Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社IMAGICA GROUP (6879)

IMAGICA GROUPは映像コンテンツ、映像制作技術サービス、映像システムの3事業を展開する持株会社。企画制作から撮影・編集・VFX・ローカライズ・流通、放送機器やハイスピードカメラまでをグループで担い、ワンストップかつグローバル対応に強みを持つ。M&Aで機能拡張を進め、ゲーム関連やライブエンタテインメントも強化する。[本社]東京都港区 [創業]1935年 [上場]2012年

1. 事業概要

IMAGICA GROUPは、子会社48社、うち連結子会社37社で構成する映像関連グループ持株会社。事業は3セグメントで構成する。映像コンテンツ事業は、劇場映画、ドラマ番組、アニメーション作品、Web関連映像の企画制作、テレビCMやインターネット等の広告制作、出版、ミュージックビデオを主とした音楽映像制作、ライブエンタテインメントなど、映像を軸にした空間の総合プロデュースを手掛ける。主要会社はロボット、オー・エル・エム、オー・エル・エム・デジタル、ピクス、イマジカインフォス、IMAGICA EEXなど。映像制作技術サービス事業は、撮影、中継、番組・CM・PR等の映像・音声編集、デジタル合成、VFX・CG制作、デジタルシネマ、ローカライズ、ディストリビューションまでを担い、撮影・中継から編集、流通までワンストップでグローバルに対応する映像技術サービスを展開する。加えて、ゲームソフト開発、ビジュアル制作、翻訳・音声収録、品質管理、人材サービスも含む。映像システム事業は、放送映像システム、ハイスピードカメラ、医用画像システム、光学計測、映像・画像処理LSI、スポーツライブ中継・配信等を対象に、ハードウエア及びソフトウエアの開発・製造・輸入・販売・保守サービスを行う。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、映像の上流から下流までをグループ内で広くカバーする事業ポートフォリオにある。映像コンテンツの企画制作機能、撮影・編集・VFX・CG・ローカライズ・ディストリビューションを担う技術サービス機能、さらに放送映像システムやハイスピードカメラなど機器開発までを併せ持つ点が特徴となる。とりわけ映像制作技術サービス事業では、撮影・中継から編集、流通までワンストップでグローバルに対応すると明記しており、工程分断の少ない提供体制が差別化要因となる。海外も含めたインターネット動画配信事業者との取引拡大や、グローバルE2Eサービスの拡充を進めている点も、国際案件への対応力を示す。映像システム事業では、研究開発活動をハイスピードカメラの継続開発、高速画像処理システム、放送映像システム分野、医療分野向け製品開発に重点配分しており、技術蓄積が参入障壁として機能する余地がある。加えて、主要グループ会社でプライバシーマークやISMS/ISO-IEC27001:2013を取得しており、秘密情報を扱う業態における信頼性確保も受注競争上の基盤となる。市場シェアの具体数値や特許件数は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

同社が属する映像関連事業領域では、映像関連メディアの多様化により、多種多様な媒体で映像利用頻度が増加し、ユーザーのニーズ・嗜好が常に変化する環境にある。従来のテレビ放送、映画館、DVDなどの流通経路から、インターネット、とりわけスマートフォン普及を背景とした流通構造への転換が進み、誰もが映像コンテンツにアクセスし、制作も可能となったことで、競争相手の裾野が広がっている。技術面では、クラウドを活用した編集システム、リモート制作環境、バーチャルプロダクションサービスなど新技術への対応が求められる。さらに生成AIの普及は、受注業務の簡便化や業務そのものの消滅可能性を含む構造変化要因となる。一方で、同社は各種法的規制の適用を受け、各国展開先でも当該国の法的規制に従う必要がある。景気変動の影響も大きく、特にCM関係業務や企業広告支出を源とするテレビ番組業務は受注件数・金額が景気低迷時に低減しやすい。

4. 成長戦略

成長戦略として、同社はライブエンタテインメント事業やゲーム関連事業の強化を進め、新たな映像体験機会の創出を図る。加えて、海外も含めたインターネット動画配信事業者との取引拡大、多岐にわたる映像流通経路に対応するグローバルE2Eサービスの拡充、各種映像イベントの企画制作、独自IP創出とその価値拡大を推進する方針を示す。M&Aは経営の重要戦略に位置付けており、映像制作・技術サービス市場のシェア拡大、新規サービス展開、既存事業拡充、映像関連技術の獲得、人員不足への対処を目的に業務提携や企業結合を実施する。沿革上も、ロボット、オー・エル・エム、PPC Creative Limited、Pixelogic Holdings LLC、フォトニックラティス、ISLWARE、メディア・ソリューションズ、アプシィなどの取得実績が並び、機能補完型の拡張を継続してきたことが読み取れる。設備投資は映像制作技術サービス事業で編集・音響設備やシステム関連投資を実施し、研究開発は映像システム事業の製品開発に重点を置く。中期経営計画の数値目標は提示テキスト内では確認できない。

5. リスク

主なリスクは3点に整理できる。第1に、映像関連メディアの多様化や消費者嗜好の急変、過度な競争により、映像関連事業の成長が鈍化するリスク。第2に、クラウド編集、バーチャルプロダクション、生成AIなど技術変化への対応コスト増加や、技術優位性低下、受注業務の簡便化・消滅リスク。第3に、M&A後のシナジー未達やのれん減損、人材確保難、情報漏えい、知的財産権侵害、景気変動による広告需要減退、制作スケジュール遅延や予算超過などの実務リスクがある。

6. ガバナンス

リスク管理面では、リスク管理規程に基づきリスク管理委員会を組成し、リスク管理の一元化・高度化を推進する。代表取締役社長が委員長を務め、総務部門が事務局となり、グループ各社のリスク管理責任者等が参画する体制を敷く。委員会は発生リスク事案への対応に加え、リスクアセスメントや事業継続計画の策定を継続実施する。情報管理面では、主要会社でプライバシーマークやISMSを取得し、全従業員向けコンプライアンス研修や情報セキュリティリスクアセスメントを実施する。人的資本関連では、提出会社の管理職に占める女性労働者比率16.7%を開示する。なお、2025年5月9日開催の取締役会で、MBOの一環として行われる公開買付けへの賛同と応募推奨を決議しており、その後の一連の手続きにより最終的に上場廃止となる予定と記載する。株主還元方針の具体的記載は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W66Q | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 96.9B 99.7B 94.1B
営業利益 2.5B 3.9B 3.9B
純利益 -3.7B 2.4B 3.9B
EPS -84.0 53.6 86.8
BPS 779.8 855.9 809.8

大株主

株主名持株比率
株式会社クレアート0.47%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.10%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.07%
KIA FUND 136(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.02%
IMAGICA GROUP従業員持株会0.01%
INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)0.01%
株式会社フジ・メディア・ホールディングス0.01%
GOVERNMENT OF NORWAY(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.01%
株式会社クレアートホールディングス0.01%
THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044(常任代理人 株式会社みずほ銀行)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-07-07株式会社クレアート 92.09%--
2025-07-07みずほ証券株式会社 0.00%N/A
2025-07-03野村アセットマネジメント株式会社 1.70%(3.98%)
2025-06-27株式会社クレアート 92.09%+37.24%
2025-06-20みずほ証券株式会社 0.05%+0.05%
2025-06-06野村アセットマネジメント株式会社 5.68%+5.68%
2025-05-16株式会社クレアート 54.85%--
2022-08-10株式会社クレアート 54.85%+1.44%
2022-03-30株式会社クレアート 53.41%--
2022-02-17株式会社クレアート 53.41%(0.90%)
2021-12-17株式会社クレアート 54.31%(1.15%)
2021-12-15株式会社クレアート 55.46%(1.04%)
2021-12-10株式会社クレアート 56.50%--
2021-11-22大和アセットマネジメント株式会社 0.53%(15.81%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-09-26TDNetMBO・上場廃止IMAGICA G当社株式の上場廃止のお知らせ791
2025-09-02TDNetその他IMAGICA G株式併合、単元株式数の定めの廃止及び定款の一部変更に係る承認決議のお知らせ792-0.13%
2025-07-25TDNet人事IMAGICA G役員等に対する譲渡制限付株式(報酬)としての自己株式処分の払込完了に関するお知らせ792-0.13%
2025-07-07EDINET大量保有株式会社クレアート大量保有 92.09%796-0.38%
2025-07-07EDINET大量保有みずほ証券株式会社変更796-0.38%
2025-07-07TDNetその他IMAGICA G親会社以外の支配株主の異動に関するお知らせ796-0.38%
2025-07-03EDINET大量保有野村アセットマネジメント株式会社大量保有 1.7%792+0.00%
2025-06-27EDINET大量保有株式会社クレアート大量保有 92.09%793-0.13%
2025-06-21TDNetM&AIMAGICA G三日月株式会社による当社株式に対する公開買付けの結果及び主要株主の異動に関するお知らせ
2025-06-20EDINET大量保有みずほ証券株式会社大量保有 0.05%790+0.25%
2025-06-06EDINET大量保有野村アセットマネジメント株式会社大量保有 5.68%793+0.00%
2025-05-16EDINET大量保有株式会社クレアート大量保有 54.85%792+0.00%
2022-08-10EDINET大量保有株式会社クレアート大量保有 54.85%
2022-03-30EDINET大量保有株式会社クレアート大量保有 53.41%
2022-02-17EDINET大量保有株式会社クレアート大量保有 53.41%
2021-12-17EDINET大量保有株式会社クレアート大量保有 54.31%
2021-12-15EDINET大量保有株式会社クレアート大量保有 55.46%
2021-12-10EDINET大量保有株式会社クレアート大量保有 56.5%
2021-11-22EDINET大量保有大和アセットマネジメント株式会社大量保有 0.53%