三社電機製作所グループは、当社、子会社9社、関連会社1社で構成し、半導体素子と電源機器の製造販売を中核事業とする。半導体は当社に加え、サンレックスコーポレーション、サンレックスリミテッド、三社電機(上海)有限公司、サンレックスアジアパシフィックPTE.LTD.が販売を担う。電源機器は当社のほか、三社電機(広東)有限公司、株式会社諏訪三社電機、大阪電装工業株式会社が製造販売し、東莞伊斯丹電子有限公司が製造を担う。加えて株式会社三社ソリューションサービスが、機器据付・試運転、修理、保守、施工請負、電源機器およびそのシステム販売を行う。提供領域は電力用半導体デバイス、各種電力変換機器、それらを制御するシステムに及ぶ。小型カスタム電源から大型電源機器までを開発・製造し、太陽光発電システム用パワーコンディショナー、蓄電システム用・燃料電池用インバーター、試験・評価用電源、無停電電源装置などを展開する。
競争力の源泉は、創業以来培ったパワーエレクトロニクス関連技術と、パワー半導体技術と電源機器技術の融合にある。会社は自らの強みを「世界トップレベルまで磨かれている」と位置付け、電力損失を最適化する技術を活かして、電力使用時や蓄電時のエネルギーロスを低減する革新的な電源回路を開発する。研究開発体制は半導体開発グループと電源機器開発グループ、さらに先端技術調査を担う技術企画グループで構成し、中期経営計画と連動した技術マスタープランとロードマップに基づき新技術・新製品を企画開発する。具体例として、定格電圧1,700V、定格電流300AのSiC-MOSFETモジュールを製造販売開始し、高周波加熱分野で設備の小型化と高効率化に寄与する。高速動作が可能な絶縁型SiCディスクリートも開発し、半導体製造装置や高稼働率産業機器への応用を見込む。さらに、エレベーターやサーボドライブ向けに高信頼性かつ低損失のサイリスタ、ダイオードのラインアップ拡充を進める。電源機器では系統安定化技術を強みとし、表面処理用電源のグローバルシェア拡大を重点施策に掲げる。加えて据付、修理、保守、施工請負、長期修繕契約の締結推進は、製品販売後の継続接点を生み、差別化要素となる。
市場環境は脱炭素化と電化の進展が追い風となる。世界的にカーボンニュートラルや脱炭素社会の実現に向けた取り組みが加速し、企業には厳格な環境規制対応、再生可能エネルギー導入拡大、エネルギー利用最適化が求められる。日本でもGX実現に向けた政策具体化が進み、電力インフラ強靭化やエネルギーマネジメント高度化が重要テーマとなる。加えて世界的な電力需給のひっ迫やエネルギー価格変動を背景に、エネルギー効率を高める技術への期待が高まる。こうした環境下で、同社は再生可能エネルギー、蓄エネルギー、モビリティ、データセンター、通信インフラ、半導体製造装置などを重点市場に据える。一方で、国内外競合との価格競争、各国の関税変動、RoHS指令などの法規制対応は継続課題となる。
中期経営計画「CF26」は2025年3月期から2027年3月期を対象とし、「Global Power Solution Partnerの実現に向けた経営改革の3年」と位置付ける。財務目標として自己資本利益率(ROE)10%以上の実現を掲げ、戦略的投資と無形資産投資により事業成長と収益性向上を図る。半導体事業では、従来の建設関連、産業用設備に加え、モビリティ、再生可能エネルギー・蓄エネルギー、データセンターなどのインフラ市場に注力し、SiC製品の拡充と地域ごとの適切なグローバル展開を進める。電源機器事業では、新エネルギー分野の製品開発、表面処理用電源のグローバルシェア拡大、設計標準化、資本業務提携先との協業、小型電源による情報インフラ、急速充電器、半導体製造装置向け新市場開拓を推進する。当期実績として、モジュール型蓄電池試験・評価用電源、大容量パワーコンディショナー系統連系シミュレーター電源装置を開発し、後者は福島再生可能エネルギー研究所に納入した。豊橋マイクログリッドには蓄電池DC/DCコンバーターや太陽光発電用DC/DCコンバーターを納入する。次年度施策では、UPS販売強化、試験・評価用電源拡販、オーダー品標準化、長期修繕契約締結推進による受注拡大も掲げる。
主要リスクは、第一に製品品質と開発遅延に関するリスクとなる。欠陥発生時には多額コストや評価低下を招き、開発遅延やタイムリー供給不能は業績に影響する。第二に部品調達、素材価格、外注先経営状況、国際情勢に起因するサプライチェーンリスクとなる。電子部品の調達長期化、海外通関政策、輸送コスト上昇、地政学リスクは供給制約を招く可能性がある。第三に価格競争と法規制対応のリスクとなる。国内外競合との競争激化、RoHS指令など各国規制への対応遅れは収益性を圧迫し得る。
ガバナンス面では、中期計画でコーポレート・ガバナンス強化を明示し、投下資本を最大限活用して株主資本コストを上回るROEを目指す方針を示す。株主還元の充実も重要施策に位置付ける。コンプライアンス面では、輸出貿易管理令、不正競争防止法、贈収賄防止法、建設業法など多岐にわたる法令遵守が必要にあり、社内規程整備、内部統制システム構築、定期評価、研修、内部通報制度運用により体制強化を進める。事業継続マネジメントも重点項目に掲げ、災害や危機発生時の迅速対応能力向上を図る。人的基盤では、次世代リーダー育成や管理職マネジメント強化の外部研修を実施し、D&I推進と人材育成をサステナビリティ戦略に組み込む。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 20.7B | 20.3倍 | 0.7倍 | 2.9% | 1,385.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 28.0B | 26.7B | 26.7B |
| 営業利益 | 1.3B | 1.4B | 1.4B |
| 純利益 | 910M | 381M | 381M |
| EPS | 68.4 | 28.6 | 28.6 |
| BPS | — | 1,872.6 | — |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 三菱重工業株式会社 | 0.10% |
| 合同会社みやしろ | 0.06% |
| 日東工業株式会社 | 0.05% |
| 三社電機従業員持株会 | 0.03% |
| パナソニックホールディングス株式会社 | 0.03% |
| 四方 邦夫 | 0.02% |
| 株式会社池田泉州銀行 | 0.02% |
| BNP PARIBAS NEW YORK BRANCH - PRIME BROKERAGE CLEARANCE ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 0.02% |
| 四方 英生 | 0.02% |
| THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044(常任代理人名 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.02% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2024-12-06 | パナソニックホールディングス株式会社 | 4.99 | |
| 2024-01-31 | パナソニックホールディングス株式会社 | 6.02 | |
| 2024-01-16 | パナソニックホールディングス株式会社 | 7.08 | |
| 2022-11-30 | 三菱重工業株式会社 | 8.93 | |
| 2022-11-14 | パナソニックホールディングス株式会社 | 8.12 | |
| 2022-04-04 | パナソニックホールディングス株式会社 | 14.48 | |
| 2022-02-15 | 合同会社 みやしろ | 5.07 | |
| 2022-01-31 | パナソニック株式会社 | 14.48 |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-29 | TDNet | 剰余金の配当に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-02-26 | TDNet | 代表取締役の異動、組織変更および役員等の人事に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-02-16 | TDNet | 社外監査役の辞任および補欠監査役の監査役就任に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-07-30 | TDNet | earnings: 2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | — | — | ||
| 2025-07-30 | TDNet | 2026年3月期 第1四半期 決算説明資料 | — | — | ||
| 2025-07-30 | TDNet | 2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | — | — | ||
| 2025-05-30 | TDNet | dividend: 剰余金の配当に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-05-30 | TDNet | 剰余金の配当に関するお知らせ | — | — | ||
| 2024-12-06 | TDNet | Holding change by パナソニックホールディングス株式会社 | — | — | ||
| 2024-01-31 | TDNet | Holding change by パナソニックホールディングス株式会社 | — | — | ||
| 2024-01-16 | TDNet | Holding change by パナソニックホールディングス株式会社 | — | — | ||
| 2022-11-30 | TDNet | Holding change by 三菱重工業株式会社 | — | — | ||
| 2022-11-14 | TDNet | Holding change by パナソニックホールディングス株式会社 | — | — | ||
| 2022-04-04 | TDNet | Holding change by パナソニックホールディングス株式会社 | — | — | ||
| 2022-02-15 | TDNet | Holding change by 合同会社 みやしろ | — | — | ||
| 2022-01-31 | TDNet | Holding change by パナソニック株式会社 | — | — |