Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社小野測器 (6858)

小野測器は各種センサ、回転・速度、寸法・変位、音響・振動、トルク、自動車性能計測機器や解析ソフトを展開し、特注試験装置、コンサルティング、クラウド、アフターサービスも手掛ける。自動車向けで培ったデジタル計測とエンジニアリング力、顧客サポート力を基盤に、海外販路拡大と次世代モビリティ研究開発を推進する。 [本社]神奈川県横浜市西区 [創業]1954年 [上場]1983年

1. 事業概要

小野測器グループは、当社と子会社6社で構成し、計測機器の製造販売を主軸に、関連する研究開発、特注試験装置、各種サービスを展開する。報告セグメントは「計測機器」「特注試験装置及びサービス」「その他」の3区分で構成する。計測機器では、各種センサ類、回転・速度計測機器、寸法・変位計測機器、音響・振動計測機器、トルク計測機器、自動車性能計測機器、ソフトウエア、ならびにこれらをアッセンブルしたデータ解析機器を製造販売する。特注試験装置及びサービスでは、研究開発用途や品質管理用途の特注試験装置を提供し、音響・振動に関するコンサルティングサービス、クラウドサービス、当社製品のアフターサービス、エンジニアリングサービスを手掛ける。販売・サービス拠点は米国、タイ、インド、中国に展開し、国内ではSound Oneを含む体制を構築する。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、長年蓄積した計測・解析・制御技術と、自動車関連を中心とする顧客現場でのエンジニアリング対応力にある。会社方針でも強みとして「ものづくりの力」「はかる力」「顧客サポート力」を明示し、顧客からの信頼を基盤に専門性拡大と市場拡大を図る。研究開発面では、音響・振動計測の主力プラットフォームソフトウエアO-Solutionの機能強化、実験的モード解析ソフトウエアMEscopeとの連携、独自の「V3 Band」機能を搭載したポータブル振動計VW-3100、非接触厚さ計CL-7100、生産ライン向け検査ソフトウエアGN-1200、GPSベクトル速度計LC-8220Aなど、用途特化型の製品群を継続投入する。特注試験装置ではFAMS-R6シリーズ、EV/HEV向け完成車試験装置RC-Sを展開し、ADAS/AD機能の安全性評価の台上シミュレーションにも対応を進める。加えて、ISO9001適用による品質マネジメント、ISO27001認証取得による情報管理強化も信頼性の裏付けとなる。市場シェアや特許件数の明示は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

主要顧客は自動車業界関連と電機・電子業界関連にあり、同社業績はこれら業界の研究開発投資動向と生産動向の影響を受ける。とりわけ自動車業界は「100年に一度の変革期」と位置付けられ、EV、HEV、自動運転、車両運動制御、eAxle、ADAS/AD安全評価など新たな計測・試験需要が拡大する局面にある。研究開発活動でも、音響・振動、データ処理、自動車開発用試験機へのニーズが引き続き多いと記載する。一方で、海外展開では各国法令や商習慣の相違、経済状況、地域紛争、通商政策の影響を受ける可能性がある。製品は顧客の開発・認証・生産の重要工程で使用されるため、品質要求や法規制対応の水準も高い。競合状況の具体名や業界内シェア比較は提示テキスト内では確認できない。

4. 成長戦略

長期経営戦略では「モノ→コト→モノの循環による顧客価値の創出」を掲げ、製品機能を基盤にサービスで付加価値を高め、顧客との共創で得た知見を製品開発へ還流させるモデルを志向する。2025年開始の中期経営計画「Challenge Stage Ⅳ」では、基本方針を「はかるを極め、わかるに挑み、世界につなげる」と定める。成長に向けた4つの柱は、①デジタル開発への対応、②グローバルでの計測機器拡販、③DXと稼ぐ仕組みの構築およびオープンイノベーション、④成長投資で構成する。数値目標として2027年度に連結売上高14,500百万円、連結営業利益1,000百万円、ROE6.0%以上、海外売上高3,500百万円、海外売上高比率24.1%を掲げる。投資面では3年累計で開発投資35億円~40億円、設備投資40億円を計画する。具体策として、愛知県豊田市に高度な制御技術を実装した自動車用試験装置を備える「中部リンケージコモンズ」を建設し、2027年9月稼働予定とする。海外では新たな代理店契約を通じた販売ルート拡大と認知度向上施策を進める。AI活用では音源分離技術を基盤にAI音データ処理を技術相談サービスへ追加し、機械設備の振動診断や計測器応用へ展開を広げる。

5. リスク

主要リスクの第1は顧客業界依存にあり、自動車業界関連、電機・電子業界関連の研究開発投資や生産動向の変化が需要に影響する。第2は海外展開に伴う不確実性にあり、法令、商習慣、経済状況、地域紛争、通商政策の変化が業績に影響し得る。第3は品質・法規制・情報管理にあり、製品不具合や法規制不適合は多額の対策費用や信用低下を招く可能性がある。情報セキュリティでは技術情報や顧客情報を保有し、漏洩時の影響が大きい。加えて、人財確保、原材料価格上昇、設備老朽化も重要論点となる。

6. ガバナンス

リスク管理面では社内にリスク管理委員会を設置し、コンプライアンス、情報セキュリティ、品質、安全保障輸出、環境、災害、経営、財務、人事・労務などの分科会を置く。影響度と発生可能性の2軸で評価し、高リスク項目の低減対応と監視を行う体制を整備する。株主還元と資本政策では、資本コストや株価を意識した経営を重要課題と位置付け、事業成長と投下資本効率向上、IR充実による対話強化を進める。2026年度には機動的な資本政策と利益還元の一環として、上限20万株、総額1.6億円の自己株式取得を決定する。配当方針の詳細は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100XR77 | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
10.2B 10.9倍 0.5倍 3.6% 838.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 4.4B 15.0B 13.6B
営業利益 423M 1.1B 588M
純利益 267M 800M 395M
EPS 25.7 76.8 38.0
BPS 1,557.7

大株主

株主名持株比率
桂          武0.06%
小野測器代理店・特約店持株会0.06%
小野測器取引先持株会0.06%
株式会社三菱UFJ銀行0.04%
水 元 公 人0.03%
小野測器社員持株会0.03%
安 井 哲 夫0.02%
小 野 知 子0.02%
浜 名 由佳里0.01%
東洋電機製造株式会社0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-07-29株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 4.12
2023-11-20株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.11
2023-08-21株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 4.67
2022-03-07株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.72
2021-11-16株式会社明電舎
2021-11-12株式会社明電舎
2021-11-11株式会社明電舎 7.25

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-04-01TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2026-03-19TDNet役員人事および人事異動のお知らせ
2026-03-19TDNet取締役および執行役員に対する譲渡制限付株式としての自己株式処分に関するお知らせ
2026-03-19TDNetbuyback: 取締役および執行役員に対する譲渡制限付株式としての自己株式処分に関するお知らせ
2026-01-29TDNet貸倒引当金繰入額計上に関するお知らせ
2026-01-29TDNet自己株式取得(取得枠の設定)に係る事項の決定に関するお知らせ
2026-01-29TDNet剰余金の配当(増配)に関するお知らせ
2026-01-29TDNet2025年12月期決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-01-29TDNetearnings: 2025年12月期決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-01-29TDNetbuyback: 自己株式取得(取得枠の設定)に係る事項の決定に関するお知らせ
2026-01-29TDNetdividend: 剰余金の配当(増配)に関するお知らせ
2025-12-25TDNet特注システムに関する受注のお知らせ(翌期業績への影響)
2025-12-10TDNet人事異動ならびに役員人事の内定に関するお知らせ
2025-10-27TDNetearnings: 2025年12月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-10-27TDNet新事業所 「中部リンケージコモンズ(CLC)」建設の件
2025-10-27TDNet2025年12月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-07-23TDNetforecast_revision: 2025年12月期第2四半期(中間期)連結業績予想の修正に関す
2025-07-23TDNet2025年12月期第2四半期(中間期)連結業績予想の修正に関するお知らせ
2025-04-24TDNetearnings: 2025年12月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-04-24TDNet2025年12月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)