Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

OBARA GROUP株式会社 (6877)

OBARA GROUPは、溶接機器、平面研磨装置、電気機器の3事業を展開する持株会社。主力は自動車ボディー向け抵抗溶接機器と、シリコンウェーハ・酸化物水晶基板向け平面研磨装置・消耗副資材。主要顧客の海外展開に合わせた生産販売網を持ち、消耗品拡大で業績安定化を志向。次世代の高速・軽量溶接ガンや高精度研磨装置の開発を進める。[本社]神奈川県大和市 [創業]1958年 [上場]1998年

1. 事業概要

OBARA GROUPは、当社、子会社30社、関連会社1社で構成し、溶接機器関連事業、平面研磨装置関連事業、電気機器関連事業を主軸に展開する。溶接機器関連事業は、主に自動車ボディー溶接向けの抵抗溶接機器の製造販売を担い、OBARA㈱、OBARA KOREA CORP.、OBARA CORP. USA、OBARA (NANJING) MACHINERY & ELECTRIC CO.,LTD.など国内外拠点で供給する。平面研磨装置関連事業は、主にシリコンウェーハ、酸化物水晶基板向けの平面研磨装置及び消耗副資材の製造販売を行い、スピードファム㈱、スピードファム長野㈱、MELCHIORRE S.R.L.などが担う。電気機器関連事業は、主に電力業界向けの配電機材の製造販売を行い、㈱日本エナジーコンポーネンツなどを中核とする。主要顧客は自動車、エレクトロニクス、電力の各業界にまたがる。

2. 競争優位性

競争優位の源泉として、会社は独自の技術を生かした事業発展の加速を掲げる。溶接機器では、長年培ってきた総合溶接機器技術を活用し、自動車メーカー各社が要求する高速・軽量溶接ガンの開発を推進する方針を示す。研究開発成果として、大型アルミ溶接ガンは縦のフトコロ800mm、最大級の加圧力16,000N、電流値52,000Aの出力を可能とする。平面研磨装置では、ダウンストリームプラズマによる気相化学エッチング反応を用いた平坦化加工装置の高精度化を継続し、DCP 200X/300Xは数値制御ドライエッチングにより加工精度、品質、環境配慮を両立する超平坦化装置として位置付ける。新型両面研磨装置は従来より2倍以上の加工能力を持ち、生産性向上を狙う。加えて、主要取引先のグローバル展開に合わせてアジア、米州、欧州へ製造販売拠点を配置しており、ローカル市場での優位性確立を志向する点も参入障壁として機能する。消耗品の受注拡大を重視しており、設備投資依存の本体装置に対し、生産数量に連動する需要を取り込むことで収益安定化を図る構造を持つ。

3. 市場環境

自動車業界では、生産コスト削減、生産ライン更新、環境対応車の拡充が進み、新興国経済の発展に伴う需要成長を見込む。自動車ボディーの溶接工程では品質向上と効率化のためロボット化が進み、高速化・軽量化した溶接ガンへの需要が高まる。エレクトロニクス業界では短期的な需要変動はあるものの、半導体が使用される製品の多様化と販売地域の世界的拡大により、中長期的な市場拡大を想定する。半導体デバイスの高速動作、低消費電力、高集積化に伴う回路線幅の微細化は、シリコンウェーハの高精度化需要を押し上げる。電力業界では、中長期的視野に立った配電インフラの整備や強化を予想する。一方で、平面研磨装置関連事業はエレクトロニクス業界の周期的需要変動の影響を受けやすく、業績変動要因となる。

4. 成長戦略

中長期戦略として、全世界で各市場ニーズに即した製品投入を進め、成長市場での販売促進を図るため、積極的な設備投資と研究開発を継続する方針を示す。経営指標としては、自己資本比率70%以上、ROE8%~10%を長期目標に置く。重点課題の第1はグループ管理にあり、品質統制、最適地生産、最適地調達を推進し、グループ全体で最大収益を確保する体制整備を進める。第2は消耗品の受注拡大にあり、自動車生産台数やエレクトロニクス基板生産数量に伴う需要を取り込み、業績安定化を目指す。第3は次世代機器の製品化にあり、溶接機器では高速・軽量溶接ガン、平面研磨装置では高精度ニーズに対応した高効率製品、電気機器では信頼性や施工性を高めた製品開発を進める。設備投資面では、スピードファム長野㈱で新工場建設第Ⅱ期を進め、製品精度向上と生産能力増強を図る。加えて、2024年12月に㈱NSSK-QQの株式を取得し、2025年3月に電気機器事業の再編を実施しており、電気機器関連事業の拡充も成長の一環と位置付けられる。

5. リスク

主要リスクの第1は顧客業界の設備投資・生産動向にあり、自動車、エレクトロニクス、電力各業界の投資変動が業績に影響する。第2は技術革新にあり、自動車ボディーで薄板鋼板の利用が減少した場合、抵抗溶接機器の需要に影響する可能性がある。平面研磨装置でも、研磨プロセスの技術革新に対し顧客要求へ継続的に対応できる保証はない。第3は為替、原材料、海外展開に伴うリスクにあり、為替変動、銅合金など原材料価格上昇、自然災害、戦争、ストライキ、疾病流行によるサプライチェーン分断が収益を圧迫する可能性がある。

6. ガバナンス

企業理念として「Quality for the Customers = Value for the Company, the Employees, the Society and the Investors; Environment for the Society = Value for the Customers, the Company, the Employees and the Investors」を掲げる。持株会社体制は2011年10月に持株会社と事業会社へ分社して構築した。提出会社の従業員は22名で、全社共通の管理部門を担う。グループ全体では1,926名を擁し、溶接機器1,123名、平面研磨装置579名、電気機器202名で構成する。労使関係は安定しており、特記すべき事項はないと記載する。株主還元の具体方針については、提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100XB5N | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
131.9B 15.3倍 1.3倍 2.4% 6,320.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 36.1B 28.2B 71.5B
営業利益 6.0B 4.1B 11.5B
純利益 3.9B 2.9B 7.6B
EPS 256.2 182.4 502.1
BPS

大株主

株主名持株比率
有限会社馬込興産0.24%
小原 康嗣0.17%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.11%
JP MORGAN CHASE BANK 385632(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.09%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.04%
BNYMSANV RE BNYMIL RE WS ZENNOR JAPAN EQUITY INCOME FUND(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.02%
JPMCB USA RESIDENTS PENSION JASDEC LEND 385051(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.02%
小原 範子0.02%
吉田 史子0.01%
JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-05-25野村證券株式会社 11.93
2026-04-07ティー・ロウ・プライス・ジャパン株式会社 7.87
2026-04-07野村證券株式会社 9.77
2026-03-23野村證券株式会社 9.64
2026-03-12ゼナーアセットマネジメントエルエルピー 6.52
2026-03-09ゼナーアセットマネジメントエルエルピー 5.0
2026-03-06野村證券株式会社 1.0
2026-03-06ティー・ロウ・プライス・ジャパン株式会社 1.0
2026-02-17野村證券株式会社 7.82
2025-11-06野村證券株式会社 7.89
2025-10-20野村證券株式会社 8.5
2025-09-22野村證券株式会社 8.15
2025-08-22野村證券株式会社 8.4
2025-08-06野村證券株式会社 8.65
2025-07-23野村證券株式会社 8.61
2025-07-03野村證券株式会社 8.73
2025-04-07野村證券株式会社 8.45
2025-03-21野村證券株式会社 8.37
2025-02-20シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社 4.12
2025-01-22野村證券株式会社 7.99

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-05-25TDNetHolding change by 野村證券株式会社
2026-04-07TDNetHolding change by 野村證券株式会社
2026-04-07TDNetHolding change by ティー・ロウ・プライス・ジャパン株式会社
2026-03-23TDNetHolding change by 野村證券株式会社
2026-03-12TDNetHolding change by ゼナーアセットマネジメントエルエルピー
2026-03-11TDNet自己株式の取得結果及び取得終了に関するお知らせ
2026-03-11TDNetbuyback: 自己株式の取得結果及び取得終了に関するお知らせ
2026-03-09TDNetHolding change by ゼナーアセットマネジメントエルエルピー
2026-03-06TDNetHolding change by ティー・ロウ・プライス・ジャパン株式会社
2026-03-06TDNetHolding change by 野村證券株式会社
2026-03-04TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2026-03-04TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2026-02-17TDNetHolding change by 野村證券株式会社
2026-02-13TDNet2026年9月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-02-13TDNet自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ
2026-02-13TDNetbuyback: 自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ
2026-02-13TDNetearnings: 2026年9月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-12-19TDNet2028年満期ユーロ円建取得条項付転換社債型新株予約権付社債の転換価額の調整に関するお知らせ
2025-11-19TDNet新任取締役候補者に関するお知らせ
2025-11-12TDNet2025年9月期決算短信〔日本基準〕(連結)