Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

日置電機株式会社 (6866)

日置電機は電気測定器の開発・製造・販売を主力とし、米国、中国、欧州、アジア、中東・アフリカに販売子会社を展開する。脱炭素化と電動化を追い風に、電気計測ノウハウ、独自センシング技術、顧客密着型の課題解決、短納期化を強みに新市場開拓を進める。海外売上高比率引上げとグローバルアフターサービス体制構築を成長軸とする。[本社]長野県上田市 [創業]1935年 [上場]1994年

1. 事業概要

日置電機グループは、当社および子会社14社で構成し、電気測定器の開発、製造、販売を主力事業とする。報告セグメントは電気測定器事業にあり、米国、中国、シンガポール、韓国、インド、欧州、台湾、インドネシア、タイ、中東・アフリカ、ベトナムに販売子会社を配置し、各地域市場を直接開拓する体制を敷く。中国では事業統括、経営管理、研究開発、製造、販売の機能を持ち、2026年1月には現地子会社の機能と社員を日置(上海)測量技術有限公司へ再編する。その他事業としては、損害保険代理業および保有不動産管理を行う子会社を有する。創業以来、産業のマザーツールと位置付ける電気計測器を軸に、販売・サービスまで含めた事業を展開し、持続可能な社会の実現に向けた計測ソリューション提供を進める。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、創業以来培った電気計測のノウハウ、独自のセンシング技術、顧客密着型の課題解決スタイルに置く。経営方針では、顧客の要望をいち早くつかみ、他社にないオンリーワンの製品提供を目指す方針を明示し、研究開発型企業として新分野の確立を志向する。研究開発面では、オープンイノベーションによる最先端技術の習得、IoT技術者育成、アジャイル開発導入により開発スピード強化を進める。具体例として、水電解装置の性能評価を可能にするインピーダンス計測システム「ALDAS-E」、電解セルアナライザ「ALDAS」、電気自動車のバッテリー充電状態をリアルタイムかつ正確に推定する技術などを挙げる。品質面では本社内に「品質協創センター」を開設し、部品の信頼性評価や解析を取引先と共同で行う体制を整備する。生産面では品質向上とコストダウンに加え、競合他社に対する優位性の一つとして短納期化を掲げる。海外では販売子会社網を通じてHIOKIブランド浸透を進め、グローバルアフターサービス体制構築にも取り組む。市場シェアや特許件数の具体的記載は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

市場環境は、世界的な脱炭素化、再生可能エネルギーへの転換、自動車の電動化進展が追い風となる。2025年のクリーンエネルギー関連投資は過去最高水準が見込まれ、企業の設備投資を牽引すると記載する。一方で、地政学的リスク、米国の政策不確実性、一部通貨のボラティリティ上昇など不透明要因も大きい。電源技術では高効率化、小型・軽量化が進み、次の焦点としてコスト削減と信頼性確保が挙がる。当社の顧客は主として製造業にあり、電機、自動車、電子部品、環境・新エネルギーなど多岐にわたるため、設備投資動向の影響を受けやすい。競争面では、重点市場における電気測定器市場の成長期待がある一方、新規参入や競争激化、価格競争の可能性をリスクとして認識する。各国の法規制、データ規制、AI利用制限などのデジタル規制強化も海外展開上の制約要因となり得る。

4. 成長戦略

長期経営方針「ビジョン2030」の下、あらゆる産業の脱炭素化と電動化シフトを後押しする計測ソリューション提供を成長の主軸に据える。経営指標として「売上高営業利益率20%」「海外売上高比率70%以上」「ROEを2030年までに15%以上」を設定し、資本収益性向上を重要課題とする。売上成長策としては、新製品投入による新市場開拓、海外市場拡大、輸出強化を推進し、特に中国、韓国、台湾、東南アジア、インドを中心とするアジアを最重要ターゲット市場と位置付ける。加えて米国市場、欧州市場の開拓も積極化する。研究開発では売上高研究開発費比率10%以上を目安に人と設備へ投資し、水素エネルギー分野でのALDAS-E受注、信州大学との包括的連携、ジャパン・エネルギー・サミット2025での最優秀賞受賞技術などを通じて新分野創出を進める。環境配慮型製品設計として、クランプメータ3280シリーズに再生材を最大20%混合する取り組みも進める。生産面では生産能力強化、生産体制最適化、生産性向上、棚卸資産の適正化を図り、世界中の顧客に安心して使ってもらうためのグローバルアフターサービス体制構築を継続する。

5. リスク

主なリスクは第1に設備投資動向にあり、顧客の中心が製造業であるため、電機、自動車、電子部品、環境・新エネルギー分野の設備投資変動が業績に影響し得る。第2に海外売上高比率上昇に伴う地域・為替リスクにあり、特に中国を中心とするアジア地域の構成比率が高く、地政学、法規制、為替変動の影響を受けやすい。第3に品質・サプライチェーンリスクにあり、半導体を含む電子回路部品、金属、プラスチックの需給や価格変動、物流費上昇、重大品質問題が業績を圧迫し得る。加えて、知的財産、情報セキュリティ、自然災害、棚卸資産評価も重要リスクとして列挙する。

6. ガバナンス

当社はコーポレート・ガバナンスを経営戦略の重要な柱の一つと位置付け、企業価値向上のための経営体制確立を目指す。コンプライアンスを最重要視し、経営効率化と経営情報の積極開示により透明性向上を図る。リスク管理面では「リスク管理規程」「危機対応規程」を制定し、代表取締役社長がリスク管理・危機対応責任者としてグループ全体を総括する。各部門と子会社は年1回のリスクアセスメントを実施し、経営会議で評価し、総務本部長が取締役会へ報告する体制を採る。株主還元については、適正な利益を確保し、会社の成長発展の原資とするとともに、株主、社員、社会へ還元したい方針を示す。具体的な配当方針や自己株式取得方針は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-12) doc_id=S100XNNG | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
104.1B 18.4倍 2.3倍 0.0% 7,420.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 40.5B 39.3B 39.2B
営業利益 6.8B 7.5B 8.0B
純利益 5.5B 6.2B 6.3B
EPS 403.2 454.8 463.5
BPS 3,246.7 2,942.3 2,718.2

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.11%
日置電機社員持株会0.06%
日置 恒明0.06%
株式会社八十二銀行 (常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)0.05%
公益財団法人HIOKI奨学・緑化基金0.04%
日置 妙子0.04%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.04%
明治安田生命保険相互会社 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.04%
日置 勇二0.03%
日置 秀雄0.03%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-06-24日置勇二 3.67%(2.14%)
2024-04-18日置恒明 6.14%(0.14%)
2024-01-22株式会社みずほ銀行 0.00%N/A
2023-12-07株式会社みずほ銀行 0.00%N/A
2023-09-25株式会社みずほ銀行 0.01%N/A
2023-06-07株式会社みずほ銀行 0.01%N/A
2021-08-20株式会社みずほ銀行 0.01%N/A

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-06TDNetその他日置電事後交付型業績連動型株式報酬制度に基づく自己株式処分に関するお知らせ7,690-5.07%
2026-03-06TDNetその他日置電譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ7,690-5.07%
2026-03-02TDNet配当・還元日置電自己株式の取得状況に関するお知らせ7,790-2.95%
2026-01-23TDNet決算日置電2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)6,750-6.07%
2026-01-09TDNet人事日置電監査役の異動に関するお知らせ6,110+2.62%
2025-12-05TDNetその他日置電中国における当社連結子会社及び連結孫会社の再編に関するお知らせ6,080+1.32%
2025-09-09TDNet人事日置電組織変更及び人事異動に関するお知らせ6,060+0.83%
2025-09-09TDNetその他日置電「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」の開示について6,060+0.83%
2025-07-15TDNet決算日置電2025年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)5,280+3.60%
2025-07-08TDNet業績修正日置電連結業績予想の修正に関するお知らせ5,590-4.47%
2025-07-08TDNet人事日置電人事異動に関するお知らせ5,590-4.47%
2025-07-08TDNetその他日置電譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ5,590-4.47%
2025-06-24EDINET大量保有日置勇二大量保有 3.67%5,630+0.53%
2024-04-18EDINET大量保有日置恒明大量保有 6.14%
2024-01-22EDINET大量保有株式会社みずほ銀行変更
2023-12-07EDINET大量保有株式会社みずほ銀行変更
2023-09-25EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.01%
2023-06-07EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.01%
2021-08-20EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.01%