を複合する開発力にある。表面処理、電源、溶接という隣接領域をまたぐ技術蓄積を有し、顧客の生産性や製品品質向上に資する提案を行う。研究開発は技術部門とテーマ別プロジェクトチームで推進し、新たな技術的研究課題は経営企画室が担当、公設研究機関や大学等との連携も進める。2025年3月31日現在の国内保有特許権は17件、商標権は13件と知財基盤を持つ。品質面ではISO9001認証を取得し、品質確保の体制を整備する。表面処理装置向けIoT予防保全システムCCCS-Mや、新機能を搭載した溶接制御装置CK5など、既存顧客への改修・更新提案を可能にする製品群も差別化要素となる。市場シェアの具体的数値は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

事業環境は国内製造業の設備投資動向に左右される。会社は、労働人口減少を背景とした人手不足に伴う省人化投資、デジタル化投資、カーボンニュートラル実現に向けた設備更新に一定の需要を見込む。一方、米国の関税政策、世界各地の紛争、国内製造業における市場の不透明さを背景に、設備投資への慎重姿勢が強まる懸念を挙げる。受注型企業として厳しい受注競争に晒され、価格引き下げ圧力が収益に影響し得る点も業界特性となる。規制面では、提示テキスト内で事業参入を直接制約する許認可規制の記載は確認できないが、品質管理、法令順守、情報管理の重要性を経営課題として位置付ける。

4. 成長戦略

2024年3月期に開始した中期の経営方針として「体質改善を進め、成長する力強い企業を構築する」を掲げ、景気変動に左右されない安定収益体質の構築を目指す。重点項目は、厳しい環境を乗り越え営業黒字を達成すること、新製品開発プロジェクトと製品ブラッシュアップの推進、ライフワークバランスを意識した生産性向上の3点となる。事業別には、電源装置でカーボンニュートラルに寄与する高効率電源の改良と小型電源の拡販を進める。表面処理装置では新規・更新提案に加え、IoT技術を活用した予防保全システムCCCS-Mや既存装置の改修提案で受注確保を図る。電気溶接機では新機能搭載の溶接制御装置CK5の市場投入で拡販を狙う。研究開発面では当事業年度に10項目のテーマへ取り組み、研究開発機能の充実・強化や品質向上、生産性向上を目的とした設備投資も実施する。M&A戦略や具体的な中期数値目標は提示テキスト内では確認できない。

5. リスク

主なリスクは3点挙げられる。第1に研究開発リスクで、費用が過大化した場合や成果が顧客に受け入れられない場合、事業と経営成績へ影響する可能性を持つ。第2に受注競争リスクで、厳しい市場環境下で想定以上の価格引き下げを余儀なくされる可能性を抱える。第3に資材調達・在庫リスクで、原材料や部品の供給不足、納入遅延、品質問題、短納期対応のための見込製造に伴う余剰在庫や滞留在庫が業績へ悪影響を及ぼし得る。加えて、本社と生産工場が名古屋市に所在するため、東海地方の大規模地震など災害リスクも抱える。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、コーポレート・ガバナンス、コンプライアンス、リスク管理を経営上の重要課題と位置付け、内部統制システムの基本方針を定めて継続的な充実・強化を図る。その運用評価は毎年検証する。品質管理ではISO9001を軸とした諸規程と体制を整備し、重大な品質不良に備えて製造物賠償責任保険の付保でリスク低減を進める。災害対応ではBCPを整備し、定期的な防災訓練や安否確認体制を構築する。労使面では労働協議会を毎月1回開催し、意思疎通を図る。株主還元方針についての具体的記載は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W6P2 | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 4.9B 3.9B 3.1B
営業利益 236M 137M -303M
純利益 221M 181M -261M
EPS 286.3 235.0 -338.4
BPS 3,049.9 2,847.9 2,524.4

大株主

株主名持株比率
後藤安邦0.09%
株式会社日工0.08%
株式会社ヤマサンコーポレーション0.06%
三浦重剛0.05%
株式会社三菱UFJ銀行0.04%
公益財団法人後藤報恩会0.04%
株式会社エヌエフホールディングス0.04%
谷澤美恵0.03%
株式会社ミヨシ0.03%
明治安田生命保険相互会社0.03%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-07-03後藤 安邦 0.83%(9.02%)
2025-07-02後藤 邦之 11.43%+8.43%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-20TDNet決算中央製(訂正・数値データ訂正)「2026年3月期第3四半期決算短信[日本基準](非連結)」の一部訂正に関す
2025-09-30TDNetその他中央製(開示事項の経過)本社工場建替えに関するお知らせ
2025-07-17TDNetその他中央製主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ
2025-07-03EDINET大量保有後藤 安邦大量保有 0.83%
2025-07-02EDINET大量保有後藤 邦之大量保有 11.43%