Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社アドバンテスト (6857)

半導体・部品テストシステムを中核に、SoCテスト・システム、メモリ・テスト・システム、テスト・ハンドラ、デバイス・インタフェース、システムレベルテスト、保守・サービス、中古販売、装置リースまで展開する。ATE市場で過半シェアを維持し、製品群の統合と自動化提案で成長を狙う。サービス強化で需要変動耐性も高める。[本社]東京都千代田区 [創業]1954年 [上場]1983年

1. 事業概要

アドバンテストは、半導体・部品テストシステム製品群と、テスト・ハンドラやデバイス・インタフェース等のメカトロニクス関連製品群の製造・販売を主力事業とする。半導体・部品テストシステム事業では、SoC半導体デバイス向けSoCテスト・システム、メモリ半導体デバイス向けメモリ・テスト・システムを提供する。メカトロニクス関連事業では、半導体デバイスをハンドリングするテスト・ハンドラ、被測定物とのインタフェースであるデバイス・インタフェース、ナノテクノロジー関連製品を展開する。加えてサービス他部門として、総合的な顧客ソリューション、半導体やモジュールのシステムレベルテストのソリューション、サポート・サービス、消耗品販売、中古販売、装置リースを手掛ける。生産は当社グループと外部委託企業が担い、販売は日本に加え米州、欧州、台湾、シンガポールなどの拠点網を通じて行う。連結子会社は39社を数える。

2. 競争優位性

最大の競争優位は、半導体テストの中核装置から周辺機器、サービスまでを束ねる総合提案力にある。会社は半導体バリューチェーンで最も信頼され、最も価値あるテスト・ソリューション・カンパニーを目指す方針を掲げ、個別装置販売にとどまらず、製品群の有機的な結合による“Automation of Test”を成長軸に据える。2024年度には半導体テスタ(ATE)市場で過半のシェアを維持したと明記しており、コア市場での高い地位を確認できる。AI/HPCデバイス用新電源モジュール、次世代メモリ向けテスト・システム、シリコン検証を自動化する「SiConic TM」など、顧客の複雑化するテスト需要に対応する新製品・新ソリューションを投入する点も優位性を補強する。さらに、インストールベースを活用したフィールド・サービスやAdvantest Cloud Solutions TMの販促を進めており、装置納入後の継続接点を持つ収益構造の厚みも特徴となる。半導体量産工程の前後にある設計・評価工程や製品・システムレベル試験工程へも展開しており、顧客工程への関与範囲拡大がスイッチングコスト上昇につながる構図を持つ。

3. 市場環境

会社は、半導体テスト関連市場について、短期的なダウンサイクルを織り込みつつも中長期的な成長を見込む。背景には、半導体のさらなる微細化、新アーキテクチャーの採用、先端パッケージの採用があり、半導体テストの複雑性は持続的に上昇すると分析する。特にAIやHPC関連半導体ではテストの複雑性が一層顕著になる見通しを示す。一方で、業績は半導体業界の設備投資サイクルに大きく左右される。顧客はIDM、ファブレス、ファウンドリー、テストハウスにあり、需要変動時にはテストシステム投資が半導体出荷額以上に落ち込む可能性がある。競争環境は激しく、主要競合としてTeradyne, Inc.、Hangzhou Changchuan Technology Co., Ltd.、Beijing Huafeng Test & Control Technology Co., Ltd.、YC Corp.、Cohu, Inc.などが挙げられる。加えて、国際展開に伴う輸出入制限、許認可制度、地政学、環境規制強化も事業環境に影響する。

4. 成長戦略

2024~2026年度の第3期中期経営計画(MTP3)では、4つの戦略を掲げる。第1は「コア市場の成長率を上回る成長実現」にあり、テスト能力増強需要、半導体高性能化、複雑性進行への対応を取り込む。個々のテスト・ソリューションの性能向上に加え、多様な製品・ソリューション群の有機的結合や社外パートナー連携を通じて“Automation of Test”を実現し、市場成長率を上回る成長を狙う。第2は「近縁市場・新規事業領域への展開」にあり、システムレベルテストやテスト周辺機器への展開を継続する。具体策として、Advantest Cloud Solutions TMの販促、Applied Research & Venture Teamによる事業機会創生、「SiConic TM」の提供開始が挙がる。さらに、Technoprobe S.p.A.、FormFactor, Inc.、株式会社日本マイクロニクスと戦略パートナーシップ契約を締結し、トータル・テスト・ソリューションの実現を図る。加えて、テストエンジニアリングサービス強化を目的にSalland Engineering International B.V.社を買収した。第3はオペレーショナル・エクセレンスにあり、DX、サプライチェーン高度化、人的資本強化、AIやデータ・アナリティクス活用を進める。第4はサステナビリティ強化にあり、基本方針や行動計画の刷新、新たな中期KPI設定を進める。MTP3の重視指標は売上高、営業利益率、当期利益、ROIC、EPSとする。

5. リスク

主要リスクの第1は、半導体産業特有の大きな需要変動。半導体メーカーの設備投資減速はテストシステム需要に深刻な影響を与え、棚卸資産評価損などにつながる可能性を持つ。第2は、国際事業展開に伴う地政学、輸出入制限、許認可、税務、サプライチェーン寸断、人権問題などの外部環境リスク。売上の大半をアジア地域が占める点も感応度を高める。第3は、化学物質規制や環境規制の強化、ならびに世界的な競争激化。会社は近縁市場拡大、サービス他事業強化、情報収集、供給契約、調達ルート拡張、代替技術検討で対応を進める。

6. ガバナンス

リスクマネジメント体制として、内部統制委員会が定めた方針のもと各ユニットがリスク管理を行い、内部統制委員会が監督・評価・フィードバックを担う。コンプライアンスリスクはChief Compliance Officerに集約し、取締役会や経営会議へ定期報告する。有事にはGroup COOを本部長とする危機管理本部が迅速対応を担う。経営の基本方針として「The Advantest Way」を掲げ、経営理念、ビジョン、コア・バリュー、サステナビリティ基本方針、行動指針、行動基準を共通基盤とする。株主還元方針の具体的記載は、提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100W4E8 | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
19156.4B 40.8倍 23.8倍 0.2% 26,170.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 1070.0B
営業利益 627.5B 499.1B 454.0B
純利益 465.5B 375.4B 328.5B
EPS 641.6 515.1 452.3
BPS 1,097.5

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.31%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.13%
HSBC HONG KONG-TREASURY SERVICES A/C ASIAN EQUITIES DERIVATIVES (常任代理人 香港上海銀行東京支店)0.03%
THE BANK OF NEW YORK MELLON 140042 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)0.02%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)0.02%
STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)0.02%
JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)0.01%
BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC) (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.01%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)0.01%
MOXLEY & CO LLC (常任代理人 株式会社みずほ銀行)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-04-06野村證券株式会社 12.53
2026-03-23野村證券株式会社 13.37
2026-02-16ブラックロック・ジャパン株式会社 10.41
2025-09-19三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 9.31
2025-06-17ブラックロック・ジャパン株式会社 9.01
2024-04-01株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 6.07
2024-03-18株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 6.01
2024-01-05株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.01
2023-12-04野村アセットマネジメント株式会社 12.34
2023-12-04三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 9.22
2023-10-30株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 6.21
2023-10-16株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 6.39
2023-09-19株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 6.45
2023-06-05株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.81
2023-05-25三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 10.22
2023-04-11三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 10.25
2023-03-22三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 10.42
2023-01-25三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 10.38
2023-01-06株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 6.83
2022-09-20株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 7.26

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-05-29TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2026-05-27TDNet事後交付型譲渡制限付株式ユニット制度に基づく自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ
2026-04-06TDNetHolding change by 野村證券株式会社
2026-04-01TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2026-04-01TDNet2031年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債の発行に関するお知らせ
2026-04-01TDNetユーロ円CB発行に関する補足説明資料
2026-03-31TDNet譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ
2026-03-31TDNetパフォーマンス・シェア・ユニット制度に基づく自己株式の処分に関するお知らせ
2026-03-23TDNetHolding change by 野村證券株式会社
2026-03-04TDNetサイバーセキュリティインシデントに関するお知らせ(続報)
2026-03-02TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2026-03-02TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2026-02-27TDNetbuyback: 事後交付型譲渡制限付株式ユニット制度に基づく自己株式の処分の払込完了に関するお知ら
2026-02-27TDNet事後交付型譲渡制限付株式ユニット制度に基づく自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ
2026-02-19TDNetサイバーセキュリティインシデントに関するお知らせ
2026-02-16TDNetHolding change by ブラックロック・ジャパン株式会社
2026-02-02TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2026-02-02TDNet事後交付型譲渡制限付株式ユニット制度に基づく自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ
2026-02-02TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2026-02-02TDNetbuyback: 事後交付型譲渡制限付株式ユニット制度に基づく自己株式の処分の払込完了に関するお知ら